大歓迎!原油高
原油高が止まりません。1バレル100ドルを上回るのも時間の問題でしょう。5年くらい前には50ドルを超えるとか言って騒いでいたような気がするんですが、こうなるともうどこまで行くのか、いや逆にイケイケ!って感じになってしまいます。
なんて発言をすると不謹慎だ、ガソリンも高くなるし、これから寒い季節を迎えるのに灯油も高騰、我々庶民の生活に大きな影響があるではないか、と言われそうです。
でも、ちょっとまじめに(ふまじめに)考えてみれば、このような状態がいかに人類にとって望ましいかがわかりますよね。
ワタシもそうですが、ずいぶんと節約意識が高まりましたよ。車になるべく乗らないようにしよう、服を着込んで暖房温度を下げよう、余計なものは買わないようにしよう。
企業なんか、もっと必死ですね。電気料金もそのうち上がりますし、いかに省エネするか、今そういう部署は大忙しです。まさに死活問題ですからね。
これのどこが悪いんでしょう。温暖化防止!とか叫んでも実感がなければ実は何もしないというのが人間です。京都議定書とかマイナス6%とか言ってもね、庶民も企業も今一つピンときていませんでした。もちろん中には自らの行動を主張する人々はいましたよ。個人にせよ企業にせよ。でも、それはほとんどが自己満足か自己宣伝のためのものではなかったか。
で、こういうふうに「悪の元凶」が高くなれば自然と二酸化炭素の排出量なんて減るんですよ。タバコにめっちゃ高い税金をかけている国では喫煙者が減りますよね。それで本人も周囲も健康的になる。それとおんなじです。
どこかの変わり者教授も言ってましたけど、とにかくこのまま石油を使い続ければいいと。そうすれば最終的には完全に枯渇して温暖化なんて止まりますよと(もちろん、二酸化炭素量の増大が温暖化の原因だと過程した場合ですよ)。でも実際にはその前に価格がとんでもなく高くなって、誰も使わなくなりますよ。
こういう大量消費世界、化石燃料をやたらと燃焼させるブームは、科学技術、工業技術、そして市場経済が作り出しました。それが最終的には、やはり市場原理に従って価格が高騰してブームを終わらせるわけです。そういう意味では、まさに「神の見えざる手」が働いているとも言えましょう。
ま、ここのところの原油高は、市場原理に従ったものではない、誰かがもうけているだけだ、いや政治的なものだ、とか言う人もいますが、実はそういう個人(企業・国家)の思惑やかけひきも、マクロに見ると市場の原理の一つであるわけでして、なんら矛盾はないんですよ。
とかく私たちはミクロな物の見方をしがちなんです。今の生活、今の実感、自分が基準。隣の家のことどころか、家族の未来すら見えていない。あまりにも人類はアホなので、「神」が動き出しましたかね。さあ、我々はどうやって乗り越えていくんでしょうか。たぶん、なんとかなるでしょう。だって、普通に我慢したり工夫したりすればいいだけですから。そのうち、あの頃はよかったなあ、ではなくて、あの頃は狂ってたなあ、バブルだったなあって思う日が来ますよ。
まあ、とにかくこの原油高は歓迎すべきものであります。我々が何かに気づくチャンスです。みんなで頑張りましょう。愚痴を言ってる人は負け組です。
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