『SONGS〜松田聖子』 (NHK)
土曜日に松田聖子と中森明菜をカバーするライヴをやります。ジャズのイベントの中でのステージなので…というわけではありませんが、なんと当日本番が初めての合わせです(!)。というわけで、さすがに個人練習をしっかりやっておかねばなりません。今晩は睡眠時間を少し削って夫婦で練習いたしました。今頃楽譜(と言ってもメモ程度)を作ったり、歌詞カードを作ったりしている私たちって…。
ちょうど練習が終わったあたりで、NHKのSONGSが始まりました。実にタイムリーなことに今日の歌い手は松田聖子さんです。バンドの演奏も含めて実にいい勉強になりましたねえ。素晴らしい内容でした。ああ、そうか、今日は聖子さんのニューアルバム発売日でもありますね。
SONGSは、我々の世代にはたまらない音楽番組です。民放のようなガシャガシャした演出がなく(ある意味NHKらしいぜいたくな演出で)、落ち着いた気持ちでじっくり名曲、名人芸を堪能することができる。インタビューや資料映像もよく練られていて実に濃い30分間を味わえます。
さて、今日の聖子ちゃん(46歳!)が歌った楽曲は次の通りでした。
花びら舞う季節に
(Seiko Summer Medley)
ピンクのモーツァルト・小麦色のマーメイド・チェリーブラッサム
あなたに逢いたくて~Missing You~
涙がただこぼれるだけ
う〜む、なんとも素晴らしい選曲ではありませんか!新曲の「花びら〜」で入るのはまあお決まりとしまして、続くメドレーの選曲が渋い!全然「夏」じゃないし(笑)。予想を裏切るセレクトですねえ。やっぱり神の考えることは違う。
「あなたに〜」はやはりはずせない名曲ですよね。へえ、110万枚も売れたんだ。ライヴでは特別な編曲や歌い回しが聞かれることが多いのですが、今日はオリジナル・バージョンを見事に再現していましたね。サックスのソロも原曲通りでした(今回は私も完全コピーします…ヴァイオリンでね…笑)。この曲への思いがひしひしと伝わってくる名演でしたね。
そして、ワタクシたち夫婦的に感激したのは、「涙がこぼれるだけ」のエピソードを紹介したインタビューと映像でした。そう、昨年の、あの神公演の時の、お客さんの大合唱から奇跡のアンコールへと続くところですね、あの感激を語ってくれたんです。こうして、1年近く経って、ああいうふうに語るということは、本当に感動してくれていたんですね。そんな場所に実際にいられた私たち夫婦も、本当に幸せでした。なにしろ、あれが初めての参戦(参拝)だったんですから。NHKとしては珍しく、こちらのDVDの映像もそのままことわりなく使っていましたね。ちょっと驚き。あらためて、「涙が…」が名曲であることを実感して涙が…うるる。しかし、これもあらためて…なんでケインなんだ?
というわけで、私たちがカバーする3曲のうち2曲、「チェリーブラッサム」と「あなたに逢いたくて」をしっかりフルコーラスやってくれるなんて。さすが聖子様!「しっかりやってね」という励ましと受け取りました(笑)。まあ、当たり前すぎますけど、小倉良バンドの方々も、相変わらずお上手(渋い)ですね。
我々のバンドの方は、明日キーボード奏者と私たち夫婦で最終チェックをします。なんとなく気合いが入ったぞ。本家に負けないように、私たちも前向きに頑張ります。その結果を聴いてみたいという奇特な方は、ぜひライヴ会場に足をお運びください。いちおう、下に宣伝しておきます。
2008年5月24日(土)午後1時30分くらい 道の駅 富士吉田 富士山アリーナ
ふじよしだジャズストリート2008
歌謡曲バンド「ふじやま」ライヴ
1 チェリーブラッサム(松田聖子)
2 スローモーション(中森明菜)
3 夏の扉(松田聖子)
4 ミ・アモーレ(中森明菜)
5 あなたに逢いたくて(松田聖子)
6 飾りじゃないのよ涙は(中森明菜)
7 帰ってこいよ(松村和子)
無料
Amazon 花びら舞う季節に My pure melody
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 山梨県都留市へどうぞ(2025.03.16)
- Mr.マリックの「超魔術」(2025.03.01)
- 『猫と私と、もう1人のネコ』 祝大輔 監督作品(2025.02.28)
- NHK BS クラシック倶楽部『マリオ・ブルネロ チェロ・リサイタル』(2025.02.25)
- ティン・パン・アレー ライヴ(1974〜1978)(2025.02.18)
「音楽」カテゴリの記事
- Awich, NENE, LANA, MaRI, AI & YURIYAN RETRIEVER - Bad B*tch 美学 Remix(2025.03.14)
- YMOと仲小路彰(2025.03.13)
- オスカー・ピーターソン・トリオ・イン・トーキョー、1964(再び)(2025.03.03)
- 『猫と私と、もう1人のネコ』 祝大輔 監督作品(2025.02.28)
- マリオ・ブルネロ 『(チェロ・ピッコロによる)バッハ ヴァイオリン・ソナタ集』(2025.02.27)
「芸能・アイドル」カテゴリの記事
- 小林一三 『賢そうな馬鹿』(2025.03.02)
- Mr.マリックの「超魔術」(2025.03.01)
- スペクトラム ファイナルコンサートat 武道館(2025.02.13)
- いかりや長介と立川談志の対話(2024.08.19)
- 九州人による爆笑九州談義(筑紫哲也、タモリ、武田鉄矢)(2024.08.18)
コメント
庵主さん、こんにちは!非常にタイムリーでしたね。
を歌ったときはセコンド様~!と叫びましたよ。
昨夜ご覧になってるだろうなーと思ってました。
昔の映像に『あーこれってサヤちゃんを産んで
すぐだったんだよね』などとすぐに当時を思い出しては
解説をする姉。共に歩んできたのですな。
今年も恒例のツアーまもなく始まります!
「涙が…」のときは私たちも感激でうるっとしました。
よく見ればうちらいたかもしれませんしね(笑)
あ、ケインな理由は彼がサンミュージック所属だから
かと思われます。安易?
週末、なりきって楽しく(これが一番?)歌って演奏
してくださいね~
投稿: くぅた | 2008.05.22 15:40
くぅたさん、どうもどうも。
本当に去年の感動を思い出してうるっと来てしまいました。
くぅたさんとお姉さまのおかげです。
あの映像、たぶん映ってますよね、私たち。
また機会がありましたら、ぜひ誘って下さい!
あさってのライヴはボーカル次第ですね。
昨日はテレビ見て、振りなんかを勉強してましたけど、
あれは実際にはできないだろうな…笑
どこまでなりきれるか…たしかにそれですね。
投稿: 蘊恥庵庵主 | 2008.05.22 17:10
おお! どれもこれも当日一発では難しそうな選曲ですね。個人的には中森明菜のスローモーションが嬉しいっす。
投稿: LUKE | 2008.05.23 01:04
LUKEさん、おはようございます!
そうなんですよ〜。
なんとドラムの方とは本番で初めてお会いします。
すごいジャムセッションになりそうですね。
もしかすると音をアップするかもしれませんから、
その時は、また笑ってやって下さい。
スローモーション、今回はオリジナル・ヴァージョンですが、
次は(なんちゃって)ボッサ・ヴァージョンもやりたいね、なんて言ってます。
投稿: 蘊恥庵庵主 | 2008.05.23 07:49