漢字検定準1級受検
今日は大雪。写真は湖面に雪の積もった精進湖です。ここを過ぎて、私は市川大門へ向かいました。
漢字検定準1級に挑戦したんです。昨年の悲惨な1級玉砕(こちらの記事参照)ですっかり意気消沈し、もう漢検は絶対受けない!と宣言したワタクシではありましたが、人間というのはバカなもので、少し時間が経ちますとね、すっかりいやな思い出を忘れ、さらには変な欲気まで出てくるものでして、ああ、こうして歴史上の戦争なんかも繰りかえされたんだろうなあ、なんて思われるんですね。で、結局受けちゃった。
昨年の漢検初受験は1級113点という惨憺たる結果であったわけですが、今度はですね、多少は反省したのかな…というか学習したのかな、準1級を受けることにいたしました。しかし、やはりバカな私のこと、ただ受検するというのではつまらない、いやただの受検じゃ勉強しない、ということでしょう、クラスの生徒に「満点で合格してやる!」「準1級なんて1級に比べたら超簡単だぜ!」「満点取れなかったらROYCEの生チョコを全員に買ってやる!」と宣言しちゃいました。
そして、今日さっそくROYCEを注文いたしました(笑)。はっきり言ってなめてました準1級。1級が1ヶ月で113点でしたから、まあ準1級なら2週間くらいで満点取れるなと踏んでいた私が甘かった。
いや、そう判断したのにはちゃんとした(?)理由があったんです。昨年の1級の記事に書きましたけど、1級はですね、もうほとんど言葉による暴力、私へのいじめでありました。去年はこんなふうに書いてますね。
「…全く知らない人、数千人の名前を1ヶ月で覚えろって感じですかね。その人の人となりとか分かってれば、それなりに覚えられますけど、国籍も性別も年齢も性格も全然わからない人たちなんですよ」
うん、これはなかなかいい比喩だ。ホントそんな感じでしたから。で、準1級ってのはですね、テキストや過去問を見ますと、とにかく全部一度は見たことがある字なんですよ。だから「近所の顔見知りの名前を全部覚える」程度の感覚だったわけです。去年に比べたら、これはもう正直楽勝だと思ってました。
そしたら、それはやっぱり甘かった。近所の顔見知りでも、意外な一面があったり、裏の名前、あだ名とか芸名とか源氏名とかいろいろあるんですね。それも全部覚えなきゃいけなかった。今まで間違って覚えてた名前があったりしてね。あるいは似てる人を混同したり。さらに案外難敵だったのが四字熟語ですね。私もいちおう国語の先生ですからそういうのは得意なはずだったんですけど、9割がた初めて見るものばかり。全然余裕がありませんでした(ちなみに去年は四字熟語は最初から全部捨ててました…よってそこで30点の損失)。
そうですねえ、自己採点では186くらいだと思います。たぶん細かいところのミスを引かれても合格はできると思うんですけどね。でも、賭けは負けです。男は言い訳しません!…なんて、実は大雪で中止にならないかなあ…なんてそれこそ高校生(小学生)みたいなこと考えてました(笑)。
でも、たまにはこういう経験もいいですね。先生という仕事、生徒に言いたいことばかり言って、勉強させて、テストの結果に不機嫌になって、そういう一方的なことになりがちです。こうして自分が勉強してテストを受ける立場になりますと、いろいろと反省すべき点が見えてくると同時に、勉強の仕方、テストの受け方なんかで生徒に還元できる点が多々あることに気づきます。
思わず苦笑したのは、生徒にいつも「問題をよく読め!バカなミスをするな!そういうことがちゃんと出来ないヤツは一流になれない!」みたいなこと言ってるんですが、自分も見直しでいくつかのバカなミスに気づきました。こりゃたしかに一流になれないわな。ま、そういうことを身をもって示しているのが「教師」という仕事なのかもしれませんがね(笑)。
追伸 結果187点でした。当然賭けには負けであります…orz。
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