« 『美学への招待』 佐々木健一 (中公新書) | トップページ | 『世界史の臨界』 西谷修 (岩波書店)〜「史」と「詩」 »

2007.02.19

レミオロメン『茜空』&今日のネクタイ

Vicl36400 今朝、職場に向かう車の中で、レミオロメンの新曲「茜空」を聴きました。発売はホワイトデーでありますが、今日がオンエア解禁日だということで、FM-FUJIで彼らのメッセージとともに流れました。ここのところ通勤帰宅の車中では、彼らのインディーズ盤といいますか、自主製作盤CDをじっくり聴いていたんですが、今日に限って出発時にカーステをラジオに切り替えたんですね。ホント偶然でした。
 いい曲ですねえ。彼らなりのいろいろな迷いがあったと思いますが、名曲「アイランド」を経て、再び彼ららしい楽曲を生み出すことができるようになったようで、おせっかいな親心で彼らを見守っていたオジサンも、なんとなくホッとしたといいますか、うんと迷って悩んで大きくなれよ、なんて思ったりしました。う〜む、ちょっと目に熱いものが…。
 音楽的には、全編四七抜きメロで藤巻節全開ですが、私にはあの優しいAメロの入りがたまりませんねえ。そして、サビには一ひねりあったり、サビ入り前はアイランドで覚えた(小林武史さんに教わった?)和声的なワザを使ったり、また藤巻くんお得意の展開部はいつも以上にハメをはずしていたりして、つまり、彼らの基本の上に、今まで学んだこと、そして実に前向きな挑戦も加味されております。非常に健康的で充実した楽曲ですね。良かったっす、アイランドはちょっと病的だったんで(笑)。
 歌詞も一度聴いただけですが、身の丈の言葉というか、生活に根ざした言葉というか、そう、一時期自分をはみ出してしまっていた(自分から境界線を越えようとした結果なんですが)言葉をもう一度自分に引き寄せて、じっくり話し合ったんじゃないでしょうかね、とにかく今度の詩はしっかり本物の抒情詩になってましたよ。そうすると当然、漢語やカタカナ語が減り、和語が増えます。「田も作り、詩も作ろう」が思い出されます。
 と、そんな感じだったので、ここしばらく聴いていたデビュー前の彼らの世界と、しっくりなじんでいました。自然にスッと入っていけた。正直嬉しく思いましたね。1年前あたりは、きっと背伸びしすぎてたんだろうな。でも、そういう時も必要です。彼らはまだ若い。
 さて、放送された3人のメッセージですが、最初は異常な暖冬について語ってましたね。おかしいよって。山梨の冬は寒かったよな〜、学校行く時とか…みたいな。その後は、茜空とライヴDVDの宣伝でしたけど、面白かったのは、「ライヴDVDでは治くんのMCはほとんどカットされてたな」というコメント。それに対して治くんは、「あれは来てくれた人だけにわかってもらえれば…」みたいなこと言ってました。さらにそれに二人は「治くんのMCだけ集めて『元気出せよ、治くん』っていうDVDを出そう」とか言ってました(笑)。そんな相変わらずな同級生ぶり(いじめっ子、いじめられっ子ぶり?)にも、なんか安心するのでした。
 なんだろうなあ、こういう心境って、やっぱり仕事柄なのかなあ。ばっかみたいですけど、なんとなく自分のクラスの生徒を見るような気持ちになってしまう。ま、今クラスには女(ギャルorメイド)しかいないし。男に飢えてるのかな(笑)。
 な〜んてことを考えながら車で学校に向かったんですけど、ふと気づくと、ありゃりゃりゃ、あちゃ〜ネクタイしてないじゃん!オレ。やばい。今日の1校時は礼拝という宗教の授業で、全校生徒が体育館に集まって、般若心経読んだり座禅したり校長先生のありがたい話をお聴きしたりするんです。それで、私はたまたま中央の最前線、校長先生の目の前が自分の座る位置なんですよ。これはやばい。ネクタイ必着用のルールがある本校において、ノーネクタイで礼拝に出るというのは、これはもうクーデター並みにやばいことなんです(ちょっと大げさ)。
 でも、こんな時全然焦らないのが私です。なきゃあ作ればいいじゃないですか。学校に到着後10秒かからずネクタイを作りました。あまりの出来の良さに誰も気づかない。
Tie1 あんまり気づいてくれないので、「どう、今日のネクタイお洒落でしょ」と聞くと、生徒は「ホントだ、いつもと違う」みたいな反応。おいおい、違うだろ、こうなってんだよ!とばかりに見せてやりました。そこには新聞をちぎって作ったネクタイのような物体が…。ははは。私こういうの得意なんです。コンサートに蝶ネクタイ忘れた時も、すぐに作りましたし、琴の演奏会で爪を忘れた時(おい忘れるなよ)は、紙コップから爪を作りましたし、前歯(差し歯)が取れて呑み込んじゃった時は、ガムで歯を作りました。他にもいろいろと…(笑)。
Tie2 で、どうだとばかり礼拝に出たんですが、やはり私の悪行がばれたんでしょうかね。仏様はお見通しなんでしょうか。今日拝読した「法句抄8」にはこんなようなことが書かれていました。「剃髪をしているからといって出家とはいえない。心に偽りのある者をどうして出家と言えようか」…おいおい、それってまんまオレのことじゃないか。剃髪してるし、偽ってるし。思わず苦笑してしまった私でした。生徒も心の中で笑いが止まらなかったようです。反省、反省。
 と、今日は朝から濃い一日でした。

レミオロメン「茜空」

不二草紙に戻る

|

« 『美学への招待』 佐々木健一 (中公新書) | トップページ | 『世界史の臨界』 西谷修 (岩波書店)〜「史」と「詩」 »

もの」カテゴリの記事

教育」カテゴリの記事

歴史・宗教」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

コメント

よかった☆庵主さんにいい曲だと言われてホッとしました。通勤途中ラジオで初聴きでその深い考察!いつもながら感服いたします。「音楽と人」などに金光編集長ばりにレポ寄せて頂きたいくらいです!詞を大事に作っているのが伝わってきますね。また無茶して~と突っ込んでしまった、高音のところも好きです。
先ほど初OAのPVでやっと通しで聴視しました。今回は藤巻君も溺れてないし、3人とも出演してるし、嬉しすぎて怪しくニヤケました。
出演してたモデルさんもジャケ写の人でなく納得。(何が?)
ネクタイ爆笑でした。先生~何やってんすか!?思わず写真凝視しちゃいましたよ!上手すぎです。お琴の爪の話はこないだ伺って早速母に話したらぎょぇーと驚いてました。弦のことも気になるから締めに行きたいとも言ってましたヨ(笑)多分富士山が見たいだけかと。

投稿: くぅた | 2007.02.20 10:20

くぅたさん、こんにちは。

いやいや、もう少し聞き込んでからではないとホントは書いてはいけないんでしょうが。
ちょっと無責任に書いてしまいました。
まあ、私なんてあんなネクタイして生きてるようなハッタリ男ですから(笑)。
あんまりほめないでくださいよ。
でも、ホントいい曲に仕上がりましたね。
地味に(!?)ヒットして、心に残る歌になってもらいたいものです。

え〜!爪の話、お母様にしちゃったんですか(汗)。
私、変なとこにはこだわって、江戸の文献にしたがって箏を改造したり、韓国から絹糸仕入れたり、竹爪作ったりしてるんですけどね、肝腎なとこは紙コップだったり、枕忘れてティッシュの箱を敷いたり、ホントめちゃくちゃです。
業界ではかなり呆れられてました(笑)。
今や出入り禁止ですよ。
糸も単に締めればいいんですけどね。
ぜひお母様に富士山を拝んでいただくついでに、と言っては失礼ですが、よろしくお願いしたいと思います(笑)。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2007.02.20 11:49

蘊恥庵庵主さま、こんばんは~!!
『茜空』、とってもいい曲なのですねー、庵主さまの記事を拝見させていただいて、とっても気持ちのこもった温かい分析をされていらっしゃいますので、ますます期待感を募らせてしまいました。(私は発売まで聴くのを我慢しています。)
私もレミオロメンに関しましては、もう温かく見守る姿勢を貫こうと勝手に心に決めておりまして。。。(年上だから余計ですかね。)これからどのように進まれるのか、その時々でどのように感じていかれるのか、その辺りを温かく見守りつつ、ついでに自分も一緒に成長してゆけたら。。。なんて甘い考えを持っています。(全く成長のない自分にカツを入れつつ、反省しつつの繰り返しですが。)
そしてそして、庵主さまはとっても器用でいらっしゃるのですね~!!ネクタイ!!スゴイです、ある意味、とってもオシャレかも、です。

投稿: 工藤 | 2007.02.20 23:44

工藤さん、おはようございます。
工藤さん、エライ!!
発売日まで聴かないというのは本当にエライ!
いや、実際おかしいと思うんです。
10年くらい前からでしょうかね、発売前に1ヶ月近くもオンエアされるようになったのは。
発売日の意味って?
それが売り方の一つなんでしょうか、私もとってもとっても抵抗があります。
「待つ」ということと「思い」の深さとの関係というのを考える時、本当に現代はコンビニエントでインスタントな時代ですよね。
絶対にいかん!!
と言いつつ、YouTubeで探してまでPVを観てしまう私でありました…orz
ネクタイにしてもそうですが、私ってなんか軽くていい加減なやつですね(笑)

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2007.02.21 06:43

庵主さん、こんにちは☆
おひさしぶりです!
三人のほのぼのトークやっぱりいいですね〜♪庵主さんの男に飢えてる発言は、ちょっと危ないかんじですが(笑)ハーレム状態で贅沢ではありませんか♪
茜空、私はサビをちょっとだけしか聞いたことないので、全部聞くのを楽しみに待ってます!いつでも待ちの姿勢の私です(笑)


失礼ですが…ネクタイ笑ってしまいました(笑)器用すぎです。いやいやすばらしい☆宗教の時間というものがあるのですね〜!それにもびっくりです。私は今まで育ってきて、そういうことにはまるで無縁なものでして…。
それと、庵主さんのお話を聞いているとメイドにはなれませんが女性だけのクラスも楽しそうですよね(笑)

投稿: メグ | 2007.02.21 15:40

メグさん、お久しぶり!
そう言えば、茜空、F女子たちが歌ってましたね、あの日も(笑)。
待つのはいいことですよ。
ネクタイは笑ってもらうために載せたので、全然失礼じゃないっす。
メイドはねえ、まあ楽しいと言えば楽しいですし、はたから見ればうらやましい状況なのかもしれませんけどねえ、現実は…。
プロデュース業も大変ですよ。
今日はギャルにメイド、明日はF女子…。
ホントは男子のオタクが一番好きなんですよ(マジで)。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2007.02.21 17:11

庵主さん、こんばんわ~☆
「茜空」昨日スペシャで録画して聴きました(見ました)。
Aメロいいですよね~!!!あと、「旅の途中で・・・」のところからがやばいです!!!こみ上げてくるものがありました。
私も車通勤なんですが、庵主さんと同様、インディーズの曲を聴いています。今ではライブの定番となってる「雨上がり」とか、全然違ってでも紛れも無く亮太くんで・・・。ロックしてたな~と思いました。
最近はラジオをかけることがなくなってしまいましたが、久々に聞いてみようかな~って思います。かかったときってすごく感動しちゃうんですよね!!
ネクタイ上手すぎですよ~!!!ほんとに分からないです、新聞だなんて・・・(笑)

投稿: スギッチ | 2007.02.21 18:18

スギッチさん、どうもです。
私ももう何回もYouTubeで聴いたり観たりしています。
いい曲ですね。
しっかし、あのPVはなんですかあ!?
正直…むむむ、です。
亮太くん、なんかケイレンしてませんか?笑
まあ、それはいいとして、
インディーズ盤を聴いていますと、彼らが本来目指していたものがよくわかりますね。
しかし、正直それには無理があったような気もするんです。
そのあたりについては、近いうちに記事にしようと思ってます。
それしても、前田くんはいいベースを弾いてますな、今も昔も。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2007.02.21 18:39

こんばんは。
レミオの三人のコメントならびに茜空を偶然に聴けたなんて、凄すぎです。羨ましいかぎりです。でも、庵主様のレポ読んで、にんまりしています。
”あっかーねーぞらーに♪・・”と早速、覚えたところだけ、歌っております。うん、確かに寝た体勢で熱唱すると、ああいうふうになるんでしょうね。私もおかしく思いました。
くぅたさんが歌詞をアップしてくれましたが、”始まりの孤独”という言葉に何やら意味を感じてしまいます。
それにしても、亮太くん、すごく目に力を入れて歌っていますね。とても強い意志を感じます。

ところで、庵主様は女子校の先生なのですか?
私は中高と女子ばかりでしたので、女子高の先生の大変さは想像がつきます。いや~、やっぱり、男と女がいて普通なんだと思いますよ。
私はそれを求めて、男の多い大学に行っちゃいました。

投稿: りんご | 2007.02.21 20:29

りんごさん、こんばんは。
今ちょうど、ウチの風呂から「あ〜か〜ねぞら〜」が聞こえてきました。
カミさんが大声で歌っているようです(笑)。
たしかに気合い入ってますね、藤巻くん。
粉雪もそうでしたが、普通だったら軽く歌うであろう歌詞を、彼は一生懸命歌いますね。
そこが、有る意味シロウトっぽくてF女子には魅力的に映るのかもしれません(笑)。
それにしても、なんかまばたきすらしてないような感じですねえ。
オジサンからすると、ちょっと気恥ずかしいですよ、あのビデオ。

ウチの学校は普通に共学なんです。
でも、たまたまウチのクラスは女子だけになっちゃったんですよ。
いちおう進学に特化したクラスでして、定員は15人以下なんです。
で、ウチは女9人。
今日、来年度の入試がありましたが、来年は男女半分半分になりそうです。
よかった…。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2007.02.21 21:03

そうでしたか。女子だけ9人のクラスでしたか。
来年は男女のクラス、良かったですね。やっぱり、両方いないと不自然です。

You TubeでPV見れることに気づかせてもらって、見まくっていました。いや~、確かにあのギターよいですね!
今度のは、とっても大人っぽくて素敵です。
そうですか。おじさんからすると、あれ、気恥ずかしいですか。
オバサンからすると、まっすぐな感じがステキです。アイランドの次の曲で、並々ならぬ決意が感じられます。

投稿: りんご | 2007.02.21 23:49

りんごさん、どうもです。
来年の1年生はめでたく共学ですけど、
私はたぶん今のクラス持ち上がりだと思いますので、女子高状態は続くでしょう。

YouTubeはホント便利ですね。
でも、なんでも簡単に手に入ってしまうというのは、本当に幸せなのかどうか…。

たしかに彼らの決意を感じる映像ですね。
あるいは自信を取り戻したというか。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2007.02.22 05:09

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/55913/13974639

この記事へのトラックバック一覧です: レミオロメン『茜空』&今日のネクタイ:

« 『美学への招待』 佐々木健一 (中公新書) | トップページ | 『世界史の臨界』 西谷修 (岩波書店)〜「史」と「詩」 »