『日本の10大新宗教』 島田裕巳 (幻冬舎新書)
皆さんもニュースやワイドショーなどでご存知と思いますが、私が1ヶ月程前にこちらで「粉砕する!」と宣言した某霊感商法団体が警察の捜査を受けました。近い内にとりあえずは消えるでしょう。私と○○(ウチのご神体)を怒らせるとこういうことになるんです(笑)。
あまりのタイミングの良さと、効果の覿面さに相談者もびっくりしておりました。私ももうちょっとかかるかなと思っていたんで驚きましたよ。これで全勝記録をまた伸ばしたな(笑)。
というわけで、今日は祝杯を上げながら新宗教についての本を読みました。島田さんの本読むの久しぶりだなあ。この本はなかなか良い。入門書としては最高傑作ではないでしょうか。ここで取り上げられている10の団体は次のようになっています。
天理教
大本
生長の家
天照皇大神宮教と璽宇
立正佼成会と霊友会
創価学会
世界救世教、神慈秀明会と真光系教団
PL教団
真如苑
GLA
うん、私が選んでもこれにかなり近くなるな。10選ぶのは難しいですね。ま、島田さんも難しいと言いつつ、結局10以上選んでるんですが(笑)。
今回粉砕した団体もここに挙げた団体の一つの系列であることはたしかです。そのブツやホンを見れば瞭然です。私が知る限りはその親団体は迷惑しているようですので、まあ一部の元信者が勝手にやったことでしょうね。で、その親団体の親団体もここに挙げられています。そのまた親団体が大本であります。
この本でも強調されていますが、カリスマ的な創始者の死後、つまらぬ内輪もめがあって分裂していく団体がほとんどです。そこには信仰に関する対立もあります。しかしそれ以上に多いのが「金(かね)」と「権力」ですね。そのへんについてのリアルな話はビートたけしの教祖誕生で分かり易く物語化されていましたっけ。
で、だいたい分裂してダメになっていくんですね。今回の一件もそうです。カリスマ性というのもエントロピー増大の法則に従って雲散してしまうんでしょうかね。残念です。
さてさて、この本の優れているところ、それはまず島田さんによる解説が実に公平かつ客観的であるということです。ご本人も述べている通り、この本は各宗教の優劣を計ることを目的としていません。あくまでも宗教学者として、世界中の宗教に精通した上で、それぞれをその中に位置づけている。歴史的な流れを記述しつつ、その経営的手腕や思想の現代性、また将来予想される問題点なんかも挙げている。なるほどなあ、とうなずく点が多々ありました。
また、彼はそれぞれの団体をちゃんと訪問しているのがよろしい。それは私と同じです。で、その印象を正直に書いている。ある意味それは私感であって客観的ではないとの批判もあるかもしれませんが、信者ではないものの印象を表現するということは大切なことなんです。なぜなら、世に出るのは内側からのプラスイメージばかりなので。あるいは、マスコミによるマイナスイメージですね。だからバランスを取らなくてはならない。
しかし、ここで思い出されるのは、あの件ですね。島田さんは大変なバッシングにあいましたっけ。そうオウム真理教についてですねえ。あの時、島田さんや中沢新一さんは最初好意的な評価をしてたんですよね。実際に訪問して、その印象からそういう発言をしていたんです。実は私も初期のオウムをよく知っているんですが、正直非常にまじめな出家集団だと思いましたよ。今どき珍しいよって人に言ってましたから。
あれから10年以上経って、島田さんの心の傷もやっと癒えたんだなと思いました。そして、そういう経験を通じて彼も一回り大きくなったような気がします。基本的な姿勢を変えなかったのは立派ですよ。それこそ修行だったでしょう。
さて、この本を読みますと、あるカリスマがやはり突出した存在であることがわかります。島田さん自身、そのカリスマだけは研究のしようがないと白旗を揚げています。大本の出口王仁三郎です。やっぱりそうなんだろうなあ。私もオニさんの大ファンなんですけど、こちらで紹介したように、彼に関してはどんな頭がいい人、どんな芸術家も、みんな白旗を揚げてしまう。言葉にならなくなってしまう。
ま、ウチのご神体はその王仁三郎の手ごねによるものですから、そりゃあ最強でしょう。ありがたや、ありがたや。
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コメント
前略 薀恥庵御亭主 様
新聞で・・「事件」の事 拝読しました。
うぅぅぅん。完全解決が望まれますね。
「諸宗教」の専門的な事は無知であります。
ただ・・・「偽者」は すぐに「バレ」ますね。
「本物」は・・・「本物」ですから。
茄子は茄子。やはり茄子が・・・アボガドの「ふり」
をしてもすぐに「バレ」ます。笑
茄子は茄子の「まま」が一番 自然であります。
楽天主義であられた「出口王仁三郎」様
「出口王仁三郎」様は「出口王仁三郎」様。
それ以外は・・・すべて「似た者」か「偽者」です。
誰もが驚嘆する偉大なる巨人。
誰もが魅了される芸術家。
耀碗(ようわん)は耀碗。
それ以外は・・・すべて「似た物」か「楽焼」です。
しかし愚僧 こんな駄文でも・・グズグズ書いております。
霊界物語(83冊)・・・1冊を3日で口述。
まさに「神」様です。
「宝船に七福神」・・・いつも枕元に置いて
寝ている愚僧も かなりの「楽天家」であります。笑
合唱おじさん
投稿: 合唱おじさん | 2007.12.21 08:59
訂正
スミマセン。アボガド× アボカド◎
だそうです。森のバターだそうです。笑
スペイン語で・・・弁護士の意味だそうです。
そういえば昔 スペインのピカソ美術館に
行ったとき・・・
「うん。こりゃ・・・きっとピカソじゃないね。」
と・・・呟いた愚僧。笑
とても わかりやすいし 絵の雰囲気が違う。
とても 「デッサン」が素晴らしく・・・馬鹿な
愚僧は・・どっちが「本物だ?」と悩みました。
この場合 どちらも 当然 「本物」。苦笑
「恐るべきデッサン力」があるからこそ・・・・
極端にデフォルメできるのでしょうね。
熊谷守一様の絵も同様なのでしょうね。
鋭い観察眼と・・・集中力。
「アボカド」も知らない「散漫無知」な愚僧でした。
投稿: 合唱おじさん | 2007.12.21 11:32
合唱おじさん様、こんにちは。
王仁三郎はホンモノですね。
本当の物の怪です。
宇宙みたいな人ですね。
つまらぬ解釈など受け付けません。
いや、呑み込んでしまいます。
たしかに1000年に一人でしょう。
空海以来でしょうか。
ということは、あと1000年以上待たなくてはならないのですね。
投稿: 蘊恥庵庵主 | 2007.12.21 17:46
ご無事で何よりです。
この度の事件、宗教と共に警察機構にも虫酸が走るほど嫌悪感を覚える身ですので、腹立たしさも倍増の LUKE です。
投稿: LUKE | 2007.12.23 00:16
LUKEさま、どうもです。
まったく神奈川県警も困ったものですね。
今回の件、こういう形で世間の知るところとなるとは思いませんでした。
さらに困ったもので、地元のサロンの関係者(末端の人たち)には全く反省がみられません。
法難だとか言い出すんでしょうね。
もう勝手にしろって感じです。
投稿: 蘊恥庵庵主 | 2007.12.23 10:33