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2006.09.28

『日曜美術館30年』(NHK教育)

あの名作と名場面に会える〜NHK日曜美術館30年展から〜
36668 日曜日に録画しておいたものを観ました。
 昨日の記事に、霊界はすごい人材が揃ってるみたいなことを書きましたけれど、まあ考えてみれば当たり前とも言えますよね。しかし、こうして比較的最近のすごい人材を続けざまに見せられると、これはもうホントに降参であります。早くちゃんと人間界で修行して霊界に行きたくなっちゃいますよ。でも、こうしてビデオやらなんやらで接することができるから、まあいいか。人間界に未練もたっぷりあるし。
 メディア(ミーディアム)というのはやっぱり「霊媒」なんですよね。ビデオ以前に、彼らが残した作品こそ、霊界と人間界をつなぐメディアであるわけです。
 この番組はNHKさんの長寿優良番組の一つである「日曜美術館」「新日曜美術館」が30年を迎えたのを記念して放送されたものです。過去のすさまじい映像のダイジェストでした。とにかく紹介される作品よりなにより、その作家さんと解説者の存在感に圧倒されちゃいました。彼らの映像自身が一つの美術品になっているような感じ。濃いなあ。濃すぎ。80年代の映像が多かったんですけど、あの時代なにげにすごかったんだなあ。子どもだったから分からんかった。
 今日はもう、その霊界からのメッセージに完全にやられちゃいましたので、「彼ら」の名前を列挙しておしまいにします。こうして名前を挙げるだけでも、強力なメッセージを発すると思います。名前もまたメディアということでしょうか。左が作家。右が解説者。

荻原守衛 臼井吉見
黒田清輝 白洲正子
関根正二 今東光
八木一夫 司馬遼太郎
ルドン 武満徹
棟方志功 池田満寿夫
横山操 加山又造
岡本太郎
中川一政
田中一村
小泉清
ルオー 遠藤周作
ピカソ 五木寛之
鳥獣戯画 手塚治虫

 おっと、いまだ人間界で修行中の方もおられますな。失礼。まあそれは四捨五入するとして(?)、とにかくすごいなあ。霊界の充実度は年々増すばかりですからね。彼ら向こうでどういうコラボレーションしてるんでしょうね。非常に楽しみです。
 カミさんと話し合ったんですけど、まず彼ら外見がすごいっす。個性的すぎます。世の中どんどん都会化して、人間も平均化していくんですよね。虫とかもジャングルにいるヤツとかは、変な色や変な形してるじゃないですか。都会のヤツは無個性ですよね。「変」が許されないのが都会なんでしょうね。残念です。
 いつも言っているように、都市化とはコト化であります。モノノケの排除が都市の機能ですからね。80年代にはまだまだモノノケが潜伏していたと。そう言えば、ここのところ都市伝説聞かないなあ。
 この番組、進行は野村アナと檀ふみさん、ゲストは太田治子さんと大岡玲さんでした。あまりの霊界のすごさに圧倒されて最初気づきませんでしたが、考えてみると、檀ふみさんと太田治子さんの組み合わせもすごいですねえ。檀一雄と太宰治ですか。因縁浅からぬお二人のお子さんということです。これもまた霊界からのメッセージですね。ということは、やはり子どももメディアということですね。なるほど。

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