« ドライ・デン(天然素材100%猫砂) | トップページ | 『いちばん大事なこと−養老先生の環境論』 養老孟司 (集英社新書) »

2007.04.04

フィアット パンダ (9)

Panda809 本日も忙しいので、頭を使わなくていい話題で行きます。
 この前、あんなに暖かかった(暑かった)のに、今朝起きたらこの雪景色。いったいなんなんでしょうねえ。あの日はやっぱり温暖化だなって思いましたが、今日は、こりゃあ寒冷化だな、です。人間の気分なんてそんなもんでしょうし、自然は人間が思うほど単純なシステムではありません。
 さて、思うようにいかない「モノ」、自然じゃなくて人工物なのに言うこと聞かないヤツを久々にとりあげましょう。フィアット・パンダくんです。写真で思いっきり雪をかぶってますね。
 え〜、昨年の10月に フィアット パンダ (8)… ようやく退院という記事を書いていますが、実はあのあと、また長期入院したんですよ。12月ですかね。で、いちおう昨年中に退院してきたんですが、それ以来私とカミさんは車を交換しまして、私がパンダに、カミさんがクルーズに乗っております。と言うのは、あまりのパンダの調子の悪さに「もう絶対一生乗らない!」と、カミさんが大激怒しまして、なかばクルーズを強奪されたのでありました。
 まあ、その怒りも理解できますよ。12月は保育所の駐車場で動かなくなったんです。急ぎの用事があった日だったんですが、それももちろんキャンセル。保育所の先生やらほかの父兄たちに大迷惑をかけまして、結局レッカーで甲府の方まで連れていかれました。まあ、今回も道の真ん中で止まったんじゃなかったんで、命に関わるようなことではなかった。そういう意味では不幸中の幸いだったんですけどね、カミさんの怒りは収まりません。たしかに、自分が運転中にこういうことがあったらイヤだな。それも半年に2回じゃな。
 結局、前回と同様、デュアロジックが操作を受け付けなくなったようで、分解して調べてもらいましたが、はっきり言ってよくわからんと。一部部品も交換してもらいましたが、もう絶対に大丈夫とは言えないとのこと。
 こんなものをおススメするのもなんですけどね、ここ数ヶ月毎日こいつに乗ってますとね、変な愛着が湧いてくるのも事実です。幸運にも私の運転中には何も起きていませんし。たしかにちょっと遠出するには勇気がいりますが、なかなか面白い車ですよ。
 ちょっと気づいたことを、いくつか書きましょうか。基本的にマニュアル・モードで運転していますが、一速から二速へのシフトアップのタイミングが難しい。一速でスタートしてシフトアップしようとすると、私のタイミングでは早すぎるらしく、操作を受け付けませんのアラートが鳴ってしまいます。もともと低速トルクのあるエンジンなので、そんなに回したくないんですけどね。それに停車中には二速に入れられる、すなわち二速発進できるのに、ちょっと不自然な気がします。三速から上にシフトアップするのは早めに行けるんですが…。
 まあ、それにしても、マニュアルで運転しますとね、ちょっとした街乗りでも燃費は20キロ近く行きます。オートマのエコモードでも18キロを割ることはありませんね。ここは山の中ですから、通勤ではちょっと燃費下がりますけど、それでも17キロは下りません。すごいですねえ。やはり、ふつうのトルコン搭載のオートマって、無駄なエネルギーを使ってるんですねえ。
 今、ヨーロッパではこうした「オートモード付きマニュアル」が主流になっているようです。エンジンはディーゼル。最新のディーゼルも私たちのイメージとはだいぶ違っていて、静かでクリーンになってるんですよね。そう考えると、日本の車はまだまだ環境への配慮が足りないような気もしますね。
 トルコンがないということは、通常のクラッチ操作を機械がやるということですが、どうもこのデュアロジックは半クラッチが苦手なようです。渋滞でじわじわ進んだりするのは、このパンダには至難の業です。個体差はあるでしょうが、ウチのはギクシャクギクシャク。はたから見るとヘタクソなドライバーに見えるでしょうね。ここは、ぜひ改善してもらいたいっす。
 あと、パンダのドアロックですけど、日本のドアロックとは発想が違いますね。一見、ドアロックがないように見えます。というか、実際日本的な発想からするとないに等しい。つまり、ドアの開閉レバーがそのままロックになってるんです。普通に引っ張ると開く。閉めた状態で押し込むとロックになる。これだと内側からただ引っ張るだけで、ロックが解除されてドアが開いてしまいます。たとえば子どもがドアノブをいたずらしても開かないようにという日本的な発想とは違うんですね。あくまで、外側から勝手に開けられないようにという発想です。もちろん、日本にもそういう発想はありますが、それだけに特化しているのが、いかにもという感じですね。強盗とかに襲われないようにってことでしょ。違うかな。
 ま、こんな感じで、異文化に触れていますと、逆に日本が見えてくる。よくあることですが、そういう体験を毎日しております。今のところ、私の言うことを聞かないという状況はほとんどありませんので快適に乗っていますけど、いつどこで何が起きるかわからないという適度な緊張感は常にあります。ちょうど20年前、いや30年前の日本車のような感じかなあ。車なんて動かなくなってなんぼっていう時代ありましたよね。
 たしかに、これじゃイタ車に乗る人は減るでしょうねえ。そうとうの変わり者じゃないと。私みたいな「モノ」好き、つまり思い通りにならないことを楽しむような人じゃないとね。でも、「コト」ばっかりの現代日本の工業世界においては、けっこう新鮮な刺激があるのも事実です。ははは。

不二草紙に戻る

|

« ドライ・デン(天然素材100%猫砂) | トップページ | 『いちばん大事なこと−養老先生の環境論』 養老孟司 (集英社新書) »

もの」カテゴリの記事

モノ・コト論」カテゴリの記事

コメント

こんばんは~!
うわっ!こ、この雪にまずビックリです(@_@;)
ホンット異常気象ですねぇ~。桃タンたちは大丈夫かなぁ?
パンダちゃんって乗せていただいた車のほうでしょうか?
すんごいクセがあるんですネー。
それがマニアックでいいカンジなのでしょうね。
でもレッカー事件はタイヘンでしたね!

投稿: くぅた | 2007.04.05 20:56

先日、イタリア行きましたが、イタリア人フツ〜に乗っていましたぜ。
ヨーロッパと日本では「機械」の考え方が違うように思いました。
つまり、彼らはマシンを信頼していない。人間もアヤシいといえば
それまでですが、基本的に全ての事柄の力点を「人間」に置いている、
そういう考え方が染み通ってる感じがします。
だましたりだまされたり、って話をよく聞きますけど、彼らは「他の何か」の
せいにすることはないんですね。すべて人間の問題、人間同士のあいだの
ことだろ、って感じです。

投稿: よこよこ | 2007.04.05 23:03

くぅたさん、どうもです。
ええ、この前乗っていただいた車です。
クセありありですよ〜。
そこが可愛いんです。
桃は今満開だそうで、この寒さで長持ちはしそうです。
が、来週までとなると…。
ま、ほかにもいろいろと楽しみはあるので。


よこよこさん、こんちはっす。
そうそうイタリアでは日本の軽自動車的存在ですからね。
なるほど、日本人は異常なほどマシンにこだわりますな。
なかなかイタリアもラテン的なドロドロの世界で楽しそうですね。
だから、ああいう音楽が生まれたんでしょう。
いいなあ、一度行ってみたいなあ。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2007.04.06 12:02

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/55913/14559900

この記事へのトラックバック一覧です: フィアット パンダ (9):

» ネオ・ソケットで節約暮し [節約暮し研究所]
ガソリン代って高いですよね。 燃費は良ければ良いほどいいものです。 ネオ・ソケットってご存じですか? [続きを読む]

受信: 2007.04.05 07:55

« ドライ・デン(天然素材100%猫砂) | トップページ | 『いちばん大事なこと−養老先生の環境論』 養老孟司 (集英社新書) »