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2008.02.17

スノーブレード(ソフトブーツ仕様)

Fujiten01 久しぶりにスキーに行きました。私自身3年ぶりくらいかな。子どもたちは初体験です。やっと家族全員で行けるようになりました。
 考えてみれば、スキー場までウチから車で7分ですからね。行かなきゃもったいない。あんまり近くにあるのでいつでも行けると思うと行かないんですよね。そうそう、以前、歩いて行ったこともあります。到着した時には疲れ果ててましたが。
 私、実はスキーには数々のトラウマがありまして(生徒たちの間では有名な笑い話がたくさん…)、もう一生やらん!と決めていたんですけど、10年前の大雪の時(一晩で1.5m積もった)、山の中のウチでは車(ジムニー!)が全く使い物にならず、しかたなく新雪に腰まで埋まりながら徒歩で3.5kmほど下ったんです。もうホントに途中で遭難しそうでした。まじで眠くなった。3時間くらいかかりました。もっとかな。まいりました。で、これはたまらん。もうスキーで通勤するしかないと思い、帰りにスポーツ用品店に寄って一番小さいスキーをスキーをください!って言ったんです。それがサロモンのスノーブレードの最初期型だったんですね。
Fujiten02 それを背負ってまた数時間歩いてウチに帰りました。そして、その晩少し家の前で練習したんですが、なにしろただでさえスキーが苦手なのに、妙に短い(90センチ)板だし、ストックはないと来ましたから、なんだかうまく行かない。見てた人には「狂牛病の牛」と言われる始末(笑)。それでも仕方がないので翌朝は3.5kmの新雪林間コースを下ったんです。
 そしたら、まあ、やっぱり人間は追いつめられると強いですね。その全く整備されてない林間コースを下るうちにコツがつかめちゃったわけです。それからすっかりスノーブレードにはまっちゃいましてね、毎週末生徒と滑りに行ってました、当時は。長女が生まれた日の前夜もナイターで4時間ほど滑っていたので、カミさんの腰をさすりながら眠いこと眠いこと…辛かったっす(笑)。
 さて、そんなわけでもう10年もこの板を使っています。例えば今日なんかこんな板の人は私だけでしたよ。だからある意味目立つ。
 この板が出て以来、いわゆるファンスキー(今ではスキーボード)が大流行しましてね、ボードほどではないにせよ、けっこうたくさんのファンスキーヤーを見かけるようになりました。もちろん今日も全体の2%くらいはいました。でも、私のようにソフトブーツという人はいません。
 ソフトブーツだと実に快適なんですよ。だって、家の玄関からソフトブーツを履いて、そして車を運転してスキー場まで7分、あと小さな板をかかえて行くだけでいいんですから。スキーのハードブーツみたいに歩きにくくないし、ボードや普通のスキーみたいに荷物がでかくない。楽ちんですよ。私のような無精者には最適です。もちろんストックもいりませんし。
 これだけ短いとですね、技術的にはスケートに近いんですよね。だから私でもすぐできるようになった。スケートはそこそこ滑れましたから。それに気づいたら簡単だった。スキーだと思ってたら狂牛病になっちゃった。
Fujiten03 で、これですと、ただ滑るだけじゃなくて、スピンしたりバックで滑ったりスケーティングしながら滑ったり、いろいろできるじゃないですか。もう若くないのでジャンプとかしませんけどね。短いのでそれほどスピードも出ませんから安心ですし。左の写真は、調子に乗って一番下までバックで下りようとして見事にコケたところです。まあご愛嬌ということで。
 ただ、この頃のスノーブレードはビンディングにリリース機能がないので、派手に転ぶと足首を複雑骨折する可能性が高いそうです。私は今のところそういうことはありませんけど。
 もうソフトブーツ用のスキーボードは売ってないようなので、これをずっと使い続けるしかありませんね。それにしてもこんなに便利なものがなんでなくなっちゃったんでしょう。たぶん、ソフトだと足首がフニャフニャなので踏ん張りがきかないんでしょうね。私は比べたことがないので、こんなもんだと思って滑ってますけどね。たしかに30度以上の斜面だとうまくエッジを立てられず必ずコロコロと雪だるまになりますね。ですから、そういうところには行きません。もう若くないので緩斜面をゆっくり、で満足です。

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