『Ohzan de imane 村 cafe』(秋田県羽後町)
(実際には28日の出来事ですが、いろいろと書くことがありますので27日の記事として書かせていただきます)
昨年の夏、羽後町にオープンしたレトロでオシャレなカフェに行って参りました。この前紹介したかがり美少女イラストコンテストともあいまって、一部では古典的本格メイドカフェ、新たなる聖地とも呼ばれているとか(!?)。
今回のワタクシはそのような視点をあえて排除して報告いたします(いや、実際そういうレベルではなかったので…)。
まず一言。なんでこんな素晴らしいカフェが東北の小さな町に!(失礼)…正直そういう気持ちです。イマン(imane)と言えば、薔薇柄のホーローをはじめとして、100年前の南仏の雰囲気を踏襲する雑貨を作っているカリスマブランドですよね。そのイマンの、それも東京は自由が丘にあるイマンモンプルミエが気合いを入れてプロデュースしたカフェが、東北の地味な町の、本当に目立たない所に忽然と出現したんですから。
そのへんについてはのちほど説明しましょう。まずはカフェの様子を紹介します。
大通りを曲がりますと、普通の住宅やお店が並ぶ中に、オシャレな看板が出現します。そこから砂利道を数十メートル入ります。道の脇には、いかにも東北の町というフツーに崩壊した家(小屋?)なんかがあったりして、それこそ自由が丘とは対極的なムードが漂います(笑)。その道の突き当たりに、古くこぢんまりとしてはいるけれどもどこか風格のある建物が現れました。
この建物は地元のある方の別宅として建てられたそうで築110年以上経つ歴史的建築です。あまりに素晴らしい建物ということで、町の迎賓館としても使われていたとか。今日は季節もまだ春遠く、周囲も淋しい冬木立のままですし、また玄関に雪囲いがあったり、さらにあいにくの雨ということで、なんとなく地味〜な感じの写真になってしまいましたが、春から秋にかけての雰囲気は最高でしょうね。
入り口を入りますと、いきなりメイドさんがお出迎え。さすがに「おかえりなさいませ、ご主人様」とは言いませんでしたが(笑)。仕事上(?)メイドを見慣れているワタクシも、この雰囲気の中の本格的メイドさんにはちょっとドキッ。大正レトロな店内の空気にしっかり溶け込んでいます。ウチのクラスのエセメイドとは違い、何か歴史の重みすら感じさせるぞ。そう、考えてみれば、明治・大正・昭和初期と、これは普通に給仕服であったわけで、最近の新たなる意味付けなどまだまだ歴史が浅い。おっと、今思いつきましたが、当時は和服にエプロンなどの給仕姿もよくありましたよね。アキバでそれやったら受けるかも…。
さて、ここからは店内の写真をご覧頂きましょう(撮影・掲載は許可いただいております)。素晴らしい雰囲気ですよね。

玄関を入ったところです。靴をスリッパに履き替えて入店します。レトロな照明や電話、イマンの食器のほか、きれいなお花なども目に入ります。

テーブルや椅子もレトロでオシャレ。建物自体の年季の入った色合いにぴたりマッチ。床の赤が効果的ですね。ところどころ配されるイマンの食器類が本当に自然にそこにあるという感じ。

100年前、東北の地にも案外西洋文化が入ってきていました。洋装や西洋式食事作法などもお金持ちには愛好されていました。古い西洋文化が日本の地方都市に残っているのはよくあることです。そんな意味からもイマンと純和風古建築とのマッチングは自然なわけです。

窓際の席から雪の残る立派な庭を眺める「avec」…ではなくて、私のカミさんと義理の弟くんです。季節が良ければ絶景でしょうね。樹齢500年という木も見えます。夏場にはオープンカフェになるそうです。

二階も見せていただきました。緑や紅葉の頃、ここからの眺めは最高でしょうね。古建築の文化財としても素晴らしいものです。

今回は時間がなかったためお食事はいただかず、コーヒーとカフェオレのみ注文。なかなか立派な(特に秋田ではビックリでは?)のお値段でしたが、味も雰囲気も言うことなし。考えてみれば、こんな所で(失礼)イマンのカップやポットで最高級のコーヒーをいただけるなんて信じられませんね。

かわいいメイドさんをつかまえて(変な意味ではありませんよ)お話をうかがいましたところ、地元羽後町の出身、それもウチのカミさん(&写真で緊張気味の弟くん)の生家とご近所(すなわち山の方)ということで、世間は狭いなということになりました。そして、いろいろお話をうかがっていくと、地元に古くからある懐石料理の宿櫻山(おうざん)の方と、自由が丘のイマンモンプルミエの方とが縁あって知り合いで、それで意気投合してこのカフェが出来たとのこと。地理的にも、また分野的にも、まあ遠く離れたものどうしが結びつくという、まさに「縁」が生んだ奇跡のカフェと言えるでしょう。常識的に考えて、こんなことが実現するなんて、誰も想像しなかったでしょう。
今度はゆっくり食事を楽しみたいと思います。次は夏かな。いや、例のかがり美少女コンテストの時に来るかもしれませんね。そうそう、一部ヲタの皆さんの中では、もうすでにここは憧れの聖地になっているようですから、当日はいろいろな意味で繁盛しそうですね。そんな様子も客観的に見てみたいような…(こちらのリポートはそっちの意味で実に面白いですよ)。
オープン時の美しい写真がこちらのブログにありますので是非ご覧下さい。ずいぶん違う雰囲気でしょ。
カフェの場所→地図
| 固定リンク
「「物語(モノ・コト)論」「萌え(オタク)論」」カテゴリの記事
- 『病める舞姫』 土方巽 (白水社)(2009.01.05)
- 『不安な時代、そして文明の衰退』 小林道憲 (NHKブックス)(2009.01.04)
- 『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字 〈下〉』 山田真哉 (光文社新書)(2008.12.27)
- 『食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉』 山田真哉 (光文社新書)(2008.12.26)
- 『東京物語』 小津安二郎監督作品(2008.12.12)
「グルメ・クッキング」カテゴリの記事
- 『桜えびかりんとう』 (小倉食品株式会社)(2008.12.01)
- やまやの辛子明太子(2008.11.07)
- 「おみおつけ」の語源(2008.10.24)
- ヨックモック 『秋のクッキー』(2008.10.16)
- 韓国製電子圧力釜 『チャル釜』(2004.05.25)
「ドリンク」カテゴリの記事
- 増田町 りんごジュース 100 (秋田ふるさと農業協同組合 増田町ジュース加工所)(2008.04.15)
- 『すっきりおいしい梅酒』 (サントリー)(2008.11.06)
- 日本酒3種(まんさくの花・輝ら星の如く・瀧自慢)(2008.07.04)
- 『Ohzan de imane 村 cafe』(秋田県羽後町)(2008.03.27)
- 純米吟醸生酒『丁子屋』(富士高砂酒造)(2008.05.10)
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 『病める舞姫』 土方巽 (白水社)(2009.01.05)
- 『不安な時代、そして文明の衰退』 小林道憲 (NHKブックス)(2009.01.04)
- 明暗分けた大晦日…プロレス vs 格闘技(2008.12.31)
- 激落ちパパ (消しゴム)(2008.12.22)
- 『AUTO SHARP(ノック不要の自動シャープペンシル)』 (オート)(2008.12.17)
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 『病める舞姫』 土方巽 (白水社)(2009.01.05)
- 三井アウトレットパーク 入間(2008.12.16)
- 増田町 りんごジュース 100 (秋田ふるさと農業協同組合 増田町ジュース加工所)(2008.04.15)
- エレベーターの開閉ボタン(2008.06.03)
- 『フェルメール展〜光の天才画家とデルフトの巨匠たち』 (東京都美術館)(2008.11.16)
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/55913/40681172
この記事へのトラックバック一覧です: 『Ohzan de imane 村 cafe』(秋田県羽後町):


コメント
う〜ん、ステキステキ!ここにチェンバロ運んでコンサートしたら
バッチリですよね〜♪妄想がむくむく湧き起こりましたよ。
「縁」は異なもの味なもの?やっぱ大ツア〜ですかね。そのうち…。
投稿: よこよこ | 2008.03.31 12:23
よこよこさん!なるほど!
それはありですよ。
6月の件、バンドのことしか頭になかったんですが、
そっちの方もいいですね。
てか、両方ってのもいいんじゃないですか?
近いうちにご連絡さしあげます。
とりあえず6/28付近空けといてください。
私はまじで行こうと思ってますので。
投稿: 蘊恥庵庵主 | 2008.03.31 12:31