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2006.09.21

『天命の暗号』 出口光 (中経出版)

480612517201_scmzzzzzzz_v59075970_ モノでもコトでもヒトでも、運命的な出会いというのがあると思います。この本との出会いは本当にタイムリーでした。単純な偶然の積み重なりではありますが、私にとっては何か大きな意味があるような気がします。
 題名からは、なんとなく怪しいトンデモ系の予感がしますし、経営本や自己啓発本コーナーに積み上げられていると、ああまたイメージを持て!プラス思考で行け!的な本かな、と思ってしまいますが、実際の内容は、私にとってはものすごく画期的で、人生の本質に迫る素晴らしいものでした。よく売れているようで、先々週、先週あたりは、Amazonでトップセラーになってましたね。

 揺れる心の奥に不動の魂がある。魂に天命が隠されている。嘆きの奥にその人固有の源泉がある。過去・現在・未來を統合するために「離見の見」を持つ。天命を仕事や人間関係に生かすにはどうすればよいか。人を受け入れるとはどういうことか。マイナス思考も大切。氣脈という関係をつくる。楽天とは…。

 筆者は哲学博士であり、かつ上場企業の代表取締役を長年務めた人物。そして、なんといっても、あの出口王仁三郎の曾孫です。御本人も書いておられますが、宗教的、スピリチュアル的な家系に生まれたことに反発して、心理学や哲学を修め、さらに実業界でバリバリに活動したのち、結局ひいおじいさん的世界に戻ってこられたようですね。だからこそ説得力があります。実際、光さんが出会った多くの人たちの実例が書かれてあります。
 さて、ここからは、最初に書いたごく私的な「偶然」を列挙しますね。みなさんにはどうでもいいことかもしれまんせんが。
 最近、突然なんですが、自分の使命ってなんだろうって思うことがあったんです。それで、何人かの人には、たぶんこういうことかもしれないって話したりしていました。でも、それは単なる思いつきで、ちっとも確信ではなかったんです。根拠もない。ただそんな予感がしただけ。それをこの本が確かなものにしてくれました。まさに天命に出会ったような気がします。
 ここのところ出口王仁三郎の生き方から学ぶことが多かった。9.11にも吉岡発言を引用しました。また、ここでははっきり書けませんが、オニさんにまつわるある物との運命的な出会いもあったりしたものですから、出口光さんの著書との出会いもまた特別な意味があるような気がしたのでした。あっ、もちろん、同じく曾孫にあたるカリスマ予備校講師の出口汪さんには、日常的に著書を通じてお世話になっております、はい。
 あと、この前、ちょうど早稲田の古文の過去問を解いたんですが、それが花伝書の「離見の見」の部分でして、なんとなく初めてその真意が分かったような気がしたんですね。ああなるほど、離見の見か…という感じで。そんな矢先でしたので、光さんのおっしゃることがよく分かった。世阿弥の離見の見が、自分の生活の中の離見の見になった。不思議なタイミングでした。
 それから、この前おススメした池田清彦センセイの「正しく生きるとはどういうことか」ですね。あれにはどうも違和感があった。正しいんだろうけれども、どうも自分にはなじまないなあ、と思っていた。それに対して、「天命の暗号」はある意味全く逆のアプローチで、「正しく生きる」ことに迫っています。私にはこちらの方がしっくりきました。あちらは22章、こちらは22の質問で構成されており、偶然とは言え不思議なコントラストですしね。両方読むというのはありかもしれません。
 こんなような偶然も重なって、この本との出会いは本当に運命的な気がしました。実際、たくさんのことを学びましたし、後半生を生きる指針のようなものを与えてもらった気がします。みなさんにもぜひ読んでいただきたい。
 光さんが、最後の最後にひいおじいさんを登場させています。そこで引用されている歌、私も大好きな歌です。 

 神に生きまた恋に生き花に生き 希望に生きて百年生きむ

Amazon 天命の暗号

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コメント

前略 薀恥庵御亭主 様
愚僧の手元には・・・哲学博士「出口光」様の
第四刷発行の「天命の暗号」があります。
見返し(遊び)部分に「ペン」で
「気脈 出口光」と御署名なさっておられます。
やはり核心は「天命」・・・ですね。
難病(悪性黒色腫)から奇跡的に助かられたのも
「天命」(使命)なのでしょうね。
薀恥庵先生の「御部屋」に御邪魔いたしまして・・
こうした「コメント」を綴る繋がりも・・・
ひとつの「気脈」なのでしょうね。
様々な「仕事」・「困難」・「苦労」・「病気」
など すべてを「天命」として受け止め・・・
それを自ら「楽しむ心」を持つことが大事ですね。
「嘆き」ながらも・・・半歩前進。
「笑い」ながらも・・・半歩前進。
泣き笑いの中にも・・・一歩前進。
           合唱おじさん 拝   


投稿: 合唱おじさん | 2007.12.27 23:46

気脈…まったく不思議なご縁を感じずにはいられません。
本当に縁とは面白いものですね。
出口先生のおっしゃる、嘆きの中にある天命という言葉に、
どれだけ勇気づけれましたことか。
最近は嘆きにこそ価値を見出せるようになりました。
何か大きな気脈に乗らせていただいている心地です。
ありがたや、ありがたや。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2007.12.28 11:45

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