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2007.07.14

神々のネットワークその1(祖父の一年祭)

 ちょっと更新が遅れます…いろいろ用事がありまして、秋田に行ってきます。帰ってきたら全部まとめて書きま〜す!では。

 …というわけで、秋田に来ております(実際書いてるのは、富士山に帰って来てからでありますが…。なお、いちおうことわっておきますが、この三日間の旅の記録は、ある意味かなりきわどい世界の話ですけれど、ぜひとも怪しまないでくださいね。別に私、変になったわけじゃありませんから)。
 昨日の夜、富士山を発ちまして、いつものコース、長野から新潟、山形を経て秋田入りです。今回はなぜかウチの家族とともに一人生徒を乗せての大移動でした。そのへんの事情に関しましては、明日の分に書きましょう。とにかくなぜかウチの生徒が一人、私のカミさんの実家に来ているということです。妙な状況です。
 さてさて、その生徒、今日は大変な体験をしました。
Hwuf 今日は昨年亡くなった祖父の一周忌…いや一年祭だったのです。そう、ウチのカミさんの実家は神道でして(昨年の出棺の儀や葬場祭、火葬祭、取り越しの三十日祭などについてはこちらこちらに少し書きましたっけ)、その一年祭にですねえ、なぜかその生徒も参列したんです。いや、ホントに全くの他人なんですけどね、せっかくいるんだから、まあ異文化体験しなさい、なんでも勉強だと、なかば強引に参列させたんです。全く知らない人たちにまじって、ちゃっかり(?)法事というか祭事に参加する彼女も大したもんだ(笑)。
 私自身ももちろん初めての体験でして、なかなか興味深い内容だったんですが、前も書いたように完全に仏教と習合してますからね、祭事の段取りなんかはほとんどいわゆる法事と同様に進んでいきます。お坊さんの代わりに神主さん、お経の代わりに祝詞…じゃないな…祭詞、焼香の代わりに玉串奉奠というところでしょうか。
 祭詞の中で、神主さんがおっしゃってましたが、これで祖父は家を守る神様になったようです。神道では亡くなって1年間は神葬祭という名称でお祭りを行ないますが、一年祭からのちは祖霊祭と言うようになるとのことです。
 私、なんとなく思ったんですよね、あ、おじいさん、神々のネットワークの中に入ったなって。
 富士山の私の家もどちらかというと神道色が強くて、特に昨年の秋頃、お宝(それについてはここに少し書いてます)をお預かりするようになってからというもの、そのネットワークの力を痛感する、痛感せざるをえないようになっていたんですね。ま、簡単に言ってしまえば、そのお宝がネットワーク・デバイスになってるって感じで。
 それで、この一年祭で祖父と富士山の家と完全に結びついたな、って感じたんです。ネットワークがつながった。これは宗教的な発想ではなくて、本当にごく自然な実感としてそう思いました。
 さて、祭事のあとは、「直会(なおらい)」ですね。「なおらい」とは「語りあい→語らい」と同様に、「なおりあい」のことでしょうね。神様への献饌のおさがりをみんなでいただいて、お互い純粋な気持ちになるってことです。ま、宴会とういことです。生徒は、ただでさえ秋田弁初体験なのに、酔っぱらったおじさんやおばさんのコテコテの秋田弁に、本当に難渋しておりました。私も最初はそうでしたからねえ。まさに異文化体験。勉強になったと思いますよ。彼女は外国語の習得を目指しているんですが、同じ日本語でもこれほどコミュニケーションが困難であるということを実感することは、大いに意味のあることであったでしょう。ホントびっくりしてましたよ。
 というわけで、明日の記事に続いていきます。

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コメント

おかえりなさい^^
1日1回ここを読まないと、何かやり残したような感じがします。
お帰りを待ってまーす。

投稿: カズ | 2007.07.17 00:19

カズさん、ただいま!お待たせしました。
でも、なんか妙にマニアックな変な記事が続きますよ。
ごめんなさい。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2007.07.17 10:48

神道のお葬式に一度だけ参列したことがあります。
魂に直接響くというか、すごい声の祝詞が聞けました。
今まで地鎮祭の祝詞くらいしか思い浮かびませんでしたが、
神主さんがあのような声を出すのだとは驚きでした。

投稿: 貧乏伯爵 | 2007.07.17 20:22

「のりと」の字を間違えました。すみません。

投稿: 貧乏伯爵 | 2007.07.17 20:25

伯爵さま、こんばんは。
祝詞でいいと思いますよ。
神成の祭ですからねえ。
なかなかいい雰囲気でした。
ところで、祝詞の中にささやくような部分があるんですね。
朗々と詠じたかと思うと口こもるようにささやく。
あれってなんなんでしょう。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2007.07.17 21:09

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