追悼 丹波哲郎さん&市川昭介さん
私にとっての神様と仏様が、あいついで大霊界に旅立たれました。人間界で修行中の私としましては、なんとなく心の支えを失ったような気がするのでありました。
丹波哲郎之命様は、いろいろな意味で尊敬すべき方でした。もちろん国際的な俳優としての偉業の数々については言うまでもありません。「豚と軍艦」最高です。
そして、霊界の宣伝マンとしての丹波さん。彼の霊界観は出口王仁三郎の影響を強く受けています。実際、自らが主演監督して出口王仁三郎の一代記を撮ろうと考えていたようです。数年前には、オニさんの耀わん(楽焼)を手に入れられて喜んでおられる姿がテレビで放映されていました。たしかに彼の器の大きさや、楽天的で破天荒な一面などは、オニさんに似ているような気がしますね。尊敬しておられたんでしょう。もう今ごろ霊界で弟子入りをすませているに違いありません。ちょっとうらやましい。
ちなみに私が一番好きな丹波作品は、主演作品ではなく監督作品です。1980年に制作された「砂の小舟」です。まさに霊界物語的な不思議な作品でした。その後の霊界ものよりもずっとシュールでマニア好みの作品でしたね。真言立川流も登場し、それはそれは妖艶な世界でした。ひさびさに観たいな。
市川昭介菩薩様については、昨年こんなふうに書いております。もともと菩薩様のようなお方だったわけですが、数年前に胃ガンを患われてからは、お痩せになるとともに、さらに笑みが柔和になり、お言葉の一つ一つにも本当に慈愛に満ちておられました。まさか一年後に彼岸に旅立たれるとは思いもよりませんでしたので、あの記事ではちょっと失礼な言葉づかいをしてしまいました。ごめんなさい。
彼の書いた、日本語を大切にしたていねいなメロディーは、本当に心打つものがあります。都はるみさんだけでなく、多くの歌い手さんたちを、優しい慈愛の光で励まし、そして彼らを通じて、私たち日本人の心を癒し続けた菩薩様。本当にありがとうございました。安らかにお眠りください。
テレビで誰かも言っていましたが、今や霊界の人材はすごいですね。人間界にはカスしか残ってないような気がします。自分も含めて修行の足りないやつらばっかり。丹波さんや市川さんのレベルまで修行するとなると、私は500歳くらいまでこの世にいなくてはなりませんな。嬉しいような悲しいような。
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