尾崎圭司選手(K-1 WORLD MAX 2007〜日本代表決定トーナメント〜)
あんまり好きじゃないと言いつつ、ついつい見てしまうK-1。おいおい、小比類巻くん負けるなよ。でも、ボビーの弟アンディも頑張りましたな。両者骨折で消えちゃうし。
というわけで、大晦日のヌルヌル事件以来、どうもK-1に対する不信感というか、まあ、以前からそれほど好きではなかったんですがね、とにかく最近マッチメークや演出のセンスがどうも私の趣味に合わない。たぶん谷川さんと趣味が違うんですな。いやTBSが嫌いなのかも…。
ま、どうでもいいや。ただ今日はちょっと収穫がありました。テコンドーの尾崎圭司選手ですね。彼の戦いっぷりというか負けっぷりには、プロレスラーの私(?)もけっこう惹かれました。いいもの持ってますねえ。
私、テコンドーやったことあるんですよ。それも本場韓国で。もちろん、道着も持ってます…なんて書くと、え〜!?うっそ〜!?って感じだと思いますけど、いちおう書いたことはホントです。
いやいや、実は、韓国に仕事でホームステーに行ったことがあるんですね。姉妹校みたいなのがあって。それで、いろいろ話してて、私が格闘技(プロレス)が好きだと言ったら、その学校の体育の先生がなんかオリンピックに出るだか出ただか、とにかくすごい選手だって言うんです。それは、ぜひ会ってみたいということで、道場を訪問したんですね。
そしたら、たしかにすごかった。私その時初めてテコンドーを生で見たんですけど、動きが派手でかっこいいんですよ。私のためにいろいろとパフォーマンスをしてくれまして、板を蹴り割ったり、コンタクトありの試合をしてくれたりですね。で、すげ〜って興奮してたら、なんか道着を持ってきて、これを着ろと。言われるままにそれを着て、言われるままに、いろいろ技のまねごとをしたんです。そうとうかっこわるかったんでしょうね。道場の子どもたちがみんな大笑いしてました。まあ、私はプロレスラーですから、それはそれで徹底して笑ってもらいましたよ。最後はなぜか「アチョーッ!」って言ったりしてね。バカうけしてました。国際交流ということで(笑)。
あっ、そうそうそんなことはどうでもいいんだ。尾崎選手ですね。彼は身長はありませんが、顔や体つきが実にいい。かっこいい。そして、戦う姿勢が前向きでよろしい。礼儀正しく潔いのも素晴らしい。優勝した佐藤選手はとにかくデカ過ぎですよ。馬場さんもよく言ってましたが、格闘技では身長が最大の武器になってしまいます。でも、そんなハンディを感じさせない尾崎選手の戦いっぷりでしたね。
ただ、K-1のルールでは、テコンドーの良さはあんまり出ませんね。もっと派手に跳んだり回ったりして、お客さんを楽しませてほしいんですけどね。とにかく、K-1はそれぞれの競技の良さを殺してしまうんで、私は好きじゃないんですよ。そんな中で、今後尾崎選手がどのようにお客さんの心をつかんでいくか。そして、それとともにテコンドーの良さ(強さじゃなくて)を伝えていけるか。これは大いに楽しみであります。ひそかに応援していきたいと思います。彼が出てきたら、韓国でお土産にいただいた道着を着て「アチョーッ!?」ってやろうかな…って全然ひそかにじゃないな。
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