『明日から使える仕事術スペシャル』(NHKプロフェッショナル仕事の流儀)
なかなか面白かった。概要はこちらをごらんください。なるほど、カリスマ仕事人たちの仕事ぶりには、いろいろ学ぶべき点があります。自分と同世代の人たちが充実した顔つきで仕事しているのを見るだけで、充分刺激的であります。
ただ、どうなんでしょうね。こちらは学校の先生というへんちくりんな仕事ですからね。ああいう流儀がそのまま流用できるかどうか。たとえば魚屋さんとか農家の方とかにも適用できるか。どちらかというと、都会のクリエーターの流儀っていう感じでしたね。
私としては佐藤さんのプレゼン術が面白かったかな。仕事の流儀というか、「しごと」の流儀としてです。そう、いつもの「物語(モノ・コト)論」で申し訳ないんですけど、ああなるほどこうして「モノ」を「コト」化するわけですな、と。
茂木健一郎さんも「物語」という言葉を使っていました。そう、私に言わせると、プレゼンテーションとはまさに「モノガタリ」、つまり未知・外部である「モノ」を「カタル」ことによって既知・内部化して「コト」にする行為なのです。「コトにする」わけですから、それこそが「為事(シゴト)」であるわけです。
「情報は変化しない」と、どこかで養老孟司先生もおっしゃってました。その情報こそが「コト」なわけでして、それ以前の「モノ」は変化して常在ではない。仕事とは「モノ」を「コト」にすること、そして、その結果である情報を消費者は金を払って買うのですね、現代社会では。私たちはお金で「物」を買っているような感覚がありますが、実はそれは人間の脳内を通過して加工された「事」であると、私は考えています。
もちろん茂木先生は、「物語」という言葉をそういう意味で使ったのではありません。普通の「ストーリー」という意味で使っていました。ただ、ストーリーにしても、基本的には時系列上の因果関係をはっきりさせる(佐藤さんが「接続詞を上手に使う」というのもそれ)ということですからね。因果関係がはっきりするということは、納得する、安心する、つまり内部化するということです。
こんなどうでもいいコトを自分の中ではっきりさせながら観ていました。物語=コト化は連鎖するということでしょうな。人間はこうして「コト絶える」まで「コト切れる」まで、一生懸命シゴトするんだなあ。ふう〜。
PS 北朝鮮の「騙り」には驚きましたな。めぐみさんのこと、ちょっと他人事ではないので…。
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