芦川のすずらん
昨日はフジファブリックが生む縁のお話、今日はレミオロメンが生む縁のお話です。
音楽が縁を生むのは、音楽が縁で出来ているからです(音楽の存在自体が、周囲との関係性において成り立つゲシュタルトであるという意味でも)。そのへんのことについては、今までもこのブログに何度か書いてきましたし、講演や演奏会や成人式なんかでお話してきましたが、特に最近それを実感しますね。あまりにいろいろなことが起きますので。
さて、今日は久々にイベントのない日曜日でしたので、家族とドライブ。笛吹市芦川町にあるスズランの群生地に行ってきました。
旧芦川村は、フジファブリックの富士吉田とレミオロメンの旧御坂町の間にある山村です。昔は、小菅村、秋山村と並んで、日本のチベットと称された(?)ほど、何もない…いや豊かな自然の残った所でした。村に通じる道もいかにも林道然としていて、よくぞここに住んでいる人がいるな、どういう歴史的事情があるのだろうと純粋に興味のわくような村でした。こんにゃく芋の栽培と炭焼き、渓流釣りで生活していた時代が長かったようですね。
今日久々に(十数年ぶりでしょうか)行ってみますと、道もきれいに整備され、観光客もたくさん訪れていて、ああなんとなく雰囲気が変わったなと感じました。まあ、それも悪いことではありませんが。
で、その芦川の山奥にありますスズランの群生地は、白樺林の足下に一面のスズランが咲き誇る、それはそれは幻想的なものであります。今年は開花が少し遅れているということでしたが、それでも、白樺林に満ちるあの独特の芳香を吸い込みながら、散策の小道を歩いていますと、もう本当に浮き世のことを忘れてしまいます。
スズランだけでなく、いろんな山野草も楽しめます。山野草って本当に可愛いいですね。まさに「うつくしきもの(小さくてかわいらしいもの)」です。可憐で控え目で…でも、そうそう例えばスズランなんか、ご存知と思いますが、あれは毒草なんですよね。あの姿と香りにだまされると痛い目に遭います…なんて、昔の苦い思い出がよみがえってきたぞ…笑。ま、それは冗談。
さて、そんな素晴らしいスズラン畑を保護し整備してくれているのが、当地で民宿やキャンプ場、茶屋などを営む「すずらん荘」の皆さんです。そこの奥さんが、最近レミオロメン関係でお世話になっている方のお友達で、そういう縁もありまして、今回訪れることとしたのでした。そこの息子さんはレミオロメンの3人と同級生で、ご自身も音楽をやられているとのこと。今日はその方はいらっしゃらず、自らもレミオロメンのファンとおっしゃるお兄さんが私たちをもてなしてくださいました。
やはり、レミオロメンについても、地元ならではの応援をしていきたいというような話を奥さんといたしまして、なんとか具体的にイベントなんかを企画していこうということになりました。全国区になってしまい、ある意味遠い存在になってしまった彼らですが、やはり彼らの音楽にはこの山梨の風土が息づいていると思いますし、これからもそうであってほしいので、なんとか彼らにも原点を感じられる活動の場を提供したいものです。
そんな話でも盛り上がりましたが、しかし、やっぱりですね、なんといってもスズランをはじめとする美しく豊かな自然と、そして、お店でいただいたおいしいおいしい味噌おでん、きのこ汁が最高でしたねえ。
自然と人間との正しい共存こそが文化だと思います。また、違う言い方をすれば、自然のアイデンティティーというか、その土地の風土というものが、人間の活動を通じて現れるのが文化だと思いますから、そういう本来の「関係性」を取り戻す活動をしていきたいですね。
よそから来て山梨に住まわせていただき、その自然を満喫し、そこが生んだ文化を楽しみ、そしていろいろな人に出会い、その人たちに助けられている私。最近はどうやってその恩に報いるかを真剣に考えるようになりました。それほど、ここ山梨の自然と人と文化が好きなのです。
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コメント
こんにちは!度々お邪魔いたします。
同じ場所で同じものを見て感動できて幸せです。
すずらん荘の皆様の優しい笑顔が印象的でした。
フジファブリックのライブの日と重なって
本当に感慨深い一日となりました。
同じブログに続けて載せて頂いたのも嬉しいですね。
音楽によるつながりがこうして広がって
平和な気持ちになれることに感謝です。
やはり彼らは十分『大使』ですね
投稿: くぅた | 2008.06.03 13:25
くぅたさん、こんにちは♪
今だにフジファブリックのライブの感動が、今だ、と言うより
時間が経つにつれて強くなってきているような感じがします。
すずらん荘でも音楽(関連;)談義で盛り上がり・・
音楽で発信している彼らだけではなく迎えてくださる
地域の方々の温かさにも、いつも心洗われる思いです
投稿: 庵主セコンド | 2008.06.03 14:46