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2008.03.26

フジファブリック 『フジファブリック』

41ax0v8e49l_sl500_aa240_ 今年度の仕事を終え、すぐに秋田へ向かいます。日本海側を北上するいつものコース。
 高速道路代を浮かすためにいつも深夜の走行になります。特に今は深夜の割引率が3割から4割にアップしておりまして、ずいぶんと助かります。
 深夜ということで、家族はみんなガーガーゴーゴー車内で寝てまして、私は聴きたい音楽を聴きたいだけ聴けるという、眠いが素晴らしい時間を過ごせるわけです。
 今回繰り返し聴きましたのはフジファブリックです。今回は特に古い曲をじっくり聞き直してみました。
 そうなんですよ〜!5月31日、ついに夢が実現するんですよ!まずはこちら公式発表をどうぞ。
 私がこちらの記事で熱望した富士吉田凱旋ライヴが行われることになったんです!それも、実現不可能だろうと書いた「富士五湖文化センター」で。まったく人生何が起こるかわかりません。取り壊しの話もあったこの会館、財政難で取り壊し建て直しの予算さえ出ない(?)おかげで、私の夢の舞台となってくれました(笑)。
 このホール、昭和45年に建てられたものですから、もう38年くらい前の建物なんですね。ま、この前の大田区体育館が43年ですからね、まだまだと言えばまだまだですけど、いや、フジファブリックにはこういう昭和の雰囲気が合ってるんですよ。
 ホールは私の職場から徒歩3分、志村くんの実家からも7分くらいでしょうか。本当に彼の、そして私のホームグラウンドですからね。これはホントに楽しみです。フジの曲にはこのあたりの風景がたくさん描写されてます。
 今回初期の曲を聴いて、そのあたりを再確認しましたね。下吉田の独特の雰囲気、これは来て歩いていただけばすぐに分かると思いますが、とにかくいい雰囲気なんですよ。そう言えば「Tremolo'55 学園祭ライヴ&西裏探訪」の記事にも書きましたね。そういう中で感じる「切なさ」「やるせなさ」ですかね。時の流れといろいろなものの変化。自分の変化。成就しない恋や夢。まあ「もののあはれ」ですね。そういうものが彼の歌詞には溢れています。
 特にファーストアルバムは妄想とちょっとした変態性、すなわちそれがノスタルジーになるんでしょうが、そういうものが実に生き生きとしていますね。私もいちおうこの辺りで妙ちくりんな青年時代を送っていましたから、それなりの共感や同情を抱きます。
 どのバンドもそうですが、売れる前の方がドロドロしていていいものです。自分の格好悪い部分がストレートに出ている。面白いもので、マイナー(少数派)な頃にはマイナー(短調)の曲が多く、メジャー(多数派)になるとメジャー(長調)の曲が増えるんですよね。つまり個人は実は暗く、大衆になると明るくなるという、人間の本質を表してるんですかね。古今東西、どのバンドもそうなんですよねえ。あるいは、こういうことでしょうかね、明るくないとお金(商売)にならないと。カネを払ってまで暗くなりたくないのかな。経済の本質は明るさにあり。逆に言えば、カネを払ってまで人は明るくなりたがっていると。
 もちろん、このファーストアルバムはセルフプロデュースではありませんから、ある意味片寄さんの洗練されたセンスが混入してるわけですけど、だからこそでしょうか、コントラストとして彼らの美味しい未熟さや新鮮な腐乱臭が際立ってるんですね。いまだにこれをもって最高傑作だとする人が多いのもよくわかります。
 さてさて、この前のレミオロメンの凱旋ライヴもそうでしたけど、とにかくそうした自分の基礎となっている土壌での演奏というのは格別なものになります。今回の秋田の旅でもおそらくそういう「土」の重要性を感じるでしょうね。これこそが最近の私のテーマでもあります。
 ただでさえ志村くんのパフォーマンスやトークは面白いのに、今回は場所も場所、おそらく自分でもいろんなツッコミを入れられる環境ですからね、きっととんでもないスペシャルライヴになりますよ。旧メンバーやら同級生やら親戚やら、たくさん来るでしょうね。古くからのファンの皆さんには是非参戦してもらいたいですね。なんて、自分がチケット取れないと困るなあ。
 ホールのキャパは1000人です。古いけれど、彼らにはちょうどいい大きさかもしれませんね。ZEPPの雰囲気も国技館の雰囲気も今一つだったので、今回は期待をしてしまいます。
 まずはチケット手に入れないとな。頑張ります。いやあ、楽しみだなあ。

 …そして凱旋ライヴ行ってきました!

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コメント

運転お疲れさまです。
深夜、起きてらっしゃるイメージが浮かばず
大丈夫なのかなーと勝手に心配してます;
FF三昧、いいですねgood
環状七号線とか追ってけ②とかいいなー。
お金払っても暗くアヤシクなりたい(笑)
ライブ会場でいつも思うのですが
あれだけ多勢の若者が好むのはすごいコトだなーて。
しかし1000人キャパは魅力shine
見逃しちゃいけない感。

投稿: くぅた | 2008.03.30 13:41

くぅたさん、おはようございます。
帰ってきました。
ぜひぜひ参戦お願いします。
もちろんオプションツアーつきです(笑)。
渋すぎますよ。文化センター。
私も何度も上がったステージです。
とりあえず明日チャレンジということですね。
のちほどまた作戦会議開きましょう。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2008.03.31 06:39

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