『梨のしずく 赤ラベル』(白井梨ブランデー株式会社)
職場の後輩が飲ませてくれました。これはなかなかいける。ブランデーはふだんあんまり飲まないし、それほど好きというわけではないんですが、これはおいしいし飲みやすい。
ふつうブランデーと言えばぶどうのワインを蒸留したものというイメージですよね。これは原料が梨です。千葉県は梨の産地であり、中でも白井市は県内トップ、国内屈指の収穫量を誇っています。その白井市が「ふるさと産品」育成事業の一環として、農協などとともに第3セクターとして設立したのが「白井梨ブランデー株式会社」とのこと。
この会社ではブランデーのほかにもブランデーケーキやゼリーなども作っているようですが、今日いただいたのはいくつかのブランデーの中でも最も手軽にいただける「梨のしずく 赤ラベル」。アルコール度数を25%に抑えてありますから、ストレートでも全然きつくなく、いい具合に舌と鼻で梨の味と匂いを堪能できます。
本来ブランデーグラスで飲むべきなんでしょうけど、ウチにはそんなシャレたものがないので、私はいつものお猪口でいただきました。案外それもオツなもので、いわゆる普通のブランデーでは雰囲気が壊れるのでしょうが、梨自体が東洋種だからでしょうかね、不思議とマッチしていました。
水はけの良い関東ローム層で多く栽培されている梨でありますが、もともとは野生種のいわゆる「山梨」でありました(ついでに、宮沢賢治の「やまなし」は「山梨」ではなく「みちのくなし」だとか)。「山梨」自体は酸味が強く、食用には適さなかったようで、今われわれが梨と呼んでいる、二十世紀や長十郎、幸水や豊水などは近代以降の改良種です。白井で主に作られているのは、「幸水」「豊水」「新高」だそうです。
どうも日本では、地域の産品をやたらにワインにしたりする傾向があるようなのですが、私の知る限りそれらがとってもおいしいということはあんまりありません。その点、この梨ブランデーはかなりいけてる方でしょう。隣の鎌ケ谷では梨ワインも造られているようですが、そちらはどうなんでしょう。案外ブランデーだからうまく行ったのかも…。
右は白井市のキャラクター「なし坊」です。え〜、どうも日本では、地域の産品をやたらにキャラクターにしたりする傾向があるようなのですが、私の知る限りそれらがとってもカワイイということはあんまりありません。その点、この「なし坊」はかなりいけてる方でしょう…か。恐るべきことにこの「なし坊」には家族がおりまして、こんな感じになっております。かおりちゃんだけ品種名が「?」というのがちょっと哀しい…いや、下にある「※本当は、なし坊の名前以外キャラクター個々の正式な名前やプロフィールはありません」という注がなんとも言えない芳香を醸し出しています。おじいさんは「長十郎」以外ありえないような気がしますがね(笑)。
PS そうそう、大切なこと書くの忘れてた。ここの社長さんって、新日本プロレスの元社長草間政一さんなんですよね。なかなかの辣腕として有名な方です。なるほど、梨とプロレスか…なんとなくわかるような、わからないような。
| 固定リンク
「ドリンク」カテゴリの記事
- イットキー It's the key(玉川酒造)(2025.05.05)
- 食と五感(2025.04.16)
- 天満で呑む(2025.04.12)
- 東龍 純米酒 『龍瑞』(東春酒造株式会社)(2025.03.07)
- 自動販売機大国日本(2025.03.06)
この記事へのコメントは終了しました。

コメント
これはおいしそうですね。今度見つけたら買ってみようと思います。リンゴから作ったカルヴァドスは大好きです。あとコニャックやアルマニャックもよくオークションで安く入手して飲んでいました。
人が良いといっていた日本産のワインを飲んでみて、おいしいと思ったことは私もありません。
投稿: 龍川順 | 2007.08.31 08:52
私もさっそく注文してみるつもりです。
和梨はもともとクセのない芳香ですからね。
カルヴァドスは私も好きです。
梨のブランデーはカルヴァドスよりすっきりしてますね。
これはブランデーではない!と言われるかもしれませんが。
投稿: 蘊恥庵庵主 | 2007.08.31 17:45