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2007.04.10

『松田聖子〜女性の時代の物語〜』 (NHKスペシャル)

070409_a_1 昨夜放送されたものの録画を観ました。う〜ん、やっぱり神だ。
 松田聖子さまの神っぷりについては、ワタクシの「モノ・コト論」にからめてこちらに書いた通りです。生き神様です。本来「ミコト(命・美事)」すなわち永遠不変な絶対的存在というのは、それこそ神話の中にしか存在しないはずです。フツーの人は死んでようやく「○○命」と名づけられます。まあ、昔は天皇は生き神様でしたからね、彼らも「みこと」と称されたり、「千代に八千代に」とか讃えられていましたが、それはご存知の通り実はウソでした。でも、聖子さまはホンモノですよ!45歳なんていう地球上の数の数え方は無効です!
 番組はNスペらしく、80年代以降の働く女性像、女性の地位向上などの象徴として、彼女をとらえていましたが、私はそういうくくりでは神を表現できないと思っています。結果としてはそうなのかもしれませんし、女性のみならず私なども彼女に励まされてきたわけですが、彼女自身にはそういう意識、つまり世の中をこう導こうとか、世の中に影響を与える人物になりたいとか、そういうことはほとんどなかったと思います。
 それは番組の中のインタビューからも聞いて取れました。彼女はただやりたいことをやっただけ。やりたいと思ったことをすぐに、そして必ず実行しただけ。「直感」という言葉もでてきましたね。
 では、なぜそのようなことが可能だったのでしょうか。それはずばり「才能(タレント)」です。今回の番組では、彼女が何かを作り出す瞬間が何度かとらえられていました。まさにそこには産みの苦しみも感じられましたが、しかし、ああやってなかば衝動的に内側からこみあげてくる「モノ(何かわからないエネルギー)」を処理して「コト(作品)」にしていくことができるのは、これは完全に才能です。
 さらに彼女が神なのは、その才能を生かす才能も持ち合わせていたという点です。つまり「前向きさ」「ポジティヴさ」が、彼女の芸術家としての才能をフルに発揮させたのです。あれだけのバッシングを受けたり、いや、それ以前にあれだけチヤホヤされたりすると、たいがい人間は自らの本当の才能を見失ってしまうものです。しかし、彼女はそういう状況でも、常に視線は未来にあった。番組でも語っていましたが、「これからもっと面白そう」という感性。過去や現在よりも未来、昨日や今日よりも明日の方がもっと楽しいという予感。これは幸福のための唯一の条件なのかもしれません。
 もちろん、こういうことだけでは片づけられないことだらけではありましょう。しかし、彼女にとっては、私たち凡夫における不幸なんてものよりも、内側からこみあげてくる佳き予感の方が、ずっとずっと大きくて強い。だから、はたから見ると、なんであんなに強いんだろう、と思える。でも、彼女は実は不幸や逆境に強いのではない。幸福に強いのです。
 ご縁がありまして、今年はミコトのイニシエーション(松田聖子のライヴってことです)を体験できそうです。思いっきりその神気を浴び、私も少しでも幸福に強くなれるよう頑張ってきたいと思います。よっしゃ〜!今日も頑張るぞ〜!

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コメント

庵主さん、こんばんは!
うちでもかなり盛り上がって見てました!
改めて27年間走り続けるって大変だよなぁとつくづく思います。
毎年満席のライブ。そこでの素(が垣間見れる)の彼女は飾らずにとってもオープンでトークもカナリ天然。
が、ひとたび曲に入るとすんごいオーラなんですよ。
その切替がすごい。作られてるとか計算なんてしてる暇ないと思います。やはりライブ後半のヒットメドレーからが盛り上がることは事実ですが、新しいアルバムの曲ってのもまた味があって、聴き込んでいってライブで聴いて、また良さが後から伝わる、みたいなカンジです。
ヒット云々よりも自分の歌いたい歌を綴ってる、そんな気がします。どのアーティストも一生懸命ですが2時間半、全力で歌い踊る彼女はホントにプロです。頭が下がります。もっともっといろんな人にライブを見てもらいたいです。

投稿: くぅた | 2007.04.11 20:36

くぅたさん、こんばんは。
ホントすごいですねえ。
早く生で拝みたいですよ。
高校時代、本気で結婚しようと思ってましたからね、私(笑)。
あれから四半世紀です…。
あの頃、まさか四半世紀後にもバリバリ現役だとは夢にも思いませんでした。
とにかく早くお目にかかりたいです。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2007.04.11 21:39

ここに書かせていただくのは、どうかと思いましたが、くぅたさんつながりということで書かせていただきます。
もう、くぅたさんから連絡がいっていることと思いますが、この度の春旅、残念ながら参加させていただけないことになりました。
庵主様始め、とても素晴らしい方だとくぅたさんの言う奥様や、ご家族のみなさんとお会いできないのは、とても残念ですが、もしも又、機会がいただけるのだとしたら、その時は是非、ご一緒に山梨の澄んだ空気を吸わせていただきたいと思います。
嬉しいことに、くぅたさんがブログに報告を入れてくれるようなので、今回は自宅で、みなさんの様子が伺えることを楽しみにしています。
いつか又お会いできますことを願って。
どうぞ、よい旅となりますように。

投稿: りんご | 2007.04.13 22:49

りんごさま、こんばんは
はい、明日の件、くぅたさんにお聞きしました、まことに
残念であります!!
ですが、またの機会にはぜひお会いいたしましょう。
そちらにも、山梨の春が届きますように。
お元気でお過ごし下さいね!

投稿: 庵主家内 | 2007.04.13 23:33

りんごさま、こんばんは
はい、明日の件、くぅたさんにお聞きしました、まことに
残念であります!!
ですが、またの機会にはぜひお会いいたしましょう。
そちらにも、山梨の春が届きますように。
お元気でお過ごし下さいね!

投稿: 庵主家内 | 2007.04.13 23:34

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