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2007.06.27

『フジファブリック Live in Zepp Tokyo』(サーファーキドリツアー・ファイナル)

Fujifab12 今日は、生徒を連れてお台場Zepp Tokyoにフジファブリックのライヴを観に行ってきました。うん、とっても楽しく、聴き所満載のライヴでしたよ。勉強になりました。
 いやはや、それにしても今月はすごいなあ。松田聖子から長唄、そしてフジ、今週末は歌謡曲バンドとバッハの練習ですからねえ。我ながらメチャクチャだと思います。
 さてさて、フジファブリックのライヴもZeppも初体験なんですが、ボーカル&ギターの志村くんの実家の目と鼻の先にある、ワタクシの職場を出発したのは5時ちょい前。はたして7時の開演までにお台場に到着できるのか? 
 結果、ギリギリ滑り込みセーフ!開演直前の会場内は熱気ムンムン。てか、まじで暑かった。私は仕事姿のままでしたのでネクタイまでしてるし、坊主頭はさすがに目立つだろうと帽子かぶってるし、ホント暑かったっす。
 さて、いつものように冷静に分析しながら報告といたしましょうか。
 まず一言。もし、もしですよ、私が自分のバンドをやるとしたら、こういう音楽をやるだろうな。これは前から思っていたことなんですが、今回生で彼らを聴いてそれを再確認しました。
 彼らの音楽は非常に面白い。かっこいいのではなくて面白い。志村くんの書くメロディーはほとんど二六抜きか四七抜きです。つまり歌謡曲なんです。まあ、いかにも富士吉田、それも下吉田という感じ(…わからんか)のダサさ(いい意味で)なんですね。私好みの日本的、昭和な世界です。歌詞もノスタルジックですし、かっこつけない良さがあります。それでいて、都会的に洗練されていない危険な香りもあったりしますし。
 そうした歌が何に乗っかってるかといいますと、70年代の洋楽だったりする。今日も思いましたが、時にイエスになり、時にクイーンになり、時にカンサスになり、時にELOになり、時に10CCになりと、ワタクシのような40代のオジサンにはたまらない郷愁があるんですね。そういう古くさい組み合わせの妙が、実に新しく聞こえるわけです。
 和と洋のせめぎあいというか、不思議な融合というものは、ライヴとして聴くとさらにはっきりと理解されます。
 志村くんの唄はメロディーのみならず、発声法からして俗謡調ですし、山内くんのギターのフレーズはまるで三味線の手のようです。ベースの加藤くんは…ひたすら真面目にやるべきことを黙々とやる、まあある意味お囃子隊みたいだな(笑)。とにかくそんな感じなんですよ。
 で、そんな中、このバンドの要はキーボードなんですけど、考えてみるとキーボードというのは西洋音楽の象徴のような楽器ですよね、起源的にも、機能的にも。金澤くんの奏でるサウンドは、明らかに西洋音楽(ヨーロッパ)的です。それが面白いスパイスになってるんですよ。今日気づいたんですけど、彼ら、西洋音階を前面に押し出す時って、とっても照れてるんですね。シャレとして、オチャラケとしてそれを使う。これはとっても正しい姿勢だと思います。俺たち日本人じゃん、向こうの音楽をそのまんまやるのはなんか気恥ずかしいなあ…というのは、当然あるわけですよ。そのへんをうまく消化したのが奥田民生センセイだったんですが、さらにもっと照れながらそれを押し進めたのが彼らだと感じました。
 日本の音階(都節)を西洋的なコードとリズムに乗せる試みは、昭和41年の山本リンダ「こまっちゃうな」に遡ります。この曲はなんと遠藤実先生の作です(!)。知ってましたか?そして翌年、ジャズ界の大御所原信夫先生が、美空ひばりのために「真赤な太陽」を作曲しました。さらに次の年、いずみたく先生はピンキーとキラーズのために「恋の季節」を作りました。そうした実験的な音楽の系譜上に、フジファブリックの音楽はあり、そして進化し続けているんだなあと、そんなことを考えながらライヴを聴いていました(って、そんな人いないよなあ)。
 と、まあそんな理屈はどうでもいいや。ライヴですよ、ライヴ。彼らの演奏もうまくまとまってましたし、特別大きなキズもなかったと思います。ソロの段取りミスはネタでしょうね、たぶん。MCも適度に脱力していていいムード醸してました。新曲も聴けたし、お客さんのノリもよく、とにかく楽しい楽しい時間を過ごさせていただきました。トランペットとギターからレーザー光線が発射されたのには…ジーンときました(って、そんな人いないよなあ)。だって、日本のライヴで初めてレーザー光線使ったのって、たぶん1978年のELOでしょう?あれからもう30年ですよ〜。今や一人1レーザーの時代ですかあ。でも、あのレーザーの色だけは、30年間変りません…うるうる。
 というわけで、全然レビューになってませんが、とにかく暑い熱い楽しいライヴでした。帰りは1時間半で富士山に帰ってきました。近いもんです。
 また行きたいな。というか、志村くん、ぜひ富士吉田でぜひ凱旋ライヴをよろしくお願いします。
 最後に、今回のチケットを取ってくれた方、どうもありがとうございました。ご一緒できればよかったんですが、残念でした。ぜひ次は一緒に行きましょう!

フジファブリック公式

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コメント

楽しかったようで何よりです…!!!!
フジファブリックの独特な音楽・歌詞・雰囲気、魅力的です。
ほんと、凱旋ライブやってほしいですね!(ノ_<)

投稿: ユキ | 2007.06.28 11:03

ユキねえさん、こんちは。
良かったっすよ。楽しかった。
今度行きましょうね。
てか、地元も地元ですから、呼びましょう!!
西裏に合う音楽ですよ。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2007.06.28 13:04

庵主さん、こんにちは!
先ほど、赤富士通信のセットリ転送いたしました。
ダイちゃんがトランペット吹いたんですか?
+レーザーですもんね。見ものでしたね~★
私は無意識に邦楽に浸って過ごしてきたので
FFの音楽に惹かれるのかなぁ。
あのテケテケ感がたまりません。
凱旋ライブがあったら、ぜひ行ってみたいです。
つか、企画してください!!
バンド名の由来で、今でもあるという
「富士ファブリック」の会社にも興味があります。
いかん、また巡礼グセが;

投稿: くぅた | 2007.06.29 11:03

くぅたさん、こんにちは。
いろいろとありがとうございました。
今度はぜひ御一緒に!
セットリストもサンクスです。
ここに載せておきます。

1.ダンス2000/2.Sunny Morning/3.モノノケハカランダ/4.陽炎/5.唇のソレ/6.Day Dripper/7.新曲1/8.新曲2/9.茜色の夕日/10.マリアとアマゾネス/11.地平線 を越えて/12.打上げ花火/13.サボテンレコード/14.Surfer King/15.TAIFU/16.銀河/En1.虹/En2.NAGISAにて/En3.Birthday

富士吉田、河口湖、御坂…ホント聖地ですね。
また、おいでください。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2007.06.29 12:02

はーい!!未来、次の年の6月から来ましたよ!
この記事を、そしてふとコメント欄のとこ
を読み返してみましたら・・・ぞぞーー!!
丁度一年弱で其れが実現したではないですかcrying
そして、コメント欄の4人が皆参戦してる。
うーん、なんとも感慨・・・(>_<)

投稿: 庵主セコンド | 2008.06.03 20:36

た、たしかに…ちと怖いもの感じますな…。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2008.06.03 20:46

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