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2006.05.05

こどもの日に想う…父親の存在感

442031014601_ou09_pe0_scmzzzzzzz_ いやいや、そんなに難しいこと想ったわけじゃありませんよ。単純なこと。
 今日はこどもの日。なのに、うちでは「おとなの日」でした。初めての、子どもたちのいない1日だったんです。娘二人は静岡のおじいちゃんおばあちゃん宅にお泊まり。動物園に行ったりして、存分にこどもの日を満喫したようです。で、親の方は久々に二人きりですごしました。なんか変な感じ。
 昼間は近所で開かれているアートの展覧会へ。ジャズの生演奏なんかも聴かせていただき、まったりと大人の時間を過ごしました。う〜ん、マンダム…?
 夜もなんとなくお酒なんか飲みながら、テレビを見てました。ああ、そうだ。今日は亀田兄弟の試合があったんだっけ。基本的にプロレス好きな二人は、なんとなく殺伐としたリアルファイトは好きではなかったんですが、最近、非常に魅力的な若者が登場してきまして、そのおかげでボクシングや総合格闘技なんかもよく見るようになったんです。
 この前のHERO'Sも面白かった。やっぱりKIDの秒殺は、あれはあれで立派なエンタメでしたね。中途半端でなくあれで終わらせたのは正解でした。プロレスでしたら、相手のプライドも逆に傷つけない一つのブックであります。宮田もいい選手なんで、今後のストーリーに期待できますね。
 今日の亀田兄弟も、噛ませ犬(失礼)相手の試合とは言え、なかなか魅せる勝ち方をしてました。入場などの演出も含めて、プロレス的要素を取り入れており楽しかった。しゃべりも上手だし、今どきの若者は偉いなあ。自分のやるべきことを知っている。
 さてさて、この一連の若きファイターたちが勝ちどきを挙げている時、必ず後方で歓喜している大人がいますよね。そう、お父さん方です。KIDのお父さん山本郁榮さんについてはこちらに書きました。同じレスリング畑ではアニマル浜口さんについても以前書きました。そして今日は亀田史郎さん。
 いずれも特殊な分野であるとはいえ、やはり父親の存在感の大きさが共通しています。もちろん、遺伝子的にその分野に優れているということもありますが、それ以上に「教育」ですね。子育てではありません。父親による教育です。一言で言ってしまえば「厳しい」ということになるんでしょうけれど、どうも自分も含めて最近の父親にはそういう「教育」の努力が欠けているんではないか。そんなことを想っちゃったんですね。
 ホントに自分も含めてなんですが、どうも甘い。子どもに気を遣っている。考えてみれば、他人に理不尽に厳しくされるのは勘弁ですが、絶対的な信頼のある親に厳しくされるなら、なんとか受け入れられそうです。もちろんそれだけではダメだというのは分かりますが、その努力を根本から怠っている親が多いような気がしてなりません。くどくて申し訳ありませんが、自分がその最たるものなんですよ。親としてだけでなく、先生としても…。
 さきほど挙げた、なんとなく今となっては古風とも感じられる親父たち。それぞれ苦悩もたくさんあったことでしょう。しかし、それを自分でちゃんと引き受けてきた。自分が楽することなんか、たぶん考えていませんよ。絶対的な愛情に基づいた教育に徹したんだと思います。あとは、それぞれの家庭における母親の役割でしょうね。言わずもがなでしょうが、鬼のような父親の影に慈母ありです。そういう役割分担も、ずいぶんと廃れてしまいました。男女共同参画社会ですって?その言葉自体は間違っていませんけれど、その名の下に行われていることは、あまりに勘違い甚だしい…といつも感じてます。
 というわけで、明日子どもが帰ってきたら、自分はどう接するんでしょうね。演ずるんじゃなくて、さっき言った絶対的な愛情に基づけばいいだけ。教師としてもそうなんですよね。しかし、それが難しい。やはり自分のことをトップに持ってきていちゃダメなんですよね。なんとなく反省モードの「こどもの日」でした、ハイ。

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