YEN TOWN BAND 『MONTAGE』
ああ、もう10年か。このアルバムの発売は1996年9月です。岩井俊二、けっこう好きでいろいろ影響受けましたなあ。それらしいビデオ・クリップ撮ったりして。ちょうど結婚前で一番独身貴族してた頃だなあ。ちょいと懐かしいけど、あの頃にはあんまり戻りたくない…かな。
「スワロウテイル」も、なんというか質感のようなものは好きでした。ちょっと難解なものに憧れてましたし。なにしろ音楽がかっこうよかった。特に名曲「Swallowtail Butterfly~あいのうた」を初めて聴いた時のあの衝撃は忘れられませんね。今聴いても本当に素晴らしい。
というわけで、今日はその曲が入っているアルバムの紹介です。マニアな生徒が欲しいって言うんで中古で買ってあげつつ、自分もパソコンに…というわけです。いやあ、いいですなあ。どの曲も言うことありません。日本語、英語、中国語入り乱れて、一見一聴無国籍風でありますが、映画同様実はとっても日本的なのでありました。二ホンのロック。私の言うところの演歌ロックです。
このバンドは映画の中の実在の?バンドという設定でありますが、仕掛人はもちろんかの小林武史さん。当時はミスチルのプロデュースやマイラバでの活動がメインでしたね。まあ、そちらの仕事ぶりも結構興味深く拝聴しておりましたが、彼、独特な女性ボーカルをこういう演歌ロックで仕上げるというのが一番得意なようですね。というか、私はそういう彼の仕事が一番好きです。
そう、最近では、同じく岩井監督の映画「リリイ・シュシュのすべて」におけるSalyuを、同じようなコンセプト、同じようなクオリティーでプロデュースしましたね。こちらも見事なお仕事でした。
一方で、何度も言っていますが、レミオロメンなんか、ちょっと壊してしまっている。なんででしょうね。単に女を操るのが得意なのか…サザンやミスチルの時もそうでしたけど、男どもにとって彼は、いつか越えなきゃいけない父親みたいな存在のような気がします。それじゃあ単なる女好きのオヤジってことになっちゃうけどね(失礼)。
とにかく、このYEN TOWN BANDでの仕事ぶりは素晴らしい。Chara名義のアルバムはちょっと私にはきついんですけど、これはなぜか心地よい。YEN TOWN BANDとしてまた出してくれないかなあ。これ一枚だけじゃ、もったいない。
「あいのうた」いいなあ。アレンジも含めて言うことなし。このストリングスは奇跡です。ドラムもベースもギターも渋いんですけど、いったい誰が弾いてるんでしょうね。あっそうだ。この曲演奏したことがあるんだ、古楽器で。私が編曲しまして(ほとんど原曲通り)、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ヴィオローネ、トラヴェルソ、チェンバロという編成でした。それほど好きだったんですね、当時。
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