東西古楽版「津軽海峡・冬景色」
↓写真はスーパーコーディネーター梅岡さんのところから拝借。
本日は二つの発表がありまして、どどっと疲れましたです。
まず朝から本職のほうの研修がありまして甲府へ。そこで(にわか)教務担当としてちょっとした発表をしました。当日まで何をしゃべればいいのかもよく分からず、また出番も何番目なのかさっぱり分からんというすごい状況でしたが、古楽界で鍛えた(?)アドリブ力を存分に発揮してなんとか乗り切りました。
そして夜は都留音楽祭に戻り、好例のスーパーイリュージョン…じゃなくてクロージングパーティーに参加です。毎年すさまじいレベルの出し物が披露されるこのパーティー。私はなんだかんだ22回目だもんなあ。1年に1度のハレ(修行)の舞台であります。
ここのところ、お琴ブラザーズとしての出演が叶わず、やや芸風が変わってきたワタクシでありまして、そんなところにも時の流れを感じるのでした、はい。
本年は音楽祭初参加の渡辺敏晴さんも誘って、昨年からの流れでこういうのをやってみました。
バッハの新発見カンタータよりアリア「我も一人箱船に乗りて」
チェンバロ 岡田龍之介
ヴィオラ・ダ・ガンバ デイヴィッド・ハッチャー
フラウト・トラヴェルソ 中村忠
胡弓 渡辺敏晴
バロック・ヴァイオリン 山口隆之
アルト 山口陽子
今回は出演者の了解が取れましたので、特別にmp3を公開いたします。
どうですか?不思議な響きでしょう。どう聴いてもバッハじゃないですよねえ。まあ、結論から申しますと、このバッハ作と言われた作品は偽作でありまして、曲名も訳し方によっては「私も一人連絡船に乗り」であり、単に日本の伝統的な歌謡であったということが判明いたしました。よって、「冒頭から繰り返される三連符が三位一体を表している」というワタクシの解説も単なるこじつけだったようです。それにしても胡弓の妖しい音色は素晴らしいですね。やっぱり一番ウケてました。
毎度私たち夫婦のつまらん芸に「まじめに」つきあってくださる先生方、本当にありがとうございます。よく考えてみると、いやよく考えなくても、私たちシロウト夫婦にとってはとんでもない幸せでございます。音楽やってて良かったなあと心から感じる瞬間ですね。そしてまた、それが古楽で良かったと。アットホームで柔軟な世界ですよ。
私たちの芸以外の、つのだ組、すみれちゃん、浜中組も、あいかわらず面白過ぎました(梅岡さんのブログ参照)。ところで、近年出演者が固定してきた感がありますね。ぜひとも若い世代の芸人が現れることを期待いたします。けっこう負担が大きいので…でもやめられないんだよなあ。先生方も、ホント超多忙の中あれだけハイレベルな芸に仕上げるんですから、本当にプロです!(笑)偉い!
さあて、来年はどうしようかなあ。
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コメント
阿久悠さん、逝っちゃいましねぇ。以前 TV の特番で、氏の作詞講座(のような内容でした)が放送されたのですが、もの凄く魅力的な人柄と共に、その内容の面白さに感動したものでした。
合掌
PS. 「我も一人箱船に乗りて」のボーカルは奥様ですか? 今回は弾けてますね。(^_-)
投稿: LUKE | 2007.08.24 01:32
LUKEさん、どうもです。
そうですねえ、また昭和が一つ遠くなってしまった。
彼は天才中の天才でした。
今世紀最大の詩人の一人でしょうね。
この曲にも、本当に映像や感情を喚起させられる言葉たちが並んでますなあ。
今回の演奏が供養になったかどうかは微妙ですが、西洋古楽を志す方々に何かが伝われば…なんてことは何にも考えていませんでした(笑)。
とにかくウケ狙いっす。
あっ、もちろんアルトはカミさんです。
あいかわらず、すごい状況にあることを理解せずやらかしてますね(恥)。
投稿: 蘊恥庵庵主 | 2007.08.24 06:54