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2008.04.25

Eve〜Songs For Sweet Memories

Img55489633 月、久々に歌謡曲バンドのライヴをやります。今回は松田聖子と中森明菜だけでプログラムしようと思ってます。『松田聖子と中森明菜』にも書きましたバロック的コントラストの二人を並べて(おそらく交互に演奏するでしょう)、この世界の表裏を再確認したいと思ってます…なんてね。
 え〜、そこでやる予定の「あなたに逢いたくて」も入っているこのアルバム、生徒のお母さんのを拝借して聴いてみました(とうとう自分より若い親が多くなってきた…orz)。
 まず曲目とデータをコピペします。ご覧下さい。

1. M (プリンセスプリンセス)
 Diamonds C/W(1989)
2. PRIDE (今井美樹)
 ドラマ「ドク」主題歌(1996)
3. 会いたい (沢田知可子)
「トゥナイト」エンディングテーマ(1990)
4. ただ泣きたくなるの (中山美穂)
 ドラマ「もしも願いが叶うなら」主題歌(1994)
5. DEPARTURE (globe)
 JR東日本「JR Ski Ski」CMソング(1996)
6. Choo Choo Train (ZOO)
 JR東日本「JR Ski Ski」CMソング(1991)
7. 恋しさと せつなさと 心強さと (篠原涼子)
 映画「ストリートファイターII MOVIE」主題歌(1994)
8. 男 (九宝留理子)
 三貴「カメリアダイアモンド」CFソング(1993)
9. 慟哭 (工藤静香)
 ドラマ「あの日に帰りたい」主題歌(1993)
10. TOMORROW (岡本真夜)
 ドラマ「セカンド・チャンス」主題歌(1995)
11. やさしい気持ち (CHARA)
 資生堂「ティセラJ」CMソング(1997)
12. 人魚 (NOKKO)
 ボクたちのドラマシリーズ「時をかける少女」主題歌(1994)
13. 部屋とYシャツと私
 (平松愛理) (1992)
14. あなたに会いたくて -Missing You- (松田聖子)
 「ビートたけしのTVタックル」エンディング・テーマ/ キャノン「PIXEL」イメージソング(1996)
15. 誰より好きなのに (古内東子) ドラマ「俺たちに気をつけろ。」挿入歌/
 「目玉とメガネ」エンディングテーマ(1996)
16. Swallowtail Buttrefly~あいのうた~ (YEN TOWN BAND)
 映画「スワロウテイル」主題歌(1996)

 実は私、この時代のJ-POPが一番苦手なんです。苦手というか、ほとんど聴いてなかった。ちなみに洋楽もほとんど聴いてない。では、当時(80年代後半と90年代前半)は何を聴いていたのか。たぶんジャズだったんではないでしょうか。キース・ジャレットとか聴きまくってましたね。そういう年頃だったんでしょう。
 でも、さすがにこのCD、全曲知ってましたね。たぶんテレビで聴いていたんでしょう。つまり、そういうことなんですね。80年代にMTVが始まり、90年代にはCMやドラマとのタイアップこそが売れる条件になった。もう一つカラオケブームですね。楽曲の価値がカラオケで歌えるか、歌いたいと思うか、という方に行ってしまった。音楽がメディア戦略の道具になり、イメージの一部になり、使い捨て商品になった…。
 私、当時はそこんところに非常な違和感をおぼえていまして、また、その打ち込み的無機的な音作りにも拒否反応を示しておりましてですね、そしてその対極的な位置にあるジャズなんかに行っていたんでしょうね。
 そして、こうして十数年経ってまとめて聴いてみますと、まあそんなに悪くないじゃないかと。そういう予想通りの展開であります。なんでも思い出は美しくなるんでしょうか。
 この中で、当時もいいなと思い、そして演奏もしたのが、「Swallowtail Buttrefly~あいのうた~」ですね。それも、なんと学校の体育館の真ん中で、なななんと古楽器で演奏したんですよ。チェンバロ、バロック・ヴァイオリン3本、フラウト・トラヴェルソ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴィオローネというすごい編成でした。わけわかりませんね。音が残ってるはずなので探したんですが、見つかりませんでした。今聴いたらいろんな意味ですごそうだな(笑)。
 と、なんだかよくわからん話になってしまいましたけど、こういう初期オジサン、オバサンをターゲットにしたコンピレーションがたくさん出てまして、まあ当時の自分(おそらくは独身時代後期、あるいは新婚時代)を懐かしんだり、若気の至りを反省したりする道具として使われているようです。てか、そういう道具になっていること自体、音楽としては幸せなことなんでしょうかね。
 バブルとその崩壊とその余韻。宴の後のむなしさ。人間のサガが詰まった名品とも言えます。40前後の人は一度借りてでも聴いてみて、いろいろと反省するのもいいのでは。まさに Sweet Memories …甘い夢でしたからね。人生を、世界をなめてました(笑)。
 しかし、音楽って不思議だなあ。なんで「時代」までもが再生されるんだろう。それも自分と社会両方の時代がね。

Amazon Eve~Songs For Sweet Memories

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