MACH PELICAN 『RADIO ACTION』
マッハ・ペリカンご存知ですか?オーストラリアのメルボルンを拠点に活動している、日本人3人組のパンク・バンドです。そこでベースを弾いてるのが教え子でして、今日、日本韓国ツアーのついでにウチに遊びに来てくれました。
マッペリは、まだ日本ではそれほど知名度は高くありませんが、豪州ではけっこう有名でして、RancidやGuitar Wolfと一緒にツアーをしたりしてます。前回彼に会ったのは5年くらい前になりますが、その時は今は解散してしまったGoing Steadyとツアーを回っていました。最近ではヨーロッパツアーにも行ったりしてるとのことで、いよいよ本格的に世界進出か!大いに期待できますね。
で、彼と飲みながらいろいろと音楽談義に花を咲かせました。私なんかどちらかというと複雑なロックを聴いてきた方でして、この歳になってようやくシンプルな3コードの深さみたいなものを理解するようになったんですね。とにかく若い時は、ロックではプログレに走ったり、バロックではバッハに心酔したり、ジャズでもパット・メセニーやらキース・ジャレットにしびれたりしてたわけですよ。どちらかというと、パンクなんかはバカにしてた。ヴィヴァルディをバカにしたりとかね。演歌なんかもそう。つまり、みんな同じじゃん!みたいな感じで。それこそ自分の方がバカだったわけです。
マッペリを聴くとよくわかります。シンプルな和音進行とシンプルな構成・演奏の中に、キラッと光るメロディーセンス。似ているけれど、微妙な色合いの違い。そして、短い時間の中にかける一発勝負の緊張感。ストレートであればあるほどごまかしがきかないわけですから。
彼らの音楽性の基底にあるのは、やはりラモーンズですね。ストレートにごきげんで、突き抜けた明るさ。キャッチーなメロディーとポップな歌詞でしょうか。ラモーンズ後のロンドン・パンクのイメージとはだいぶ違います。マッペリはロックンロールやオーストラリアならではのサーフ・ロックの要素も取り入れていますから、かなり聴きやすいと思いますよ。繊細なメロディーには、私はなんとなく日本を感じますし。
以前、グリーン・デイの『アメリカン・イディオット』を紹介した時に、いろいろとパンクについての蘊蓄を書いてますねえ。ラモーンズもちゃんと聴いてないのに。ただ、今日も話したんですけど、やっぱりコマーシャルな部分とバンドのアイデンティティーの関係ですね。これは難しいと。でも、彼らはとにかくライヴを楽しんでもらいたい、というのが最初にあるそうで、なるほど難しいことを考える以前に、自分たちのメッセージをたくさんの人に伝えるためには、やはり売れるのが一番なわけです。もちろん生活していかなくちゃなりませんしね。でも、そのへんのプロ根性というか、エンターテイナーとしての覚悟のようなものには、さすがだなあと感心させられましたよ。かっこいいよなあ。
で、私、調子に乗って、わが歌謡曲バンドを前座に使ってくれなんて、ずうずうしいお願いまでしちゃいました(笑)。いきなり歌謡曲バンド、オーストラリア進出か?!でも、豪州ってジャンルとか国とかに全然こだわらない芸術的風土があるそうなんで、案外受けるかもな。まあ半分冗談ですけど(半分本気なのか?)。
というわけで、マッペリの3rdアルバムが先月出ました。スペシャルなゲストも参加しており、かなり聴きごたえのある内容になっているとのこと。実はまだ聴いていないんですが、ここにおススメしておきます。みなさんどうぞ応援してやってください!公式ホームページで試聴もできますよ。
追伸 先日ご本人がCDを持ってきてくれました!Thanks!めっちゃカッコよかったっす。ライヴで聴きたいねえ。
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