アポカリプティカ
Apocalyptica
上半身裸でヴァイオリンを激奏する人?の話題を以前書きました(笑)。今日のBSジャパンのライブパレス5.1には上半身裸でチェロを弾く人たちが出ていました。正直メチャクチャかっこよかったっす。
アポカリプティカ…彼らのCDは数枚持っておりますが、映像を観るのは初めてでした。日本ではあまり知られていない存在かもしれませんね。フィンランドのヘヴィメタバンドです。メタルと言っても、なんと基本的に楽器はチェロだけです。ウッディーですね。
デビューしてもう10年になりますかね。チェロ4本でメタリカのカバーをしている!というので、当時の私は早速買ってみたのでした。もともとビートルズやELOから音楽の世界に入った私です。そしてヴァイオリンやチェロを弾くようになった私でありますから、当然興味を持つわけですよね。で、聴いてみたら、なるほどなかなかヘヴィーでありました。基本的にドラムも入っていないので、リズムからメロディー、あとヘビメタ特有の刻みまで、全てチェロでやってるんですね。しかし、ディストーションをはじめとするエフェクターがかなり強烈にかかっていますので、一瞬チェロだと気づかないくらい。本来擦弦楽器は、ギターのような撥弦楽器に比べてアタックが甘くなるので、ロックには不向きなんですけど、彼らはものすごくとんがってます。今回映像で観てよくわかったのですが、彼らのボウイングはすごいわ。メチャうまい。
今日はあっけにとられて録画するのを忘れてしまいました。ですから上の映像は適当に拾ってきたものです。今日はドラムの人も含めて全員裸でした(笑)。そして頭振りまくり回しまくり。ELOのヒュー・マクドウェルもかなり激しい弾き方してましたけど、もっとすごかったなあ。よくあれで弾けるよな。やってみると分かります。彼らがいかにとんでもないか。
CDで聴くと、基本的にヴォーカルが入っていないために、ちょっと単調な印象を持ってしまうのですが、ライヴだと思わず釘付けになっちゃいますね。やっぱり視覚的な情報も重要だ。
こちらでも言及しましたけれど、ヘヴィーメタルとクラシックって意外に親和性が高い。ほとんどオン・ザ・ビートですので。
で、ついでで申し訳ない感じなんですが、アポカリプティカのあとに、全然オン・ザ・ビートじゃないミュージシャンが出ていました。先日お亡くなりになったビリー・プレストン翁であります。ビリー・プレストン、訃報では「5人目のビートルズ」なんて書かれてましたけど、それ以上の業績のあった方ですよね。歴史に残るキーボーディストであり、ヴォーカリストでもありました。
今日放映されていたのは、ちょうど1年前のライヴだったんですが、ものすごく元気でいらっしゃった。なんか亡くなったのが信じられないくらいバリバリでした。実に味わい深いブルースやロックンロールを聴かせてくれました。さっきは「5人目の…なんて」って書いちゃいましたが、やっぱり彼の歌う「ゲット・バック」は心にしみました。ああ、やっぱりいい曲だなあ、ブルージーだなあって再確認。ご冥福をお祈りします。
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