神々のネットワークその2(八郎神社)
さて、昨日国内異文化体験をした生徒を連れて、今日は秋田市雄和(旧雄和町)にあります国際教養大学に行ってまいりました。そう、今日は同大学のキャンパスツアーが行われたんです。それで、彼女はわざわざ山梨からやってきたと。さすがにこんな遠くから来てる人はいないだろうと思ったら、なんと神戸から来てる人もいました。いやいや、上海から来たという人もいるではありませんか!負けた…。
公立大学法人第1号として設立されたこの大学、なかなかユニークな教育をしておりまして、たしかに外大に行ったり、留学したりするよりも、より実践的かつ学術的な外国語をマスターできそうです。ほとんどの授業は英語で行なわれますし、留学生も多い。おまけに日常生活は秋田弁ですから、ほとんど日本語を使うことはないわけです(笑)。模擬授業を受けた彼女、「昨日の夜より、英語の方がよくわかる…」と言っておりました。
実は私は、生徒の方の世話はカミさんに頼みまして、キャンパスツアーの間、子どもたちを連れて大森山動物園に行きました。なかなか渋い動物園で気に入りましたよ。一番ウケたのは、愛称が「ミルヴェ」に決まったということ。アルヴェ(あるべ)に次いで「見るべ」かよ!(笑)。さすがです。
そして、再び大学でおちあった私たちは、再び高速道路に乗って北上しました。向かうは潟上市(旧昭和町)です。
今日はちょっと詳しく書けないんですが、あるお宅を訪問するという計画がありまして、ウチのカミさんがそのお宅の場所を調べてたんですね。で、だいたいの場所が分かった。なんという名前のお社かわかりませんが、ある神社のすぐ近くだとのこと。地図を見てみるとたしかに神社のマークがあります。ナビにしたがってその神社に到着し、その神社の名前を見て、私は戦慄しました。正直鳥肌が立ちました。
「八郎神社」…ええええっ!?「八郎潟」の「八郎」と言えば、出口王仁三郎が特異な物語として語った「十和田の神秘」にも登場する人物です。東北を巡礼した王仁三郎は十和田湖に立ち寄り、そこで格別な神示を受けます。詳しいことは省略しますけれど、八郎という男が龍に化けて十和田湖にいたが、南祖坊(男装坊)に追いやられて、違う湖に棲みついた、それが八郎潟、その八郎の龍神が妻どいしたのが田沢湖の辰子姫だ、といういわゆる三湖伝説に関してです。その八郎の龍を追いやった男装坊の生まれ変わりが、現代文の神様出口汪さんのお父さん、和明さんであると王仁三郎は語っています。王仁三郎が異常なほど孫の和明さんを可愛がったのは有名な話ですね。のち、和明さんは「十和田龍」と名乗って小説家としても活躍しました。
王仁三郎の語る物語の中で、八郎は男装坊の活躍を用意する重要な存在として描かれています。いかにも王仁三郎らしい優しさあふれる解釈ですね。で、そんな八郎を祭る神社に期せずして到着してしまった私は、それはビックリしますよ。なにしろ、出発前にウチのネットワークデバイスから「何かあるぞよ」っていう声を聞いていたんで(笑)。
そして、その後、さらにさらにとんでもないことが…!!奇跡としか言いようのないことが…!!おそるべし神々のネットワーク。
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