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2008.06.28

コンサート in 『Ohzan de imane 村 cafe』(秋田県羽後町)

080628 当に楽しいコンサートでした。聴いてくださった皆様、櫻山の皆様、オウザン村Cafe&Restrantのスタッフの皆様、ありがとうございました。
 最近、いろいろと不思議なご縁というのがありまして、それがいろいろと楽しいイベントを引き起こしてくれます。今回も、このカフェ&レストランが開店したというのを、全く違うことを検索中にたまたまネットで知りまして、春休み、カミさんの実家に滞在中に訪問してみたのがことの始まりでした。
 その時のことはこちらの記事に書いた通りです。その時に「ここでコンサートができたらいいな」と漠然と思ったのですが、その記事にチェンバリストの(そして我が歌謡曲バンドふじやまの生みの親でもある)森洋子さんがコメントくれたんですね。「チェンバロ運びますよ〜!」と。こうなると「やろう、やろう!」という雰囲気になるのがウチのバンドのすごいところです。早速、いつもの突撃力で櫻山のオーナーさんに電話でプロポーズ!そうしたら、櫻山さんの方でも、カフェ&レストランの開店1周年を記念して、何かやろうと考えていらしたとのことで、即承諾してくださいました。すごい展開…。
 ウチもちょうど28日に法事があって秋田に行きますし、リコーダーとパーカッションの飯塚直子さんも、コンサートのために函館の森さんのところに行っているということで、じゃあ、我々は富士山から北上、森さんと飯塚さんは北海道からフェリーで南下して、秋田に集合しようということになりました。
 昨日、秋田の十文字町にて4人は無事集合いたしまして(なんだか妙に感動しました…いつも東京や富士山で会ってるのに…)、カミさんの実家でまずは再会(?)を祝して酒宴が開かれました。そこで、ビックリしたのは、我々の今回のコンサートが、地元秋田の地方紙「秋田魁新報」に記事として取り上げられていたことです。秋田では、このような形のコンサートはちょっと珍しいのでしょう。特に、古楽器でのバロック音楽の演奏というのはほとんどないのではないでしょうか。その記事のおかげもありまして、本番には32名のお客様がいらしてくださいました。キャパシティーの関係で何人もお断りしてしまったということで、予想以上の反響にオウザンさんも驚いていたようです。
 そして、今日、本番です。
 そうそう、今日は羽後町で「かがり火天国」という例のお祭りがあって、全国からオタクの皆さんが集まって来ていまして、こちらのカフェも何しろ聖地ですから、夕方我々が準備しているところにもたくさん彼らが来店しました。残念ながら我々のせいで、予約のお客様しか入店できない状況になっておりまして、可哀想なことをしてしまいました。その点に関しては明日の記事に書きますね。
Ohzan0806 さて、ご予約いただいたお客様にはオウザンの素晴らしいディナーを食べていただきまして、皆さん幸せな気持ちになったところで、いよいよコンサート(ライヴと言った方がいいかな)の始まりです。こじんまりした店内なだけに、逆にお客様との距離が近く、また、やはりおいしいお食事やお酒の効果でしょうかね、皆様すっかり貴族の気分になっていらして、おかげさまでこちら演奏者の方も実に楽しく演奏することができました。
 最近繰り返し書いていますけれど、本当にこういうインタラクティヴなライヴというのはいいものです。堅苦しいコンサートではなく、お互いの表情を見合いながら、そして会話もしながら交流する。音楽だけでなく、本当に心がつながっている感じがして気持ちがいいものです。お互いに幸せな気持ちになれるんですね。うん、空間の雰囲気と食事やお酒の効果というのは実に大切ですね。
 演奏曲目と演奏者を紹介しておきましょう。

1 バッハ G線上のアリア
2 フィドール リコーダー・ソナタ
3 テレマン 無伴奏リコーダー・ソナタ
4 ヘンデル 調子の良い鍛冶屋
5 シューベルト アヴェ・マリア
6 テレマン リコーダー・ソナタ
7 コレルリ トリオ・ソナタ
8 セファルディー民謡 さようなら恋しい人
9 コーヒールンバ

リコーダー・パーカッション 飯塚直子
チェンバロ 森洋子
バロック・ヴァイオリン 山口隆之
歌 山口陽子

 お客様にも、またオウザンの皆様にもご満足いただけたようです。珍しい楽器ということもあったと思いますが、皆さん大変熱心に、興味深く聴いてくださいました。ありがたいことです。私たち演奏者も大変幸せな時間を味わわせていただきました。
Dinner 演奏終了後、オウザンさんのお食事をいただきましたが、これがまたおいしいことおいしいこと。素材の豊かな味を活かすお料理で、野菜もお肉も絶品でありました。一仕事終えた後ですし、もう本当に幸せ幸せ(笑)。ごちそうさまでした。
 ああそうだ、もう一つ驚いたのは、テレビの取材が入っていたことです。地元秋田朝日放送の皆さんがこうしたオウザンの試みを地元の番組で紹介するとのこと。私たちも一人一人インタヴューを受けちゃいました。7月に放映予定とのことです。
Jwsd 最後、メイドさんと記念写真。カシャッ(私のは明日の記事で…笑)。
 とにかく楽しい楽しい、幸せな時間を過ごさせていただきました。あらためて、お客様、櫻山の皆さんに御礼申し上げます。また、いつか演奏できることを楽しみにしています。
ps メンバーの皆さん、お疲れさまでした!また、いろいろ企画しますんで、よろしく!

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コメント

こんにちは。
歌の陽子さんは新しいレパートリーを増やされているのでしょうか。今後のご活躍も楽しみです。

最近またナクソスのMLに入会しました。以前、ピアソラの曲をチェンバロとヴァイオリンで演奏されていましたが、そういうのをやる人他にもいるようです。CD98.461
のCDですがなかなか面白く聴きました。

また山口さんとのやりとりのおかげでVincent Dumestreという演奏家を発見しましたが、すごくいいです。ナクソスで聴けます。いろいろありますがペルゴレージもなかなかよかった。

投稿: 龍川順 | 2008.06.30 16:35

龍川さん、こんばんは。
カミさんはいつものとおりナンチャッテですから。
(私もか!?)
ほとんど演歌みたいに歌ってました。
なんでも歌っちゃう恐ろしいヤツです。
でも、考えてみれば、ルーツは同じかもしれませんし、
スピリットも一緒かもですね。
紹介していただいた音源や演奏家、さっそくチェックしてみます。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2008.06.30 18:42

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