『牧家の白いプリン』 (牧家)
私、顔に似合わずミルクプリンが大好きなんです。家族もそれを知っていて、私のご機嫌をとろうという時には、必ず冷蔵庫にミルクプリンを潜ませます。
そして、今日もまたおいしいミルクプリンが差し出されました。なぜか下の娘が、私がトイレで用を足している最中に持ってきたんですが、最初は何を持ってきたのかさっぱりわかりませんでした。それこそトイレで使う何かかと思いました。何しろ、左の写真のような形状のパッケージなので。誰もわかりませんよ。透明の筒の中に、なにやら白い球体が詰め込んである。大きく商品名が書いてあるわけでもなく…。
で、トイレからそれを握って出てきましてね、よ〜くその球体を観察してみますと、それはある種の風船であることがわかりました。さっそく手にとってみますと、プヨプヨしたゲル状の物質がその風船に充填されていることが確認できます。しかし、正体はわからず。
居間に戻って、「何これ?」と言うと、子どもたちが「すごくおいしいよ」と言います。えっ?これ食べ物なの?
カミさんが「ミルクプリン」だよ、と言いました。しかし、私の頭は混乱したまま。だって、ミルクプリンと言えば、通常はカップに入っているじゃないですか。てか、それ以外は見たことがない。例えば、私も大好きな古典的作品である(とは言っても発売は1995年です)森永の牛乳プリン。ああいうふうにカップに入ってるのが普通でしょう。
あっそうそう、あのなんともレトロな太陽をモチーフにした赤いマーク、あのキャラクターの名前知ってますか?
あれって「ホモちゃん」っていうんですよね(笑)。ホモジナイズのホモ(昔はホモゲナイズドと書いてありましたな…幼心にものすごく妙な響きの言葉だと思った記憶があります)。
おっと、また話がそれた。そう、牛乳プリンみたいにカップに入ってるのが、本来のミルクプリンのたたずまいであります。それが、なんですか。あの風船は。しかし、私はその一瞬間後に、あの風船に入った羊羹を思い出しました。阿寒湖の「まりもようかん」なんか有名ですよね。爪楊枝かなんかで、プチッとやってポンと(あるいはヌルッと)出てくるやつ。
そうなんです。この白い物体はプチッポン(ヌルッ)式ミルクプリンだったのです。製造販売元の「牧家」は北海道は伊達市の会社。もしかして「まりもようかん」にヒントを得たのでは。う〜む、プリンを風船に充填するとはなかなか面白い発想ですぞ。
さっそくプチッとやってみました。さすがに普通のプリンなみの柔らかさですと、ポンとかヌルッとは出てきませんよね。グチャッとなってしまいます。ですから、少し固めな感じがします。それでも私は少し形を崩してしまいました。たぶん、経験を積めばきれいに出せるようになるのではないでしょうか。
容器の底の方に入っているカラメルソースを取り出してかけますと、こんな感じ(実際はもう少し崩れていました)。下の娘はこれを、醤油のかかった豆腐だと思ったらしく(さっき自分が持ってきたのに…笑)、「お豆腐ちょうだい」と言ってます。ははは、たしかに丸豆腐っていう感じだな。そう思って食べたら、ものすごいギャップに味覚が混乱しますよ、きっと。誰かだまそうかな。酒のつまみに「いい豆腐が手に入ったんですよ」とか言ってね。
ま、冗談はさておき、ミルクプリンとしてのお味は…これが、最高においしかった!今までいろいろなミルクプリンを食べてきましたけれど、これが一番おいしかったかもなあ。濃厚かつ芳醇な味わいで、甘いけれどもしつこくもありません。カラメルをからめずとも充分においしいでしょう。
ちょっとお値段は高目ですけど、それなりの価値があると思います。味だけでなく、なんともカワイイ容器やおまけのシール、そしてなんと言っても、全体的なネタ性ですね。これは贈り物なんかに最適ではないでしょうか。いただいたウチでもきっと会話が弾みますよ。これでキャッチボールとか卓球とかビリヤードとかやっても楽しいんじゃないでしょうか(笑)。
ところで、こんな素晴らしいミルクプリンが用意されているということは、誰かが私のご機嫌をとろうとしているということです。いったい、何だろうと思っていたら、おもむろにカミさんが「今度の日曜日、横浜アリーナに桜庭の応援に行っていい?」とみんなに聞き始めました。なるほど、そういうことだったのか。
カミさん「いいと思う人は手を挙げて〜」
私と娘 「は〜い!」
単純な私たちであります。
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