純米吟醸生酒『丁子屋』(富士高砂酒造)
今日は嵐の中、父方母方双方のお墓参り。毎日楽しく幸せな生活ができるのも、ご先祖様のおかげであります。
いやはや、今日は本当にお墓参り日和でしたよ(笑)。静岡なのに寒い寒い。風も雨も激しく、さすがにこんな日にお墓参りする人はほかにいませんでした。ちなみに富士山の家の最高気温は5度台だったそうです。それに比べればまあさすが静岡、10度は超えてたんじゃないでしょうか。
そんな過酷な環境の中、子ども連れのお墓参りしたからでしょうか、ご先祖様も哀れに思ったんでしょうかね、昼間っからいいものを食べさせていただきました。
そう、ちょうどそっち方面に出かけたものですから、年に何回かは訪れるとろろ汁『丁子屋』に行ったんです。
いやあ、さすが江戸時代のファーストフード。まず早いっす。少なくともモスよりは早いな。まあ、昼過ぎということで、あんまりお客さんがいなかったというのもありますが、ちょっとトイレに行ってくると言って消えた子どもたちが帰ってきた頃には、もう机の上はいっぱいになってました。
給仕のおばさんが食べ方を説明してくれました。机の上にも食べ方の説明があります。
「麦めし、茶碗に半分盛ったならば、
めしつぶ泳ぐよに、とろろかけ、
お薬味上からふりかけて、
ザァザァ音たて流しこみゃ、
いいじゃん、いいじゃん、うまいじゃん」
早い上においしくて体にいいんですから言うことないっすね。これこそ全国チェーンにしてもらいたい。いや、静岡ならではの山の幸、海の幸ばっかりだから、そりゃ無理か。
さて、ワタクシ、今日は昼間っからおいしいご先祖様からのプレゼントをいただいちゃいました。日本酒です。写真に写っている揚げとろと日本酒がよく合うんですよねえ。
今日、頼ませていただいたのは、三種類ある冷酒のうち、真ん中の銘柄「丁子屋」です。この前、一番上の「丸子の宿」をいただいたので、今日は少し遠慮気味にこれにしました。
いやあ、そしたらご先祖様のおかげでしょうかね、とってもとってもおいしかったんです。で、これはどこのなんというお酒かな、と思い観察してみますと、おお、富士高砂酒造のお酒ではないですか。
富士高砂酒造さんは、富士宮市の浅間神社本店…じゃなくて本宮のすぐ隣にある酒蔵です。そこそこ近所ですので、けっこうよく呑むブランドなんですが、この純米吟醸生酒は初めてでしたね。
「丁子屋」のラベルが貼ってありますけど、おそらく中身はここにある純米吟醸生酒でしょうね。
日本酒の味もしっかりしますけれど、ものすごくまろやかでフルーティー。とろろ系の食べ物は比較的あっさりした味ですので、こうしたスッキリしたお酒は合いますね。気に入った!
と言うわけで、とってもおいしくとろろ汁&麦飯、その他とろろ料理、そして私はお酒をいただきまして、ごちそうさまです。実は、みんな出かける前に早めのお昼ご飯を食べていまして、さすがにたくさん食べられないんじゃないかとか言ってたんですけど、みんな食べる食べる。ふだんは夕飯しか食べない私も、とろろなら昼間っからいくらでも食べられます。
結果として、ネギ一つ残さず、キャベツの破片一つ残さずものすごくきれいに食べきりました。子どもなんて、禅僧風に最後はとろろのついたお茶碗にお茶を注いで、たくあんできれいに拭き取り、そしてゴクッと飲みきってました(笑)。いいことです。残さず有難くご先祖様からの贈り物をいただく。これこそ最高の供養でありましょう。
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