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2006.07.20

レオ『チェロ協奏曲』 鈴木秀美/赤津眞言

Leonardo Leo『Cello Concertos』 Hidemi Suzuki Makoto Akatsu "Van Wassenaer"
Bi1057 先日おススメしたターフェルムジーク管弦楽団のCDにも収録されていたレオのチェロ協奏曲。さっそくNMLで全曲聴いてみました。いい曲ぞろいですね。メロディーセンス、かなり高い。
 まずは、同楽団とビルスマの演奏を聴きました。比較的淡々としたオケといつもながらのビルスマ節で、いかにもコンチェルトという感じでした。カラオケをバックに歌い上げるおじいさんって感じかな(失礼)。なんとなくビルスマの音程が微妙な感じもありましたけど、そんなこと気にしないのが彼のすごいところ、演歌歌手たる所以です(?)。
 続いて聴きましたのが、鈴木秀美さんのチェロと赤津眞言さん指揮のオーケストラ・ファン・ヴァセナールによる演奏です。結論から申しますと、こちらの方が圧倒的に良かった。生命感あふれる私好みの演奏です。
 赤津さんには本当にお世話になりました。私がバロック・ヴァイオリンを初めて人前で弾いた時、隣で支えてくれたのが赤津さんでした。その後もいろいろなコンサートでご一緒したり、私のオケに飛び入りで参加していただいたり。お世話になったと同時に、私に非常に大きな影響を与えてくれた演奏家です。先日もラ・プティット・バンドのメンバーとして来日中、私のこのブログを見て下さった上に、メールまでくれました。ありがとうございました。
 そんなわけで、今となっては本当に雲の上の存在になってしまいました赤津さんでありますが、もともと彼の演奏は非常にエネルギッシュでした。エネルギッシュというのは、ただ元気とか、そういうことではなく、いろいろなエネルギーのあり方が存するということです。たとえば外に向かうだけでなく、内に向かうエネルギーというのももちろんあるわけですね。そうしたある種バロック的コントラストの表現が巧みなんです。それは解釈という次元での話ではなく、やはり彼自身の持って生まれた才能だと思いますね。そういう意味でも、いつでも私の憧れのヴァイオリニストでした。
 このアルバムの演奏にも、そんな赤津さんの良いところがはっきり表れていますね。ビルスマたちの演奏とは違って、ソロと合奏部が実にうまい具合に溶け合ったり、ケンカしたりしている。全然カラオケ的じゃありません。これこそレオの意図したところでしょうし、アンサンブルの醍醐味だと思いますよ。録音ですが、見事なライヴ感です。秀美さんもその辺よくわかっていらっしゃる。そういう弾きっぷりです。
 ところで、レオナルド・レオっていう名前、本名でしょうか(笑)。山本山って感じですね。動物違いですが、寅山トラさんって感じですか。LEOじゃなくてELOというバンドにBev Bevanっていうドラマーがいましたけど、あれも本名なのかな?

Amazon Leonardo Leo『Cello Concertos』

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