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2006.10.20

追悼藤岡琢也さん

Yu5 またいい役者さんがお亡くなりになってしまいました。現し世で修行中のワタクシとしては実に残念なことであります。
 私にとっての藤岡琢也さんは、サッポロ一番のCMと『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』の夢邪鬼です。
 今日は改めて夢邪鬼のセリフを聴いてみました。いろいろ深いこと言ってますね。もちろん押井さんの脚本のすごさでもあるわけですが、この説得力はやはり藤岡さんのあてレコによる部分も大きいですね。
 最初は、あの夢邪鬼のキャラクターとともに、藤岡さんの声、関西弁もちょっと抵抗があったんですね。なんか浮いてる感じがした。でも、考えてみれば宇宙人やら超人(!)たちを上回る非現実性を出すには、たしかにあの手しかなかったのかもしれません。その大役、実に難しい役柄を藤岡さんは見事にこなしました。おそらく彼の芸歴の中でも特別の名演技でしょう。
 アニメというメディアの中で、あの重みと軽み、明るさと暗さ、強さとはかなさなど、そういった相矛盾するキャラクターが共存する夢邪鬼の声をああいう次元で実現するのは、藤岡さんしかいなかったのかもしれません。
Yu6 私は特に右のシーン、ラムと水族館で出会った時の藤岡さんの声に惹かれます。ここでの夢邪鬼はとても素直です。優しい。愛情すら感じるトーンです。素晴らしい仕事ぶりですね。
 ある意味一部の人にしか知られていない業績かと思われますが、未見、未聴の方は、ぜひともこの機会に彼の天才ぶりを堪能していただきたいと思います。
 ご冥福をお祈り申し上げます。いや、いよいよ夢邪鬼自身の作る夢の世界に旅立たれたのかもしれませんね。また、あちらの世界の人材が豊かになりました。

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映画「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」の夢邪鬼を演じた人。悲しい。 追悼で↑の映画やらないかな。ゴールデンで放映された事は無い筈。 [続きを読む]

受信: 2006.10.23 21:01

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