フィアット パンダ (7)
義祖父の神葬祭もつつがなく終わり、常世の国から現し世を通って富士山に帰って参りました。富士山周辺はたしかに「生黄泉(なまよみ)」かもしれませんね。常世と現し世の境界線上のような気がします。
さて、今回の移動にはフィアット・パンダを使いました。これだけ長距離を走るのは去年の6月以来でしょう。いつもの秋田行はCRUZEを使うのですが、実はクルーズくん、いまだにスタッドレスを履いてまして(いろいろ事情があるんです)、気温が高くなった最近では、なんだかフニャフニャ走りにくい。それにいつもは夜中に走行したり、通勤割引を利用したり、ETCの恩恵にあずかるんですけれど、今回はのっぴきならない用事でしたので、そんなことを考えてもいられませんでした。よって、パンダに出動願ったというわけです。
久々に私、パンダを長時間運転しましたが、やっぱりいいですね。タイヤのおかげもあると思いますが、高速での安定性の高さは特筆ものですよ。パワーも申し分ありません。少なくともクルーズよりはよく走る。低回転トルクの太さはちょっと驚きです。
静粛性や燃費もクルーズよりも優れています。この写真は帰り道、国道7号線の例の土砂崩れの所で渋滞した折りに撮影したものですが、上の方のAcという表示、これはアベレージ・コンサンプション、つまり平均燃費です。リッター20キロを超えてますよね。4人乗車で(とは言え、ウチはみんな痩せですので、実質大人二人分です)大雨の中の高速走行、それもエアコンかけっぱなしとしては、かなり優秀ではないでしょうか。
今回はマニュアルモードで運転する機会を増やしました。瞬間燃費を見ていると、高速で100キロ走行するよりも、東北の信号のない国道を70キロくらいで定速走行する方が燃費がいいようです。特にマニュアルで早め早めにシフトチェンジをしてやると、燃費も向上、乗り心地もスムーズになりますね。デュアロジックのオートモードって、ちょっとこちらの予想に反する挙動をするんで。
熊猫ちゃん、突然の出動要請にもかかわらず、よく走ってくれました。おかげで往復1500キロ近くに及ぶ長旅を、つつがなく終えることができました。多謝多謝。
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