音楽バラエティー「スイングはお好き」 (NHK蔵出しエンターテインメント)
帰宅してふとテレビをつけたら…お〜、これは!いきなりジミー原田のドラムと歌だあ!!カッコいい!!
松田聖子の時もそうでしたが、この番組って突然観るのが一番いいですね。いきなりタイムマシンで連れてかれちゃうのが快感です。
今日のタイムマシンは1983年12月3日に飛びました。この時オレ、何やってたかなあ。大学1年かな(笑)。さすがにリアルタイムでは観てないなあ。
それにしてもこの番組はすごいですねえ。いったいどういう企画だったんでしょうか。
日本ジャズ界の大御所が勢ぞろいかと思ったら、なんとメインは松坂慶子さんではないですか!!!
あれ?松坂慶子ってジャズシンガーだったの?愛の水中花じゃないの?
面白いのはですねえ、そのシロウト松坂慶子さんがにわかレッスンを受けているシーンがちゃんとドキュメントされてるんですよ。それがなんともNHKらしい。教えているのは、服部克久さん、マーサ三宅さんら。松坂さんはこの時たぶん31歳ですが、まだ独身。清純かつ実直なイメージでおじさま方に大人気でしたね。慶子ちゃんが一生懸命ジャズやタップに挑戦!って感じが萌えを誘います。
結局、番組全体の半分以上の曲を堂々と日本語で歌い上げています。ダンスもお見事。レオタード姿も立派です(笑)。で、本家の皆さんは案外楽しそうに彼女を支えています。その本家の皆さんは以下のようなそうそうたる方々です。曲目の一部もどうぞ。
阿川泰子、アンリ菅野、鹿内孝、マーサ三宅、タイム・ファイブ、EVE、ジミー原田とオールドボーイズ、服部克久、原信夫とシャープス&フラッツ、水野照也とロイヤル・デュークスほか
曲目:「WHEN YOU'RE SMILING」「MY BLUE HEAVEN」「DINAH」「SOMEONE TO WATCH OVER ME」「SINGIN' IN THE RAIN」「SING SING SING」「SWEET JENNIE LEE」ほか
普通ジャズの方々ってシロウトがにわかで参加するのをよく思わないんですよね。でも、ここは松坂慶子さんのキャラというか人格のおかげでしょう。とっても和やかな雰囲気になってます。それどころか、服部さんや原さんなんか、それこそ「萌え〜」って感じで鼻の下長くしてます(たぶん…笑)。
私が松坂さん以外で心に残ったのは、そうですねえ、皆さんお上手なのは当り前ですが、やっぱりタイム・ファイブの完璧なコーラスですかねえ。某ゴスペラーズや某EXILEなんかはぜひとも見習っていただきたいっす。
あと、けっこう新鮮だったのは水野照也とロイヤル・デュークスのサックス・アンサンブルですねえ。ああいうサックスの音色って久々に聴いた気がしました。なんとも哀愁漂い、過剰な感じもしますが、なぜか下品ではないという、日本的なサックスの音色であります。古き佳き昭和の香りがしますねえ。
というわけで、いきなりタイムマシンで昭和に飛びまして、とってもいい気分になりました。
そうそう、考えてみますと、松坂慶子さんと言えばいろいろと騒動にもなった旦那さまの件がありますね。ジャズ・ギタリストの方と結婚されたんでした。もうこの頃からジャズがお好きだったのか、あるいはこの番組を機にジャズ界にお近づきになったのか…。
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