『偉大な、アマチュア科学者たち』 ジョン・マローン著 石原薫訳 山田五郎監修 (主婦の友社)
昨日のプロフェッショナルは「素人力」「素人魂」でした。番組としては自己撞着に陥っていた…かと言いますと、単純にはそうとも言い切れません。プロと素人が反対語とは限らないからですね。私だって教師という仕事でメシを喰っているという意味ではプロなのかもしれませんが、その仕事ぶりは今も昔も素人ですし。素人の対義語は玄人であり、玄人がプロとは限らないということでもあります。では、プロの対義語は…?
これは一般にはアマチュアということでしょうね。プロとアマは常にペアで意識されます。この場合は、やはりそれでメシを喰っているかどうかというのがポイントになっていますね。そうしますと、私はプロの教師であり、アマの音楽家ということになるのかな。
で、音楽なんかでもそうですし、昨日の社長さんもおっしゃってましたけど、案外アマチュアというのは楽しい。自由な発想ができる。腰が軽い。場合によってはプロが驚くこと、プロがうらやむことをできたりする。
そう、だから私は昨日書いたように「マチュアなアマチュア」になりたいんですよ。究極のアマが一番強いし面白いんじゃないかなって。あっそうそう、「mature」と「amateur」で検索すると、たいがいエロサイトが出てきます。日本語で言えば「素人熟女」ってことかな(笑)。
いや、そっちの話ではない。科学者の話をしなくちゃ。
教科書に載っているあの有名な科学者が実はアマチュアだった、というのがこの本です。理科の先生にお借りしました。科学の世界でも究極のアマチュアというのがあるようで、やっぱりある意味憧れの存在だそうです。縛られないからこその大発見。偶然も味方せざるをえない純粋なひたむきさ…。
そういうお話がたくさん載っています。具体的に何人か名前を挙げましょうか。よく知られた人。
メンデル(遺伝)、ファラデー(電磁法則)、クラーク(通信衛星)、ジェファーソン(考古学)…へ〜、みんなアマチュアだったんだ。知らんかった。
趣味が高じて偉大な科学者と呼ばれるようになったわけですね。たしかにちょっとかっこいいな。ある意味オタクを極めたとも言えますかな。芸術の世界にもそういう人たちいますね。生前は認められず、それでメシが喰えなかったので結果としてアマチュア、というパターンもありますが。
この本で特に印象に残ったのはレビーです。私もいちおうアマチュア天文家だった時代がありまして(小学校から大学まで)、彗星の発見というのは一つの憧れでした。あれは自分の名前がつきますからね。そして、彗星探索みたいな地味な作業はプロはやらないので、アマチュアの天下ですし。日本人で言えば関勉さんなんかカリスマでした。私、小学校の時、尊敬する人として関さんと藤井旭さんを挙げてましたっけ。お二人ともアマチュアですね。
なんかこの本を読んで、またまたアマチュア魂が燃えてきましたよ。本気で素人熟女…ではなく「マチュアなアマチュア」目指したいなあ…ってなんの分野のだよ!と自分てツッコミを入れちゃいました。まあ、浅く広くというのもアマチュアの特権でしょうから、このブログなんかを何十年も続ければ、何かが生まれるかもしれませんね。偉大なブロガーか?たしかにブログって究極のアマチュアリズムの集積だよなあ。ま、なんだかんだ言っても、私には純粋なひたむきさはありませんので、一生ただのアマチュアで終わるでしょう。楽しければそれでもいいか。
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