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2007.04.15

第2回 レミオロメン聖地巡礼の旅(その2)

041501 さてさて、あらゆる意味で大盛り上がりだった1日目に続きまして、今日もまたさらにマニアックな旅が始まります。まずは、せっかくですから、満開の桜と富士と湖を満喫しましょう。私も長年こちらに住んでおりますが、これほどタイムリーで美しい風景は初めてであります。私たちが立ち寄ったスポットは、有名な撮影ポイントでありまして、こちらにも多くのマニアの方が集まっておりました。そう、写真マニアの皆さんですね。こちらは年配の男性が圧倒的に多いわけですが、ある意味熱さはレミオファンと変らないのかな、などと考えながら「なわばり」にお邪魔して私もデジカメを構えました。第一あそこでコンパクトデジカメはないですよね。いくら名機MZ3とは言え。それこそ聖地では空気読めない行為なのかも(笑)。
 さあ、顰蹙を買う前に、そういう所からは退散しましょう。そう、こういうファン行動につきものの「痛い」状況がないようにするのも、コンダクターの役割でして(?)、そういう意味では御坂でも気を遣うわけですが、しかしですね、ある意味そういうのは杞憂であるとつくづく感じた今日二日目の旅でありました。
041502 今日もまた、昨日に負けず劣らず濃いところを回ったんですが、それぞれの場所で地元の皆さんに本当に親切にしていただいたんです!
 こちらから厚かましく質問などしても、皆さん気持ちよく答えてくださりますし、いや、私たちの期待以上にいろいろ教えてくださったりする。なにより、皆さんの温かい笑顔と言葉に感動です。ああ、やっぱりこういう自然や人に囲まれて、レミオロメンの音楽は生まれ育ったんだな。旅人の皆さんは、つくづくそれを感じたことでしょう。
 いろいろなお店のおねえさま、おばさま、親切に道を教えてくれた駐車場整理のおじさん、花鳥山でウドの天ぷらを揚げてくれたおじさん、皆さん本当に心があったかくて、まあるいんです。ああやって、心から通りすがりの人に親切にできるというのは、本当の意味で心が豊かで余裕があるんでしょうね。ああ、この人たちは春の花々のように優しく美しい。木喰仏を思い出しました。
 最後の最後に立ち寄った土産物店で、偶然にもレミオメンバーの関係者である店員の方にお会いすることができ、お茶やお菓子までいただいた上に、いろいろ心に迫るお話をしてくださいました。旅人はみんな泣く泣く…。ああ、もう夢のような御坂の旅も終わりか、と思っていた矢先の偶然の出来事に、皆涙をこらえきれませんでした。そして、その方、突然飯田蛇笏の俳句をさりげなく紙に書き、旅人の一人に渡しました。何か一つ覚えて帰ってね。こういう風土が彼らを育てたのよ。そのようなことをおっしゃっていました。胸がじんわり熱くなるのを、私も感じました。
041503 私は、「文化」というものは、「文明」と違って、「自然」の個性が「人間」の活動を通して表れるものだと考えています。人間自身の個性ではなく、その人が吸い取った自然がその人の「生き様」というフィルターを通って、ろ過され、抽象されて表れたものだと思うのです。今回、そのことを再確認しました。いや、抽象ではないのかもしれませんね。そこに育つ人々自身も、また考えようによっては「自然」であり、「自然」と「自然」が出会い醸すハーモニーこそが、たとえばレミオロメンの言葉であり音楽なのかもしれない。
 今、いろいろな意味で、「文化」が経済活動に呑み込まれ、商業的になってしまっています。経済は自然のことを顧みません。人間が基準だからです。レミオ自身もそれに悩む時期がありました。しかし、彼らは再び、本来の「自然体」に帰ろうとしています。今日も皆で語ったんですが、これほど本人たちの地元に行きたくなるアーティストも珍しいし、実際訪ねてみて、これほど納得させられるケースもそうそうないだろうと。そう考えますと、彼らの音楽は、非常に純粋な「文化」の形に近いのかもしれない。私たちはそういう彼らと彼らの音楽に感謝しつつ、これからもいつまでも応援していきたいし、彼らからいろいろなものを学んで行きたいと思うんですね。
 そんなわけで、旅人の皆さん、お疲れさまでした。素晴らしい旅でしたね。心が洗われました。また近いうちに第3回を催しましょう。それまで、じっくり彼らの音楽から、透き通った空や、色とりどりの花や木々、そして人々の笑顔を感じ取っていてください。

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コメント

おはようございます。
もしや・・・と思って来てみたらもう2記事もUP!
朝からまた泣いています。(顔がヤバイ)

庵主様、奥様、この度「も」またまた本当にお世話になりました。
言い尽くせない、感謝でいっぱいです。
感動のあまり、仲間とのブログは逆に簡素になってしまうくらいで。
それも庵主さんのこの記事に託す想いからなのですが、
(甘えてしまってスミマセン)本当にありがとうございます。
(あれはウドだったのか・・・恥)

最後にお会いした店員さんが教えて下さった句を
ここに書かせていただきます。

春めきて もののはてなる 空の色 (飯田蛇笏)

人生、また動きそうです。頑張ります!

投稿: くぅた | 2007.04.16 08:43

くぅたさん、こんにちは。
蛇笏の句、いいですねえ。
季節としてはもう少し早い時期のものでしょうが、
昨日のように霞んだ晴天では、
地上の生きとし生けるものの色彩と、空の色の境目がなくなりますから、
ちょうどこの句の雰囲気が出ていたと思います。
上の写真たちも適度に遠方のコントラストが下がって、
夢の世界のようですね。
本当にいろいろな意味で、充実した時間を過ごさせていただきました。
皆さんのおかげです。
予想外にいいことがたくさんあるって楽しいですね。
また、よろしくお願いします。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2007.04.16 13:19

今回の春旅には参加できなかったお陰で、大切な用事を済ませることができたのですが、やはりこれを読んでしまうと悔しい思いが沸き起こってしまいます。
3回目!!是非とも!!

投稿: りんご | 2007.04.16 14:22

りんごさん、こんにちは。
本当に残念でしたね。
今回は特に天候や自然の美しさに恵まれ、
レミオ抜きでも充分に感動的でした。
次回はオスカルさまにも是非!!
楽しみにしています。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2007.04.16 14:28

わあー!!早いお返事嬉しいです!
今回は、本当にお天気に恵まれたようで、よかったですね♪
レミオが好きな理由の一つには、自然に恵まれた山梨出身だということがあります。
自然の中に包まれたいです!
・・・もう、今ではオスカルではないんですよ。単なるおばさんです。。

投稿: りんご | 2007.04.16 14:40

いやあ、記事にも書きましたが、
レミオほど風土や自然が表れたミュージシャンはいないですよ。
そこが魅力だと私も思います。
昨日、おとといはあんなに晴れて暖かかったのに、
こちらは今日みぞれまじりの雨ですよ。
寒過ぎです。
まあ、そんなダイナミックな変化もまた自然の醍醐味ですが。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2007.04.16 18:11

まあ、なんとそちらはみぞれまじりですか。
こちらも今日は寒い雨で、ストーブをつけました。
みんな、あまりの感動のためでしょうか、誰もまだコメントらしいコメントを書いてくれないのですよ。お疲れでもあるとは思うのですが。
ちょっとさびしいです。笑
まあ、みなさんお忙しくもあるでしょうから、もう少し待ってみましょうか。
というわけで、お付き合いくださる庵主さまが、今の私の心の支え?です。笑
庵主さまもツァーコン?おつかれさまでした。

投稿: りんご | 2007.04.16 19:47

りんごさん、どうも。
私もよく経験しますが、本当に感激すると言葉にならないものですよ。
これらの記事を書くのも、実はちょっと億劫だったんです。
自分一人のことではありませんしね。
えもいわれぬ、と言うか、筆舌に尽くし難いというか…。
で、書いてみると、なんか違う感じ。
いつものようにひねくれた観点になっちゃうし(笑)。
みなさん、ごめんなさいね。
あっそれに、あれは「うど」じゃなくて「たらのめ」だ!
と、家内のツッコミが入っております。
たしかにそうですね。
くぅたさんが正しかったっす。
基本的な間違いで恥ずかしすぎですwww
ごめんなさい。訂正します。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2007.04.16 21:36

庵主さま、奥様、本当にお世話になりました~。
心に残る素晴らしい旅となりました☆☆感謝デス!!
記事読みながら、思わず笑ってしまうところもありましたが、やはり涙です(T T)
今でも、たくさんの(オサ)ピンクに囲まれた風景が目に浮かんでほんわかしてきました。
あの風景を毎日みて育ったレミオの3人は、昔も今も変わらない穏やかで心の温かい人たちへと成長していったんですね。(親目線コメントになってしまったっっ)
また、ご一緒にさらに濃い旅に出かけられたら嬉しいです。
2日間、お疲れ様でした~☆

投稿: スギッチ | 2007.04.17 00:15

スギッチさん、どうもです。
楽しかったですね。
いろいろな事情からその楽しさを具体的に書けず、
どちらかというどうでもいい内容というか、
皆さんには不本意な記事になってしまったかもしれませんが、
お許しくださいませ。
とにかくおっしゃるとおり、彼らの音楽の魅力は
そのまま御坂の自然と人の魅力だということを
再認識しましたよね。
また、行きましょう。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2007.04.17 05:58

皆々様
この度は御坂の春を満喫されたご様子、なによりです。もちろん
私もあの風景の数々には、もう倒れそうでした。何度も
桃の季節にはお花見に行ってたのにな、今回が一番でした、不思議。
おしくも来られなかった方々にも少しでも伝われば、と思います。

ところで庵主さん!
かの天ぷらは、これは、こしあぶらですか、たらの芽ですか、という
議論をしておったのですよ。ウドとは・・すっごい違うよ!!ww
も〜お、あれだけ毎年食べてんのにorz

投稿: 庵主家内 | 2007.04.17 09:45

庵主さま、奥さま、本当にお世話になりました。楽しかったです♪
ちょっと大人気ない行動も温かく見守ってくださり、助かりました。
今回の旅は、目に、心に情景を焼き付けようと思い(カメラ持っていかなかったもの)、
涙しないようにと気をつけていたのに、結局、最後に耐えられず、涙してしまいました。
感動がありすぎて、言葉にできません。
埋草神社近くの菜の花、桃の花迷路。次の日に花鳥山から見おろした
でんぶと卵のそぼろはとっても印象に残った風景です。
そして何より人々の温かさに触れん
とっても深く心に残る思い出の旅となりました。
ありがとうございました。(~o~)

投稿: エミリーナ | 2007.04.18 02:52

エミリーナさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
私たちも存分楽しませていただきました。
皆さんの純粋な?涙に、実は私もちょっとうるっとしていたのでした。
人と人のつながり、出会い、縁…美しいものはそこに生まれるのだなあ。
またお会いできるのを楽しみにしております。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2007.04.18 12:53

蘊恥庵庵主さま、こんばんは。
本日帰宅してみますと、御坂より石和消印のお葉書が届いておりました。あまりの思いがけないことに感動と感激でした。(くぅたさんはいつもこのようなブログだけの繋がりであった私のような人間に対しても、粋な計らいをして下さいます。)
そして、蘊恥庵庵主さまやくぅたさんのブログにUPして下さった記事を拝見させていただいて、私まで一緒に旅させていただくことができて、とても幸せな気分でおります。
今回の旅も皆様にとって、とても充実した素晴らしい旅となったようですね。もし次回という機会がございましたら、是非ご一緒させていただきたいです。
ステキな写真をUPして下さり、ありがとうございました。

投稿: 工藤 | 2007.04.18 23:56

工藤さん、おはようございます。
ほんと、くぅたさん粋ですね。
学ぶところがたくさんあります。
さて、今回の旅、何か不思議な力が働いていたように思います。
当日はけっこうあわただしく、じっくり考えなかったんですが、
なんかあまりにもうまく行ったような…。
とは言え、いろいろと宿題も残っています。
今度は工藤さんもぜひご一緒に。
楽しみにしております。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2007.04.19 07:33

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