『Bachology(バッハ・イノヴェイション)』
これはなかなかの名盤です。でももう手に入らないのかなあ。実際持ってる人、何人くらいいるんだろう。私が持ってるのは国内盤です。私もいつどこで買ったのか、全然覚えていないんですが、結構好きでよく聴いていました。簡単に言えば、若手ミュージシャンによるジャズ・バッハというところでしょうか。バッハは相変わらずどうなってもバッハなんですけれど、当時のジャズの雰囲気がよく伝わってきて興味深い。まあクラブ・ジャズとかアシッド・ジャズとかの流れでしょうかね。よくわかりませんが。とにかくオシャレです。曲目と演奏家は次のとおり。
1 Blow (based on the Solo cello Suite #1)Adrian Zolotuhin
2 Sidelines (based on 'Sheep May Safely Graze') McSween (Mick Bass & Tracey McSween)
3 B-Bopper (based on Suite #2 In B-Minor - 'Badinerie VII')Ellegua
4 Bachone (based on Air on a G String) Mrs Wood & Mr McGee
5 Brazilian Reverie (based on Bachianas Brasilieras #5 by Villa-Lobos)Rowland Sutherland
6 Suburban Picture (based on 'Sleepers Awake' Wachet Auf)The Sound Barrier
7 Sebastian (based on 'Jesu Joy of Man's Desiring')Trio South
8 Cubano Dip (based on Prelude #2 'Well Tempered Clavier') Mark Donlon
9 Toccata Salata (based on Toccata & Fugue In D Minor) Glamorre & Kaczor
10 Poeme (based on Aria from the B Minor Mass) Ed Jones
11 Sexto Sentido (based on Prelude #6) Sentido
12 Cartwheel (based on Flute Sonata in C) Maxston G. Beesley Jnr
13 Thirteen Things To Do (based on Prelude #1, Ave Maria) Virna Lindt
なんかよく知らん人たちばかりだなあ。イギリスで制作されたものですから、基本的にヨーロッパのミュージシャンなんでしょう…なんて思って眺めていたら、ありゃりゃ〜、知ってる名前があったじゃないですか。今気づいた!
トットちゃんです(失礼)。トット・テイラーさんですよ。なんだ、プロデュースは、あのトットちゃんじゃないですか。なんで今まで知らなかったんだ。
トットちゃんと言えば、イギリスポップス界のくせ者ですよね。80年代ニューウェイヴの旗手的存在でしょうか。実にポップでオシャレなんですけど、かなりひねりがきいている。そんな不思議ちゃん加減が魅力でした。日本人にもコアなファンが多いですよね。ピチカート・ファイブの小西さんなんかも、神として崇めてました。よくわかりますよね。
日本では、その他にもテレビや映画の音楽を担当したり、なぜか吉川晃司さんのアルバムをプロデュースしたりしてました。本国ではマリ・ウィルソンやヴァーナ・リントらを育てましたね。最近音沙汰ないんですが、どうしてるんでしょう。
こうして、トットの顔をイメージしながら聴き直してみますと、なるほどと思えますね。このオシャレさにはバッハも苦笑しているでしょう。おいおい、オレってそんなにオシャレ?ん?オレって吉川晃司レベルってこと?
ところで、ちょっと面白いと思ったのは、これはダンス・ミュージックだということです。バッハの楽曲はほとんど全てが当時のダンス・ミュージックであったわけでして、それがこういう形になって、そしてクラブで踊られるわけですよね。不思議なことです。ぷっ…今、変なこと想像しちゃった。バッハがあの格好で変な踊り踊ってるんですよ。クラブで。しかめっ面でね。で、周りの若者たちは大盛り上がり…。
Amazon バッハ・イノヴェイション
| 固定リンク
「音楽」カテゴリの記事
- AIで創る「新しいバロック音楽」(2025.05.14)
- 古文訳J-POP(有隣堂しか知らない世界)(2025.05.12)
- 『砂の小舟』 丹波哲郎 監督作品(2025.05.08)
- 『Baby, I Love You』by Suno AI v4.5(2025.05.07)
- 『Tokyo Jazz』by Suno AI v4.5(2025.05.04)
この記事へのコメントは終了しました。

コメント