フィアット パンダ (8)…ようやく退院
久々の熊猫ネタ。それもそのはず、9月7日からずっと入院していたんです。で、昨日やっと退院。1ヶ月半ですよ〜。それほどの重症だったということでしょう。
まあ、ウチとしては代車に乗ってればいいわけで、別に不便はしてませんでした(あまりの長期入院で、代車の車検が途中で切れたりしましたけど…笑)。
で、いったい何の病気だったかといいますと…よくわかりません。入院の時もカミさんにまかせちゃったし、昨日もカミさんがドックにお迎えに行ったので、詳しく説明してもらえなかったようです。ただ大変だったと。私がその場にいたら、ちゃんとインフォームド・コンセントするんですけどね。
症状としてはですねえ、ま、動かなくなったと。
まず8月に一回こういうことがあったようです。カミさんが職場に向かう途中、ウチは富士山にあるので、ほとんど坂なんですね。で、下り坂でシフトアップ、シフトダウンができなくなった。2のまんま。なんか変だなと路肩に止めたところ、やっぱり2のまま。1にもならない。で、とりあえずエンジンを切って、再始動しようとしたらウンともスンとも言わない。困ったと思って2,3分呆然としたのち、再びキーを回したら直ったと。そういうことがまずあったんですね。
で、その後は問題なく走っていたようです。そして、運命の9月7日。やはり出勤しようとカミさんが庭からバックで道に出たところ、今度は前進できない。Bのまま。何をやってもBのまま。道の真ん中で立ち往生です。山の中とは言え、さすがにそれはまずいでしょ。で、たまたまウチの前の道も微妙な坂だったのが幸いでした。ブレーキを踏まなければコロコロと転がすことができるわけです。パンダのデュアロジックはオートでもクリープはありませんから、アクセルを踏まずにブレーキを離せば、クラッチが完全に切れている状態です。それで路肩に止めた。そして、前回に倣ってエンジンを再始動しようとしたら、またまたウンともスンとも言わない。表示は止める前のBのままです。そして、とうとう永遠にエンジンはかからなくなってしまったのでした。
まあ、ウチの前で良かったっすよ。出先とかだったら、カミさんパニックだったでしょうね。国道のど真ん中で止まっちゃったりしたらね…。自分が乗ってたとしてもものすごくイヤです(汗)。
それで、アルファロメオに電話して、レッカー車に来てもらいました。まずウチに来るのに道に迷って2時間。到着してからも、ウンともスンとも言わないパンダと格闘すること1時間。結局、後輪にローラースケートを履かせて(とカミさんが言っておりました)レッカーでドックまで行ったということです。
メカニックの方は、ミッションを全部バラしたって言ってました。非常に面倒だったと。これって単に初期不良だったのでしょうか。ウチのパンダに固有の不良だったのか、それとも…。日本車だったら大問題。リコール騒ぎになるのかな?ウチなんかもイタ車の性質をよくわかってますから、全然動揺したり腹が立ったりしませんけどね。機械的な問題だったのか、コンピュータの問題だったのか。それもよくわかりません。今度私が行った時に聞いてきたいと思ってます。
まあ別にウチで壊したわけじゃないし、保障期間内でしたので、当然修理費はタダでした。お詫びということで、いろいろフィアット&アルファロメオグッズをいただきましたので、ちょっと嬉しかったりして。
近所のフランス人にこのことを言ったら、「I'm sorry,Italian」って言ってました。「イタ車でごめん」ってことでしょうかね(笑)。そのあと「Frenchは壊れないよ」みたいなこと言ったら、彼の奥さん(日本人)が「それはJapaneseでしょ!」ってツッコミ入れてました。たしかに日本車は優秀ですなあ。でも、やっぱり出来の悪い子どもは特別可愛いもんです。
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