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2008.07.23

ザ・ビートルズ 『ラヴ・ソングス』

The Beatles 「Love Songs」
7417588 なさん、生まれて初めて自分のお金で買ったレコード(CD)ってなんでしょうか。
 私はビートルズです。それも実に渋く「Love Songs」という2枚組のコンピレーション・アルバムでした。中学1年生の時でしょうか。1977年11月に発売。11月中に蒲田の駅ビルまで行って買ったような記憶があります。ちなみに翌月、次に買ったのがELOの「アウト・オブ・ザ・ブルー」でした(こちらの記事ではこのOTOBを、初めて買ったレコード、と書いていますが、間違いでした)。この二組の二枚組アルバムが、私の音楽人生に大変な影響を与えましたね、今考えますと。
 小学校5年生くらいからビートルズを聴いていましたが、自分でレコードを買ったのはこれが初めてです。それまでは姉が持っていた「レット・イット・ビー」や「アビー・ロード」「サージェント・ペパーズ…」、それからなぜかオープンリールに録音されていた「マジカル・ミステリー・ツアー」なんかをよく聴いていました。そう、ちょっと後期に偏っていたんですね。
 当時は小学生でもずいぶんとませていたもので、友だちからはよく「ビートルズは初期に限る!」とか言われていた記憶があります。でも、持っていないものは聴けないので仕方がない。AMラジオで特集されたものを録音して聴いたりもしてましたが、やっぱり自分で買ったレコードがないというのは、それらませた友人たちに対して、大きなビハインドとなっていました。
 結局そのまま小学校を卒業し中学に進学。いよいよ周囲も音楽について語ることが増えまして、面白い状況になってきました。まずは邦楽派と洋楽派にわかれる。洋楽派でも全米ヒットチャート派と日本ヒットチャート派に分かれる。ま、御想像のとおり、全米派は日本派を小馬鹿にし、邦楽派を大馬鹿にしてましたね(笑)。私もいちおうビルボードのヒットチャートをノートに記録したり、いちおう全米派に属してました。でも、中にはキャッシュボード派がいたり、あるいは全英チャート派がいたり、妙なところでは全伊チャート派がいたりと、今思うと実におませさんでしたね、みんな。
 さて、そんな中、多少遅ればせながら買ったのが、この「ラヴ・ソングス」であります。他のビートルズのアルバムは、みんな友だちが持っていたんですね。オリジナル・アルバムはもちろん、その前年に版権が切れて、いろんなコンピレーションを販売できるようになって、そうみんな「ロックンロール・ミュージック」とか買ってたんですね。で、その「ロックンロール・ミュージック」とのペアリングとして発売されたこのラヴ・バラード集はまだみんな買ってなかった。みんな若いからイケイケな音楽を好みますからね。そこで、よっしゃオレが買ってやる、ということになったと。
 今、見てみますと、けっこう渋い選曲ですよね。比較的初期が多めでしょうか。ですから、このアルバムで初めて聴いた曲もけっこうありました。そういう感激はありましたが、後期ものに慣れていた自分としてはちょっとした物足りなさを感じたのも事実です。ま、今思えばまさに若気の至りなわけですけど。
 そんなわけで、久々にアナログ・レコードを引っ張り出してきて、聴いてみようと思います。あれから30年(!)経って、どのような印象を持ちますことやら。
 いちおう、曲目リストをコピペしておきます。
 A面
イエスタデイ - Yesterday
アイル・フォロー・ザ・サン - I'll Follow The Sun
アイ・ニード・ユー - I Need You
ガール - Girl
イン・マイ・ライフ - In My Life
ワーズ・オブ・ラヴ - Words Of love
ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア - Here, There And Everywhere
 B面
サムシング - Something
アンド・アイ・ラヴ・ハー - And I Love Her
恋におちたら - If I Fell
アイル・ビー・バック - I'll Be Back
テル・ミー・ホワット・ユー・シー - Tell Me What You See
イエス・イット・イズ - Yes It Is
 C面
ミッシェル - Michelle
イッツ・オンリー・ラヴ - It's Only Love
恋のアドヴァイス - You're Going To Lose That Girl
エヴリー・リトル・シング - Every Little Thing
フォー・ノー・ワン - For No One
シーズ・リーヴィング・ホーム - She's Leaving Home
 D面
ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード - The Long And Winding Road
ジス・ボーイ - This Boy
ノルウェーの森 - Norwegian Wood
悲しみはぶっとばせ - You've Got To Hide Your Love Away
アイ・ウィル - I Will
P.S.アイ・ラヴ・ユー - P.S. I Love You

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コメント

前略 蘊恥庵御亭主 様
LPレコードのジャケットは・・・本当に
芸術品でしたね。美しかった。
飾ることの出来る対象でした。
CDとは やはり「異質」のものですね。
LP・・・「えるぴー」・・・
「レット イット ビー」。
愚僧の兄が・・・口ずさんでおりました。
それを 愚僧は訳もわからず「えるぴー」と
復唱いたしておりました。笑
懐かしい 思い出です。
あっ・・・思い出といえば・・・そう。
左卜全(ひだりぼくぜん)様御出演の・・・
「ボクは五才」という映画。笑
北林谷栄様とか・・・ミヤコ蝶々様とか
御出演だったと記憶いたしております。
とっても素晴らしい日本映画でした。
夏休みにNHKで放送して下さると・・・
子供たちに「夢」を与えてくれると思います。
あぁぁぁ・・・懐かしい。笑
合唱おじさん 拝


投稿: 合唱おじさん | 2008.07.31 07:53

合唱おじさんさま、おはようございます。
CDになって寂しいのは、まずジャケットですね。
昔は本当に存在感がありました。
インテリアとして毎日選んで飾ってましたね。
それが今では…。
「ボクは五才」、幻の名画ですよね。
私は未見です。
DVDにもなっていないようですね。
「私は二歳」は持ってますが…笑
これも好きですけど。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2008.07.31 10:34

前略 蘊恥庵御亭主 様
御他界なされた市川崑監督。
愚僧は・・・「炎上」「破戒」
「東京オリンピック」に影響を
受けました。
「ディズニー」や「漫画」に
関心があられたそうです。
漫画に関心のある監督といえば
ギレルモ・デル・トロ監督。
「デビルズ・バックボーン」
は愚僧の一推し作品です。笑
合唱おじさん  拝

投稿: 合唱おじさん | 2008.08.02 09:35

合唱おじさん様、こんにちは。
昨夜は典座を担当しまして、
結構、結構でうまく行きました。
ありがとうございました。
さて、私も「炎上」「破戒」「東京オリンピック」は観ました。
市川崑監督の作品に限らず、往年の名匠の映画には、
本当に人間味が溢れていますね。
人間臭いものばかり。
「デビルス・バックボーン」という作品は全く知りません。
今度チェックしてみます。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2008.08.02 14:02

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