国井雅比古@NHKふれあいミーティングin甲府
憧れのNHK国井アナと共演(?)してきました!
どういうわけかNHKのシンポジウムのパネリストに選ばれまして、永井多恵子副会長さんらNHKの役員の方々と討論をしてまいりました。
で、司会進行役が地元山梨出身の国井アナだったわけです。国井さんと言えば、なんといっても名番組「プロジェクトX」の名司会ぶりが記憶に新しいと思います。東大出身で重厚で知性的な雰囲気を持った方でありながら、同番組では様々なコスプレ姿を見せるなど、ユーモアも持ち備えた魅力的なアナウンサーさんであります。今は一線を退いたとのことですが、今でもラジオなどで活躍中ですね。
この「ふれあいミーティング」というのは、相次ぐNHKの不祥事や受信料不払いの問題などを受けて、NHKへの正しい理解を促すとともに、一般市民からの意見を吸い上げようという目的で行なわれているシンポジウムのようです。全国各地で相当の回数行なわれているとのことで、まあ信頼回復への一つのアクションというか、そういう性質のものでしょうね。
先に言っておきますが、どこかのタウン・ミーティングのような「やらせ」は一切ありませんでした(笑)。お話をいただいた時に、わざと「何か言ってほしいことありますか?」って聞いたんですけど、とにかく言いたいことを言ってくれればいいということでありました。
ただ、先ほど申したような趣旨であるために、先方としては「批判・非難」を期待しているように感じられました。まあ、それはそれでいいんですけど、私自身は困っちゃうんですよね。だっていつも書いてるように、私はNHK大好きなんで。好きな人の目の前で本人の悪口なんか言えませんよ〜(笑)。
特に敬愛する国井アナに「山口さんどうですか」なんて振られたらねえ。しかし、そこは空気を読む男、断腸の思いで手厳しい意見を述べさせていただきました。ま、それじゃあ結局先方の思うつぼということで、ある意味「やらせ」になっちゃったりして…いやいや、そういうわけではなく、愛するからこその苦言であります。
特に地上デジタルについては、このブログでも何度も書いてるように、かなり不信感を持っておりますので、いろいろと言わせていただきました。でも、考えてみると、これってNHKが悪いというよりは、総務省とかB-CAS社の問題なんですけどね。
このシンポジウムの様子は来月ある番組の中で紹介されるようです。ついに全国デビューか(笑)。それも国井アナといっしょに…感無量です。人生何が起きるかわかりませんなあ。でも、ちょっと恥ずかしいので、いつの何という番組かはナイショです。私の動く姿を見たい方は(そんな人いないか)、光り輝く坊主頭を探してみてください。
さてさて、その国井アナですが、私は本番中ずっと彼をうっとり見つめてました(笑)。だって、さすが!って感じなんだもん。人の話を聞きながら、しっかりメモをとり、アドリブで見事に進行していく。一方でいい具合にユーモアを交えて、場の空気を和ませる。まあ、プロとしては当たり前なんでしょうけど、教師の私には大変に参考になる部分が多かった。勉強させていただきました。
このシンポの様子が夕方のニュースで流れたんですけど、見事私の発言部分が採用されておりました。つまりしっかり空気を読んだということでしょう(笑)。実はその発言は準備していったものではなくて、まさに国井さんから送られてきた空気を読んで語ったものだったのです。
とにかくレアな体験をさせていただきました。あらためてNHKについて考えるいい機会になりましたよ。考えてみれば副会長さんに直接物申すなんて、なかなかできませんからね。そして、私にとっての初体験は…メイクしてもらったことです!撮影用メイクです。少しはいい男になったかな。ん?これは「やらせ」ではないのか?テレビは真実を伝えるべきなのでは(笑)。
あとですねえ、第2部で来年の大河ドラマ「風林火山」第1回の試写があったんです。ダイナミックな演出で面白かった。野外ロケがほとんどですし、戦国のスケール感が出ていたと思います。脚本もなかなか秀逸かと。ベテラン勢を中心とする役者陣も魅力的。個人的にはミツ役の貫地谷しほりさんに萌え…かな。
というわけで、このシンポの冒頭で申しましたように、NHKさんには今後も「文化的インフラ」として頑張っていただきたいと思います。テレビ東京以外の民放キー局があんな調子なんで。
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