マイメロと仏陀(嫉妬からの解脱?)
今日のマイメロもめっちゃ面白かった。フームたんほどではないにしても、業界(マンガ)ネタ&遊び心満載でした。
家族で録画を観ながら私は思ったんですよね。どうもこいつは深いぞと。
私も今年度から、つまりは2ndステージ(くるくるシャッフル)から観ているわけでして、背景などをそれほど詳しく知っているわけではありませんが、なんとなく人間の奥深くに眠る欲望というか、煩悩というか、そういうものを表現してるように思われてきます。まあ、たいがいの作品というものは、ジャンルを問わずそんなもんでしょうけどね。ただ、マイメロの良さは、子どもだましの偽善に陥っていないというところでしょう。子ども番組という縛りや、キャラものという縛りから、どういうわけか解放されているんですね。やっぱりTXNだからでしょうか。
さて、そんな大人なマイメロでありますが、先ほど述べた煩悩の中でも、特にこの作品のキーワードになっているのは、「嫉妬」であると思います。とにかくいろいろな形の嫉妬・ジェラシー・やきもちが渦巻いているんですね。作品全体に。それは、人間界もマリーランドも同様。マリーランドというのは、人間界とは別にあるぬいぐるみ?の世界。しかし、まさに互いはうつし世の関係になってます。いちおう人間の善の夢によってできているらしいのですが、人間界で悪い夢がはびこりだすと、ぬいぐるみ界でもいろいろと異変が起きるようです。夢と現かあ。どっちが主体なんでしょうね。霊界物語みたいだな。
で、その「嫉妬」。ほんとにみんながみんな嫉妬心を抱えて生きている。そんな中で、唯一嫉妬心を持たないのがマイメロなのです。そういう意味で、そしてまた、どんな状況でも不満を抱かず冷静でいるという意味でも、マイメロははっきり言って仏陀です。無我ですし、純粋ですし、解脱してますよ(ちょいと他力本願ぎみですが)。
ところが、そんなマイメロに、実はみんな振り回されてるんですね。特にクロミちゃん。クロミってミロクの反対ってことでしょうか(違うか)、たしかに全然達観してない、とっても人間的なわけです。で、私たち生身の人間の視聴者も、実はマイメロにイライラしたりする。クロミちゃんの方が人気があるというのもうなずけるわけですね。
そう考えると、やはりあまりに善なるもの、純粋なるものは、全ての人々には受け容れられにくいということが、よくわかってきます。ある時期までは憧れの対象であったりするわけですけど、突然バッシングを受けたりする。釈迦やイエスの生涯を見ても理解できるところですよね。
それって、やはり宗教の難しさであると思います。その点、先ほど出た霊界物語を残した出口王仁三郎は面白い存在であると思います。清濁併せ呑むホンモノの巨人であったのかもしれません。
ところで、そうしたバッシングって、結局これまた「嫉妬」が産んだものですよね。ユダもヨハネもパウロも阿難も龍樹も、そして日蓮なんか、もう頭が良すぎたからこそジェラシーに身悶えした。それほど「嫉妬心」というのは人間の核心から消し去れないものなのです。
嫉妬心かあ。漱石か誰かが言ってましたけど、「嫉妬」は「愛情」の裏返しだと。それは男女に関わるやきもちの話ではないんですね。自己愛っていうやつの強さをも示しているというわけですか。
マイメロ見ながらこんなこと考えてる人もいないと思いますが、どうも私はこういうタチだもので。深いな、マイメロ。
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