サラリンピック2008
北京オリンピックの開会式を観てましたが、いかにもバブリーな中国の自慢話大会みたいな感じになっていて、だんだんこちらのテンションが下がってきてしまったので、気付けに録画してあった「サラリンピック」の方を観ました。気合いが入ったぞ。
オリンピックと同時期に行われる大会としてはパラリンピックがありますが、「サラリンピック」なるものが、もうすでに開幕していたとは、さらにそれが東京で行われていたとは知りませんでした(笑)。
ご存知ない方にはぜひ観ていただきたいのですが、残念ながら動画はアップできませんので、NHKさんのサイトで雰囲気を感じて下さい。
まずは「男子 200M 通勤 障害 決勝」です。こちらで静止画をどうぞ。
いやあ、静止画では雰囲気が伝わらず残念なんですが、なんといっても実況が廣田直敬アナウンサーというのがいいですね。ものすごい臨場感というか、リアリズムです。NHK、こだわってますね。その語り口のみならず、シナリオがお見事。
この競技、200メートルの間に、都会のサラリーマンの通勤時にふりかかる(のか?)障害が四つセットされています。
まず、第一障害は「ゴミ捨て」です。「今日は燃えるゴミの日です」というさりげない廣田アナ、最高っす。ここでアクシデントが発生。アメリカの選手、まさかの「分別ミス」で反則、主婦に怒られます(笑)。
第二障害は「改札」。最近の電子化のため、ICカードが必要になるんですが、ジャマイカと中国の選手は改札機を飛び越えちゃいます。これはなぜか反則ではない…あとで電車代を請求されると解説されていますが。
第三障害は「立ち食いそば」。ここではジャマイカの選手が、箸の使い方がわからず難渋(笑)。イタリアは意外にもフォークとスプーンで対抗。パスタ感覚でそばを食します。
第四障害は「満員電車」。ここはやはり日本人が強いか!?そばでは健闘したイタリア人、なんと満員電車内で運命の女(ひと)に出会ってしまい、もう競技を忘れて求愛を始めてしまいます(笑)。「恐れていたことが大切な決勝で起きてしまいました」と廣田アナ。
そしてゴール。結局、写真判定の結果、「ネクタイの差」で中国が優勝。日本敗れたり!
次の競技は「男子 くし投げ 決勝」。こちらで静止画をどうぞ。
この競技はシンプルです。やり投げの串版ですね。しかし、どの串を選ぶかというような、ある種の作戦や心理戦が見どころのようです。まあtorikawaの串とnegimaの串とで、どのように飛距離が変るのか、全くわかりませんが…笑。
結果として、この競技では日本の藤田が世界新記録で優勝!ゆずの「栄光の架橋」をバックにスローモーションで再生される感動シーンには、思わずホントに涙が…。
まあ、とにかく面白いですよ、これ。できれば他の競技も観てみたいですねえ。次は4年後、戦いの舞台は「西葛西」だそうです(笑)。もう、まったくぅ、NHKさんったら…面白過ぎですよ。
15日深夜というか16日早朝(午前3時25分から)に再放送がありますから、ぜひご覧下さい。
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