無添くら寿司
回転寿司については、4年前に文化論的(?)に書いてます。こちらです(あの頃は文が短くてよかったなあ)。その後も、すしマニアのカミさんを満足させるべく、また、子どもたちのレジャーも兼ねて、時々回転寿司には行っていました。しかし、私はどうも楽しくなかった。
実は、私はちょっとした添加物過敏症でして、特に化学調味料や保存料を大量に摂取すると、体調が非常に悪くなるんですね。一人暮らししてた頃に、あまりにたくさん摂取していたからでしょうか。コンビニ弁当ばっかり食べてましたから。15年くらい。
で、どうも近所の某回転寿司店に行きますと、一皿100円という経済性はいいんですが、あんまりおいしくない上に体調が悪くなるんですね。某ハンバーガーを食べた時と同じような不快感、倦怠感に襲われる。それで、どうも足が遠のいていたんですね、回転寿司から。
しかし、最近、自らすすんで行きたいと思うお店ができました。それが「無添くら寿司」です。
この回転寿司店、その名の通り「無添加」を売りにしています。それが本当に徹底していて、ネタはもちろん、酢や醤油やマヨネーズにいたるまで全て、化学調味料・人工甘味料・合成着色料・人工保存料を使っていません。たしかに全く私の体が変調を来さないので、これは本当みたいです。
シャリもおいしいし、ネタ自体も新鮮(55分で廃棄…ちょっともったいないのですが)、単純に寿司としてかなりおいしい部類に入ると思います。少なくとも私が行った回転寿司店の中ではダントツにおいしい。
今日は昼間ちょっと用事があって山梨大学へ家族で行きました。そのあと、甲府市のプールで水泳。私も久々に100メートルメドレー(最後は横泳ぎ!)やったりして、家族みんなクタクタかつ腹ペコペコになりました。カミさんなんか、頭までクタクタなのか、「あ〜、おなかいっぱい」とか言い出すし(本人曰く、「おなかいっぱいすいた」という意味らしい)。じゃあ、くら寿司行こう!ということで、プールの近くにある店舗に行きました。
予約のシステムもシンプルでよろしい。回転寿司としてはお客の回転もスムーズで、混んでいてもそれほど待ちません。ちなみにケータイ予約もできます。店員の教育もかなり行き届いているようで、いつもニコニコ気持ちよく接客してくれます。
今日はラッキーなことに店舗最奥部、つまり最上流に案内されました。以前最下流に座り、けっこう大変だったことがあります。食べたいものはみんな食べられちゃってるし、最後河口部分でトラブルが発生し、なんだか皿が洪水のように氾濫するし、まあ大変でした。とにかく遠方(上流方向)に流れる獲物に目をつけていても、みんなどこかで捕られちゃうんですね。おいしそうなネタはみんなやられる。最後にはそれが捕られないでここまで来るかどうかを楽しむという変な事態になってました(笑)。お〜、奇跡的にすぐそこまで来たぞ!と思ったら隣の人が捕っちゃったりして…(泣)。
まあ、そういうわけで、今日は最上流ですからね。これはもう楽しかった。たしかにコーナー曲がってすぐに出てくるので、ゆっくり判断できないというのはあるんですが、とにかく新鮮なものがゾロゾロ出てくる。フルメニューです。シャリもにぎったばかりであったかい。ちょっとしたブルジョア気分です。
特においしかったのは、油の乗った「焼きはらす」と「メガビントロ」、「いわし」あたりでしょうか。「あなご」も旨かったなあ。
私はお酒も呑みました。ここの日本酒はやはり無添加の純米酒。これがなかなかいいお酒なんです。寿司自体無添加ということもあって、シンプルで薄味なんですが、それに良く合うさっぱりした日本酒です。日本酒マニアからも合格点差し上げます。
あとですねえ、私はこのくら寿司に来ると、一つ楽しみがあるんですよ。それは「わさび」。時々川を流れてくるんですね。容器に入って。これがメチャクチャ美味いんですよ。本生わさびですね。もちろん超辛いわけですが、これをですねえ、ちょっとつまみないがらお酒を呑むと、これが絶品なんです。ちょっとおなかを休めようか、なんて時には最高のメニューです。もちろんタダですし。
子どもたちも大喜びです。そう、ここの面白いシステムに「ビッくらポン!」というのがあります。食べ終わった空いた皿の挿入口がテーブルに付いてるんでね。そこにガラッと皿を放り込みます。で、自動的にカウントするとともに、5枚ごとにルーレットが回ってですね、それで当たりが出ますと、ガチャガチャみたいなカプセルが出てくるんです。その中には、くら寿司のキャラ(これがなかなか面白い。善玉、悪玉、それぞれ妖しくて面白い)の人形が入っている。子どもは大喜びですよ。ゲーム性もあるし、たしかに5枚単位で食べようとするので、ついつい多めに食べちゃいますから、うまい商売だと思いますよ。回転寿司は家族で来ることが多いので、こうやって子どもを楽しませるのもうまい方法ですし、コレクション性もあるので、ついついコンプしたくなる…。
で、今日はすごかったんですよ。水泳後で腹がへっていたというのもあって、いつもより多く、家族で30皿食べたんですが(つまり3000円分)、なんと6回ルーレットを回して、3回当たりが出ました!勝率5割です。そして、それぞれのカプセルに500円の商品券が入っていたので、なななんと、実質半額になっちゃったではありませんか!一皿50円で、あんな旨いもの喰ったってことですか…感激です。
なんだか、今キャンペーン中なのか、土日の当選確率が上がっているらしい。そして、500円券が必ず入っているとのこと。超大盤振る舞いですよねえ!?まじでビッくらポンです(笑)。
というわけで、今日はいい日だったなあ。上の娘も初めてちゃんと泳げるようになったし。うまい寿司を安く食べられたし。庶民の小さな幸せを演出してくれた「くら寿司」さんに感謝します。皆さんもぜひ行ってみてください。
PS サイドメニューのデザートや味噌汁もぜひ。添加物が入っていないと、こんなに素朴な味なんだ!と、なんだか今さらながら感激しますよ。ポテトサラダとか家庭の味そのまんまだし。なにしろ、会社のポリシーが「食の戦前回帰」ですから(笑)。徹底してます。
| 固定リンク
「グルメ・クッキング」カテゴリの記事
- 『彼岸花』 小津安二郎 監督作品(2024.06.16)
- KOSelig JAPAN cafe(コーシェリジャパンカフェ) 福岡二日市店(2024.05.03)
- TAXIめし リターンズ(ミヤテレ)(2024.04.04)
- 東洋軒のブラックカレー(2024.03.28)
- 味の素は悪魔か?(2024.02.23)
コメント
こんにちは。
ひょっとして、そのお店は開店してから間がないんじゃないでしょうか。あの抽選でのサービス券、うちの近くの店では全く入ってません。開店直後は入っていたのですが、最近はオリジナルキャラクターグッズばかりです。小さいお友達はそっちの方が喜ぶようですが、大きなお友達はサービス券の方がいいですね。
現在はサービス券はケース内に見えないので潔いのですが、一時は「ケース内だが、絶対に抽選では当たらない場所」、つまり死腔みたいなところに入れられていました。
京都でもお店は大はやりですし、それは経営努力のたまものでしょうが、さすがに物価の高騰には耐えかねたのか、ちょっとネタが小さくなりました。
投稿: TKJ | 2008.07.13 08:17
TKJさん、おはようございます。
この店舗は比較的前に出来たものです。
なんだか特別なキャンペーン中なんでしょうか。
今まで何度か行きましたが、実は一度も当たりませんでしたし、
サービス券も入っていませんでした。
山梨には二つしか店舗がなく、
それもここからは1時間以上かかるところにあります。
ですから、月に一回くらい、安上がりなレジャーとして利用してます。
投稿: 蘊恥庵庵主 | 2008.07.13 08:31
おいしそうです。早速最寄店を探してみましたところ、
かなり遠いですが、うちでもぜひ行ってみたいと思い
ます。
シンボルが一ドル札の裏面の図柄に似ているのが
面白いですね・・・・・。
投稿: 貧乏伯爵 | 2008.07.13 16:06
伯爵さま、こんばんは。
いや、ホントおいしいですよ。
ぜひ足を伸ばしてみてください。
ちなみに中心キャラの回転むてん丸は、
ウチの下の娘にそっくりです(笑)。
投稿: 蘊恥庵庵主 | 2008.07.13 20:29