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2007.03.25

『バッハ コラール・コンサート』@教会&お寺

コラール(賛美歌)に聴く信仰の形
Chorale2 う〜む、今日は濃い一日でありました。充実したと同時に、自分の心がずいぶんと浄化され、また豊かなものになりました。本当に皆さん、ありがとうございました。
 朝、昨夜呑み過ぎたせいか、私にしてはゆっくり起床。これまた珍しく朝食をとって(ちょっとですけど)、午後のコンサートの準備に取りかかりました。外は春の嵐。しかし、私たちの心はすっかり凪いでいます。共演者の渡辺敏晴さんも私も、まずはおもむろに個人練習が始まります。なぜかお互い、エレクトリック楽器で控え目に練習してるのが、なんとも不思議な光景であります。
 そして、いつのまにやら合奏モードに入りまして、結局一回合わせて「なんとかなるな」ということで休憩に。そのあと昼食をとって会場入りしました。会場でやはり一回通して練習しまして、さあ、本番に突入です。おかげさまで、多くのお客様にご来場いただきまして、約2時間、充実した演奏会ができたと思います。演奏的には多少?の瑕疵はありましたけれど、そこそこのレベルだった…かな?今回は解説つきの演奏会ということでして、牧師さまはじめ、クリスチャンの方々もいらっしゃる前で、私のような門外漢が、コラールについて、そして受難や復活について語るという状況は、緊張こそしないのですが、ちょっとこそばゆいと言いますか、妙な感じもいたしました。時間的なこともあって、勉強させていただいたことの2割くらいしかお話できませんでしたが、アンケートでは概ね好評のようでしたので一安心。
 いやあ、本当になんでも言ってみる、やってみるものですなあ。とにかく、自分の思いつきの提案を快くご理解下さり、ご協力下さった、牧師さま、そしてわざわざ遠くからいらしてくれたポジティフ・オルガンの渡辺敏晴さん、本当にありがとうございました。
 さて、今日は教会での演奏会で終わらずですねえ、なんと終演後、オルガンとヴァイオリンと、そしてコラール(!)を引っ提げてお寺に向かったのであります。昨年の秋口にも、渡辺さんと小さな演奏会をさせていただいた吉祥寺さんです。その時の模様はこちらの記事に書きましたね。今回も、子どもたちを交えての座禅のあとに演奏しました。しかし、お寺さんでコラールを演奏する日が来るとはねえ…感無量です。そういうことを許してくださる、いや、逆に「Wake up!(目覚めよと呼ぶ声…)」のリクエストをする、そんなスケールの大きなご住職様に、心から尊敬と感謝の念を表したいと思います。まさにとらわれない禅の形そのものですね。演奏会後の座禅や茶話会も充実しました。ありがとうございました。
 今日は、本当にいろいろなことを考えさせられましたね。そして感じさせられました。音楽を通じて自分を見つめることの大切さ。内側に向かう音楽というのが、最近少なくないですか?
 瞑想の手段はいろいろあるのです。音楽もありますし、座禅もあります。マントラやヨガもあります。いずれにせよ、私たち現代人は、そうした非日常的空間を作り出さないと、自分の内側をのぞくことができないのです。私たちはどうしても外に向かう生活をしがちです。極端な話、ひきこもりと言っても、ネットで人と関わろうとしたり、結局心は外に向かっているのです。内側に向かうというのは、決して一人になることではありません。逆に多くの縁を得て、人や自然、あらゆる外界と交わる中で、自分の存在の本質に気づく。そして、生かされている、生かしている自分に気づく時、私たちのインナー・トリップは始まるのです。そして、あらゆる宗派を超えて、その旅のあり方こそ、正しい信仰の形であると思うのです。
 今年のキリスト教の復活祭(イースター)は4月8日です。そうです、お釈迦様の誕生日(はなまつり)の日です。イースターは毎年動きますので、このような年はそうそうあるものではありません。私個人といたしましては、それを単なる偶然とするのではなく、自らの内側を見つめる新しい旅の始まりにしようと思っています。仕事上も、ちょうど入学式の日ですし。

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コメント

 またしても、素敵な演奏会を有り難うございました。
 庵主さんの目論見はズバリでした。何とも素晴らしい企画でしたね。
 小賢しい人間の分別を超えた、真の感動を頂いたような気がします。私たちを包み込む慈愛を感じ、涙があふれました。洋の東西に関わらず、真理は一つです。神を讃える美しい旋律によって、私たちの真我が”目覚めた”ような気がします。お二人の菩薩に感謝いたします。生かされていることと、またとないご縁に感謝いたします。
 それにしても、子供達って素晴らしいですね。演奏後、かわいらしいパイプオルガンにかけよる姿が印象的でした。それこそ私の小賢しい駄話など不要でした。
 今度は月を見ながら、座禅と古楽を楽しみたいです。(図々しいお願いですが)。流しそうめんを用意してお待ちいたします。
 

投稿: 山主 | 2007.03.27 23:41

和尚さま、本当にありがとうございました!
敏晴さんも話しましたが、これからもぜひぜひよろしくお願いします。
私たちも毎度いろいろなことに気づかせていただいています。
楽しみにしております。
月、そうめん、花火…いいですねえ。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2007.03.28 06:13

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