『サラリーマンNEOボーナススペシャル』(ウッチャン登場)
今日の「サラリーマンNEO」はボーナス・スペシャル。ウッチャンこと内村光良さんと入江雅人さんの共演です。ご存知と思いますが、この二人と言えば劇団SHA・LA・LAですねえ。
劇団SHA・LA・LAは日本映画学校(当時横浜放送映画専門学院)の9期生たちによって結成された劇団です。いちおう座長は出川哲朗さん(!)、ナンチャンこと南原清隆さんもいたわけですから、これは今思うと凄いですねえ。
横浜放送映画専門学院は、私の大好きだった故今村昌平監督が開校した学校で、高校時代の私もちょっぴりですが、行ってみたいなあと思ってましたからね、もし私が進学していたら彼らと同期ですので、もしかして…なんちゃって。でも、そういう可能性もないではなかった。姉も当時演劇界にいましたし。
さて、そんなウッチャンと入江さんの久々の共演、どうだったでしょう。
全体として、やっぱりいつもと違う空気になっていましたね。ウッチャンはウッチャンらしい演技やテンションですので、ちょっとNEO的に醸成されてきた空気からは浮いていたかもしれません。でも、こういう化学反応というか、異文化交流(ただしルーツは同じみたいな)はたまにはいいでしょう。何度か繰り返していけば、互いになじんでくるでしょう。ウッチャンには、できれば準レギュラー的に参画していただきたい。沢村一樹さんとの共演なんかも観てみたいですしね。
今回の放映では、ワタクシ的には「新しいネクタイの結び方講座」が一番面白かった。ウッチャン的異空間の中で、実にNHK的、NEO的だったからでしょうかね。こちらの緊張も解けました。あと、微妙なネタとして、「去り際」における、原史奈の「婚約破棄」発言でしょうかね(笑)。そこにで笑った人がいったい何人いたことやら…。この「去り際」におけるウッチャンが一番ウッチャンらしかったかもしれません。
ちなみに今回の脚本はウッチャンの従兄弟である内村宏幸さんが担当していました。これも面白い縁ですね。
いずれにせよ今日の放映で、NEOの笑いというのは観る側にも熟練を要するんだ、ということを再確認しました。民放とは違う微妙な作りの部分、細部のこだわり、人の歴史などを知った上で観ないとわからないところがある。そこが、賛否の分かれる原因でしょう。ある意味、茶道とか剣道とかみたいな、分かる人じゃないと分からないという、なんとも日本の伝統的文化が息づいているわけでして、NHKとしては立派なお仕事をされているとも言えるのでしょう。私は好きです。
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