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2006.10.01

演奏会&座禅in吉祥寺(富士吉田市)

Tydccv54 本当に突然決まった演奏会でありましたが、大成功だったのではないでしょうか。私はひさびさに魂の高揚を感じることができました。
 無理をお願いしたにもかかわらず、快く実現へお運びいただいた吉祥寺さま、そして来場下さった50名の皆様、演奏をしてくださったチェンバリストの渡辺敏晴さん、本当にありがとうございました。
 今日という日、2006年の10月1日は、私にとって大切な記念日になりました。昨夜からの一連の出来事は、どう考えても「不思議な御縁」そして「運命」というものだったと思われます。そうなるべくしてそうなった。
 渡辺さんを中心とした演奏会自体も大変素晴らしいものでした。昨夜も飲みながら話したんですが、彼の音楽に対する姿勢というのは本当に素晴らしい。硬直化してほとんど瀕死の状態であるクラシック音楽界において、あれだけ本当のこと、正しいことを言うのは実は難しい。そしてそれを実行する勇気。感服いたします。
 それにしても今日の午後はすごかった。まずは我が家に大変なものが多数やってまいりました。ここには詳しくは書けませんが、国宝級のお宝が京都からここ富士山にやってきたのです。それも予想外に大量に…。おそらくほとんど普通は観ることも能わざるものを手に取って、そして全身に気を浴びながら鑑賞することができました。総数100を超えていました。そして、そのうちの一つを我が家でお預かりすることになったのです。
 実はそのお宝を吉祥寺さんにお持ちし、演奏会のあと、それをお祀りして皆で座禅を組んだんです。自己や世界に対する真摯な姿勢をお持ちの方々との座禅は、お宝の発する気をディレクターとした、まさにスピリチュアル・アンサンブルでありました。ものすごく深い瞑想を体験することができました。目の前に現れたあの緑色の珠や炎のようなものは何だったんでしょう。初めての体験でした。
 その後の皆さんとのお話も大変勉強になりましたね。静寂とは、無とは、空とは、音楽とは、自己とは、世界とは、気とは、縁とは…。とても語り尽くせない様々な想い…それは皆さんの人生の豊かさそのものです。座禅というのは本当に素晴らしいですね。
 いずれにせよ、人と世界と関わることの豊かさを感じることのできたここ数日でありました。皆さん、本当にありがとうございました。恩に報いるよう頑張って生きていかなきゃなあ。身の引き締まる思いがします。

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コメント

庵主様 ありがとうございます
本堂を再建してから初めての試みです。これが夢でした。
静寂と古樂のコラボ。居士さん方も楽しみにしてくれています。
ぜひ、ご家族でお越しください。おとっときの伽羅を焚いて皆様をお待ちしておりましょう。
お宝もね。

投稿: 吉祥山主 | 2006.09.29 23:06

こちらこそ突然のお願いにかかわらず
快諾頂きまして感謝にたえません。
準備時間がありませんが、がんばりたいと思います。
音楽の基本は静寂ですからね。
静寂に対する挑戦だとも言われています。
なんて書いてたら、すごいプレッシャーが…。
お宝も持っていけると思います。
お宝を真ん中に据えて座禅してみたい!
では、よろしくお願いします。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2006.09.30 06:39

何とも幻想的な夜でした。
 霧雨の中に浮かぶ富士。薄暗い本堂内陣に、観世音菩薩に見守られたたずむ愛らしい古楽器。雨音と和するチェンバロとバイオリンの響き。庵主さんと渡辺師、二人の菩薩を崇敬する居士達が、はっきりと目に見えようとする気でつながっていること。
 音楽と禅はその精神性において唯一不二であることが実証されました。深い感動から醒めることができません。 世界はかくも美しいものか。人の出会いはかくもすばらしいものか。
 お宝を囲んでの座禅は圧巻でした。一夜あけた今も、笑いがこみ上げてきます。人は、完全のたのもしさに接すると、まず、だらしなくげらげら笑うものらしい(?)
 大いなるご縁に感謝いたします。この奇蹟を提供してくださったお二人に心から感謝いたします。

投稿: 山主 | 2006.10.02 22:35

住職様、本当にありがとうございました。
いろいろなことを感じたり考えたりできた、素敵な夜でした。
皆様との出会いは、まさに旅先で同じ行く先を目指す方々とお会いした時のような、そんな親しみと頼もしさを感じました。
縁というのは、こうして一緒に歩んでいくこと、そのものなんですね。
たしかにそういう意味で「不二」であり「無我」であり「色即是空」「空即是色」であると確認しました。
またお邪魔させていただきます。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2006.10.03 18:49

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