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2006.09.20

BUMP OF CHICKEN 『人形劇ギルド』 

B000hbk0io01_pe10_ou09_scmzzzzzzz_v41119 これもまた生徒のおススメ。何?人形劇?はあ?バンプがなんで人形劇なの?って感じで、実はちょっといやいや観始めたんですが、その24分後にはしっかり泣いている自分がいたのでした(笑)。
 どうも最近涙もろいのだ。安易な感動が嫌いなはずの私としてはやや不本意な毎日を送っております。うん、つまり感動が「安易じゃない」っていうことかな。
 いやいや、本当に、どうしてどうして、な〜かなかいい作品ではないですか。ほとんど古典的とも言える名作です。子どもに見せたいと思いましたからね。
 えっと、少し解説しますと、この作品はBUMP OF CHICKENのリーダー藤原基央くんの原作・脚本による人形劇。先に発表された名曲「ギルド」の世界観を人形劇に仕立てたものです。
 む〜、藤原くん、ちょっと天才ですね。LAMPを聴かされて、初めて彼の詩的世界に足を踏み入れましたが、そこでその叙情性に正直びっくりうるうるしてしまいました。このギルドも実に美しい抒情詩的世界を作り上げています。なんだろ、この懐かしさに似たものは。
 いつも言ってるように、いわゆる文学は死んだのでしょうが、日本の文学を支えた魂…それはつまり「もののあはれ」でしょう…はこうして若者に引き継がれ、ある意味原初的な「歌」世界にしっかり息づいている。この美しき事態をもっと素直に歓び、そして評価すべきだと思います。私は教科書に載っている化石のような日本語よりも、こうした生きた言葉を教えたいですね。ま、化石には化石の良さがあるっていうのも理解できますが。
 この「人形劇ギルド」、ストーリーも作りも実に古典的です。ある意味あまりにベタとも言えます。無声劇ですし。しかし、そこに魂のこもった彼らの音楽(インスト曲も含めて)が重なることで、たしかに心に何かが響いてきます。それは、まるで「歌物語」とでも言うような、クラシックでありながら、しかし実にライヴな、見事な作品に仕上がっています。いとあはれなり。
 こうした若者たちの多面的な活動こそ、これからの日本文化に、そしてこれまでの日本文化に命を与えるものになり得ましょう。私はいつも思うんです。今どきの若者は偉いって。すごいって。なんとなく自分の世代はいまいちだったなって思うんです。今どきの若者たちの中には、こういう創造者がたくさんいて、そして、今どき若者たちはそれに共感している。音楽に限らず、いろいろな分野で天才たちが自由に翼をひろげています。全然心配することないですよ。私は嫉妬こそすれ、非生産的な批判や侮蔑はしたくありませんねえ。
 これからも日本文化を頼んだぜ!若者たちよ!
↓YouTube
人形劇ギルド 1
人形劇ギルド 2

Amazon 人形劇ギルド

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コメント

どもです☆
これ、実は買うか悩んでました。
BUMPファンなのに…出遅れました…
買うっきゃなさそうですね!?
しかも10%OFFなんて、お買い得(笑)

投稿: ユキ | 2006.09.23 12:44

ユキねえさんどうもです。
これは買いですよ。まじいいっす。
あと、記事には書きませんでしたが、
ファンの方には、本編もさることながら、
特典映像がたまらんみたいです。
たしかに笑えました。
というわけで、ぜひ!

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2006.09.23 12:58

BUMP OF CHICKENにリーダーはいないよ

投稿: やあ | 2008.11.09 08:49

なるほど、そうでしたか。失礼。
やあさんのコメントをもって訂正といたします。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2008.11.09 09:42

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