H4(ZOOM)
モバイル・ステレオ・レコーダー (Handy Recorder)
買う予定はないけれども(お金がマジでない)、今とっても欲しいもの。久々に物欲が刺激されたものがこちらです。男心をくすぐるぜ!
もちろん私は、自分のオケやバンドのコンサートやライヴ、またその練習の録音に使いたいわけであります。あと、自然音の生録、講演などの録音なんかにも、それから単にmp3プレーヤーとしても使えますね。
私、ZOOMさんとはもう長いつきあいです。伝説の名器、ZOOMさんの記念すべき第1号機ZOOM 9002を買ったのは1990年のことです。これは今でも現役、たまにエレクトリック・ヴァイオリンにつないで使っています。今ではこのようなデジタル・エフェクターは普通の存在となりましたが、当時はとんでもなく画期的な製品でした。その異常なほどに充実した機能の割に、たしか5万円以下のお値段でして、それこそとんでもなくコストパフォーマンスが高かったのでした(当時はね)。これでいきなりZOOMは世界の音楽市場で有名になったわけです。すごいっす。
で、その後も比較的安く、しかしプロもうなるような性能の製品を多数開発販売し、今や不動の地位を築いております。「ZOOMの音」というのも確立してます。好き嫌いは分かれるんでしょうけどね。基本的に私はギター弾きではないので、よくわかりませんが。
さて、そんなZOOMさんの最近のヒットがH4です。以前紹介したM-AUDIO 『Micro Track 24/96』以来、各メーカーが似たようなポータブル・デジタル・レコーダーを発売しまして、それなりに売れているようです。最近ではローランドのR-09がなかなかの良品でした。そんな中、いかにもZOOMらしいこだわり?で開発されたのが、このH4であります。
まず、男心をくすぐるのは、このデザインでしょう。これはタダモノではない。オーディオ・マニアの方はすぐにピンと来るでしょうが、付属しているマイクがまず主張している。X/Y方式ですよ。こんなコンパクト機にこのこだわり。やるなあ。もうこのスタンガンのようなデザインにしびれちゃいます(シャレです)。
その他様々な仕様や性能もなかなかです。4トラックモードも使えそうですし、得意のエフェクトも必要充分に搭載。楽器を直接ラインインできるというのもグー。そして、地味な、しかし重要なこだわりを見せているのが、ファンタム電源対応というところでしょう。使いたいマイクが使えます。逆にプラグインパワーマイクが使えないのも、まあこだわりですね。そんなん使うんだったら、内蔵で充分と。あと、ソフトとしてCubase LEが付いてくるのもMac使いとしてはうれしいですね。
実物を触ってきましたが、写真で見る印象より二回りほど小さく感じられました。まあこれ以上小さくすると操作できないでしょう。そして軽い。190gです。電源も充電池でなく乾電池ですし、今のところ、私としては文句のつけようのない製品です。使った人の話では、音質もよく、特にホワイト・ノイズはR-09より目立たないということです。
そして、こんなすごい性能・機能でありながら、3万円でおつりが来る!!ありえません!!さすがZOOM!iPod買うんだったら、断然こっちだな。
しかし、ホントにお金がないので買えません…orz。年末ジャンボ宝くじが当たったら買いますわ。ま、300円当たっても買えませんけど(笑)。
| 固定リンク
「音楽」カテゴリの記事
- ラモー 『優雅なインドの国々より未開人の踊り』(2024.08.12)
- ロベルタ・マメーリ『ラウンドМ〜モンテヴェルディ・ミーツ・ジャズ』(2024.07.23)
- まなびの杜(富士河口湖町)(2024.07.21)
- リンダ・キャリエール 『リンダ・キャリエール』(2024.07.20)
- グラウプナーのシャコンヌニ長調(2024.07.19)
「もの」カテゴリの記事
- クリエイターとその愉快な仲間たち 大平貴之(2024.06.24)
- ヴィオロンチェロ・ピッコロ(2024.06.13)
- スズキ歴史館(2024.06.12)
- キヤE195系(ロングレール運搬用)(2024.06.10)
- 「こだま」は最速?(2024.05.30)
コメント