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2007.07.18

BlogScouter

Blogscouter フューチャリスト宣言の記事でも、結局ネットは自己顕示欲と自己満足の集積だという結論に至りましたが、たしかに自分のこのブログを書くという行為を客観的に見ると全くそのとおりでして、別に慈善事業で書いてるわけじゃないし、誰かのためになるようになんて、そんなカッコいいポリシーがあるわけではない。なんだかんだ言って、ただ人に話を聞いてもらいたい、認められたいっていう、まあよくあるさびしがり屋の自慢大会、愚痴り大会ってとこですかね。
 2ちゃんも基本的にそんな感じだし。Wikipediaや「教えて!goo」みたいなボランティアサイトも、目立ちたがり屋さんやお節介屋さんの熾烈な戦いが繰り広げられるガチンコのリングとも言えますね。
 で、自分のそういう「言葉」をいったいどれほどの人が読んでくれているのか、自慢や愚痴をどれほどの人が聞いてくれているのかというのが、本人はとっても気になるわけですよ。それで、カウンターをつけてみたり、アクセス解析を導入してみたりする。私もそうです。それで一喜一憂する…というほどでもないけれども、なんとなく常に不安なのかもしれないなあ。キモいけど、「誰かとつながっていたい…」とか(笑)。
 さて、そんなさびしがり屋で、かつ自己顕示欲の強い皆さまのために、最近また新しいサービスが始まりました。Yahoo!ニュースで紹介されていましたので、ご存知の方も多いのでは。
BlogScouter
 なんだかよくわかりませんが、自分のブログの影響力が数値化されるという、まさにモヤモヤをスッキリしてくれる、ワタクシ流に言うと「モノ」の「コト」化、それもかなり安易なコト化ツールであります。
 scoutってことは、スカウトってことでしょうかね。それとも単に偵察ということなんでしょうか。いや、この文を読むとわかりますが、やっぱりいわゆるスカウトだな。

『…さらに!!なんとBlogScouterポイントが上位になった方(庵主…ここんとこ、初期には60点以上って書いてありました)には、ブロガーの皆さんにメリットがいっぱいの「すごい体験!すごいブログライフ!CyberBuzz」から直接登録のお誘いが来るかも…?』

 都会の街に暗躍する怪しいスカウトみたいなもんでしょう。つまり、これを運営しているサイバーバズ社としては、シロウトをスカウトして、その気にさせ、本業である新手の広告代理業(?)に参加させようという魂胆でしょうな。
 今までもこういうサービスはありましたが、比較的シンプルかつ手軽な感じが受けて、私のようにちょっとやってみようかな、いったい自分は何点取れるのかなと、なんとなくドキドキワクワク、いやドキドキワナワナしながら取り付けてみたという人、多いんじゃないでしょうか。
 結果として、私のこのブログは70点くらいから90点くらいの間を行ったり来たりしているようです。この成績がどの程度の偏差値になるのかよくわかりませんが、なんか単に前日のアクセス数に比例して変動してるような気もします。説明によるとアクセス数や被リンク数など15の項目を数値化して成績を出しているということですが、その基準や数値化のルールもよく分かりません。
 そんな怪しいものですが、それでも自分への激励としてはそれなりに役立つかもしれません。毎日テストを受けて次の日採点されて返ってくるようなものですからね。なんだか生徒の気持ちがわかるような…。
 つくづく思います。人間は点数をつけられるのが好きなんですねえ。私は仕事柄、いつもは採点する方なんですけど、実際そういう立場に立つと、その数値が示す内容なんてホントはないようなもんだって、よ〜くわかります。世の中では、と言うか、教育の世界では、やれ5段階評価はやめろとか、順位をつけるなとか、偏差値は悪だとか、いろいろ言われてますけど、本心はみんな数値化、ランキング化を欲してるんですよね。面白いことです。

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» フューチャリスト宣言 [読書感想文]
ウェブ進化論の梅田望夫氏と脳科学者の茂木健一郎氏の対談。巻末には中学と大学で講演した授業が収録されている。これは今年一番のお薦め作品。2人の対談を読んでいると限りなく明るい未来が待っているような気がしてわくわくしながらページをめくっていった。やりたい企画に対してネガティブなコメントばかりされつぶされるという組織のしがらみを感じていたのだが、この本でまさに自分が感じていたことを的確に表現してもらって霧が晴れたような気分になった。組織に慣らされてしまえばきっと自分もおいていかれる、自分の感覚が正しいと思... [続きを読む]

受信: 2007.07.20 22:20

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