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2008.08.15

プロレスリング・ノア presents SEM ex 『みちのくメルヘン物語2008』

湯沢市皆瀬総合支所前グラウンド特設リング
08081502 年もやってまいりました、昨年奇跡の復活(?)を果たした秋田県は旧皆瀬村でのお祭りプロレスです。終戦記念日に毎年奉納される神事としても非常に興味深いこのイベント。特に今年は「小橋建太の命(みこと)」降臨ということで、ある種特別な雰囲気となっていました。
 私もかなり厳しい日程の中でしたが、この神事だけはどうしてもはずせないということで、無理を押して参戦いたしました。娘やカミさんも、昨年大変に盛り上がり、かつラッキーなことが多発したこともあって非常に楽しみにしていたんですが、娘二人が夏カゼをひいてしまい発熱、泣く泣く(ホントに泣いてました)参加できませんでした。つまり今年は私一人で会場へ行ったというわけです。
 さて、このイベントが開催されるいきさつや神事としてのプロレスについては昨年の記事からいろいろと読んでいただければわかると思います。
08081501 今年は予算の関係でしょうかね、ノア全体としての開催ではなく、下部大会形式としてのセムという形で行われました。そのため、昨年までにくらべますと、参加選手数は半減しました。ただ、セムとは言っても特別な扱いなのでしょう、若手中心ではなく、三沢社長はもちろん、小橋、秋山といったベテラン主力選手も参戦する豪華な内容でした。参加選手が減ったおかげで、内容の濃い試合が多かったとも言えますね。試合結果などは公式でご確認下さい。
 第1試合は若手によるスピーディーかつエキサイティングな試合で、まずは会場の人たちをグッと引きつけました。
 続く第2試合は対照的にまったりとした試合。宮城出身で私と同い年の菊池選手が見事に土着の神を演じていました。しまいには泉田選手の後方から腰を突き上げる、牛の交尾のような技(?)も飛び出し、うむこれぞ五穀豊穰を願う日本の神事そのものだと感じました。
 第3試合と第4試合ではモハメド・ヨネ選手のうまさが光りました。彼は体もいいし、なにしろ受けがうまいので、誰が相手でも面白い試合を提供できます。また、相手選手とのコミュニケーションのみならず、お客さんとのコミュニケーションも上手でして、いいプロレスラーだなあと改めて感心した次第です。
 第5試合では、なんといっても太田一平のやられっぷりでしょう。昨年は青木選手がやられ役でしたが今年は一平ちゃん。こうしていじめられて一流になっていくんですよね。そして、こういうやられ役、いじめられ役というのも神話に欠かせない存在。何かが昇華されていくんですね、そうやって。それにしても三沢社長は全然動かないっすね。まあ社長さんですから、ああやって鎮座しているだけでいいんでしょう。
08081503 メインは、地方のお祭り大会とは思えないほどヒートアップしたノアらしい素晴らしい試合でした。大会場でのテレビマッチとなんら変らない激しいプロレス。その中にあって、やはり小橋の存在感でしょうかね。もう入場からして異常な興奮状態。試合でも大技を惜しみなく出し、また退場だけでも15分くらいかかったんじゃないでしょうかね、神の降臨に山中の寒村がある種の陶酔状態に包まれていました。まさにマレヒトの来訪といった風情。小橋選手は終始笑顔でその歓待に応え、一人一人としっかり握手をしていました。写真は退場時に観客といっしょに花火を見上げて感動する小橋選手です。美しい光景じゃあありませんか。
 私も、昨年の腎臓ガンからの復帰を境に、彼から特別なオーラが出ているのを感じています。握手会でもそれは強く感じましたが、今回の興行(祭事)で改めて彼が生き神であることを痛感しました。もちろん、それは彼の人格による部分もあると思いますが、やはり、大病の克服という一つの「物語」が彼に神性を与え、彼の存在自体が現代の神話になっているという事実があるのでしょう。そうした神不在の現代において、彼は非常に貴重な存在です。
08081504 さて、今回は涙をのんで不参加となってしまった娘たちのために、その小橋選手のグッズやサインを入手してきました。バーニングのTシャツにサインをしてもらい、さらにサイン色紙をいただきまして、さらにさらにノアの公式エナメルバッグを購入いたしました。入場の際にも多額の(?)協賛金を奉納いたしましたし、私なりに神への感謝と尊崇の気持ちを表現してきたつもりです。
 県境にある旧皆瀬村は先日の岩手・宮城内陸地震で大きな被害を受けました。今も宮城に通じるはずの道は通行止めが続いています。そのような状況の山村に「神=モノノケ」たちが多数集い、村人とともに自然の中で祭事を行なうというのは本当に素晴らしいことですし、本来の日本的な姿だと思います。天空に響き渡る数知れない小橋のチョップの音は、まさに太鼓の乱れ打ちのようでありました。

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