京ゆば懐石『山翠楼』(奥湯河原)
デジカメ忘れたので、写真はホームページより拝借
例年ですと、この春休み期間には、カミさんの実家のある秋田へと旅するのですが、今年はちょっと事情があって私は富士山に居残りです。
その代わりと言ってはなんですが、本日は家族、そして私の両親、姉とともに、奥湯河原の温泉宿に来ております。いちおう名目は両親の金婚祝いということだそうですが、実際はまだ50年経っていないとか。もうこのくらいになっちゃうと正確なカウントなんてどうでもいいわけで、まあ元気なうちに済ませておいた方が何かと後悔がないだろうということですね。
そんなわけで、今回は普段では絶対に泊まれないような高級旅館にですねえ、両親を招待したのです。京ゆば懐石『山翠楼』です。きっと私もこれが最初で最後…いや、あるいは自分の金婚の時にもう一度あるかもしれない…まあいずれにせよ、思いっきり贅沢をしておりますです、はい。
う〜む、なんかうまく説明できないけれど、とにかく最初からすごかった。車を駐車場に入れるのも、荷物を運ぶのもみんな誰かがやってくれる。こんな経験当然初めてなので、なんか挙動不審になってしまったっす。
車で正面玄関に乗りつけたと同時に、番頭さんみたいなイデタチのおじいさん方(!)が数人走ってこられて、車を取り囲むんですから、そりゃあ動揺しますよ。鍵も荷物もそのままで降りろ、ということですから、こりゃあ新手の強盗かと思いましたよ(笑…失礼)。
門をくぐると、写真のような大広間で上品な女性の皆さまがお出迎えくださいます。なんか、いい香りがします。う〜なんとも言えない非日常空間。その後お茶をいただいてから部屋へ案内されました。第一、部屋がいくつあるんだ?これ全部使っていいの?という感じです。私たち庶民は、比較的安いお部屋、それも特別料金の時期を狙っての利用ですが、それでもこれだもんなあ。
さっそく浴衣に着替えて、くつろぎモードへ。うむ、ホテルなんかにゃあ、もう泊まりたくないよ〜。日本人は旅館でしょう。
しばらく景色などを眺めた後、さっそく温泉につかりに行きました。温泉のことはあんまり詳しくありませんけど、なんかそこらの健康ランド的温泉とは、何かが違うような気が。たぶんその何かとは「気分」だと思いますけどね。露天風呂にもちょっぴりつかって部屋に戻り、さあ夕食の時間です。
お食事部屋に移動してみますと、そこにも非日常的空間が広がっていました。えっとえっと…何を食べたっけ?あんまりおいしくて忘れちゃいました。てか、ここで紹介しても、きっと皆さまの舌と胃を満足させることができないどころか、おそらくマイナスの感情を引き起こしてしまうでしょうから、ナイショにしときます(すみません、今日はちょっとやなヤツにならせてください!)。
とにかつですねえ、「京ゆば懐石」というくらいですから、そういうお料理なんですよ。懐石とは言っても、一般向けにしてありますし、こちらも懐石の作法なんか全然知らないわけでして、まあ、ゆばや当地の海や山の幸を中心にした高級な和食ということです。ああ極楽。途中、品格漂うおかみ直々のご挨拶などもあり、気分はさらにセレブ!?
そして、お酒はこちら「山翠楼」オリジナルの「吟醸純米 海石榴(ざくろ)」をいただきました。一人で五合くらい飲んじゃったな。口当たりがとても滑らかで軟らか、吟醸香も控え目でして、比較的地味な味わいの料理とうまい具合にマッチしていました。ちゃんと考えられてるなという感じ。至福の時間だなあ…。
と、そんなこんなで、とっても幸せな気分のまま、私はなんと8時に就寝してしまいました(この記事は翌日書いております)。これもまた、なかなか味わえない幸せですね。ああ、生きてて良かったっす。あっそうだ、いちおう両親におめでとう、そしてお疲れさまと言わなくては。この至福を再び味わうために、ワタクシたちも気合いで50年つれそいましょう。ちょうど昨日で丸9年たちました。あと41年(笑)。がんばるぞ〜!
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